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「B.5.b」問題とは何か−国の責任を認めない | 最高裁判決について…12/17【セミナー】紹介 | ※「米国の原発は全電源喪失があっても炉心冷却と使用済み燃料 | プールの冷却を維持する方策を備えておくことが義務…」 └──── 上岡直見(環境経済研究所代表)
2022年6月17日に最高裁は、福島第一原発事故による住民の損害への 賠償と現状回復等をめぐって上告された4件の訴訟について、予見不能 として国の責任を認めない判断を下した。 これに関連して「B.5.b」問題が指摘されている。 「B.5.b」とは、米国の原発ではどのような原因であろうと全電源 喪失があっても炉心冷却と使用済み燃料プールの冷却を維持する方策を 備えておくことが義務づけられている。
これは9.11事件を受けて定められたもので2009年に制度化された。 日本の原子力安全保安院(当時)は情報を把握しており、米国からの 助言もあったにもかかわらず、原子力事業者に要求せずに放置したまま 3.11を迎えた。 もしこれが実施されていれば、津波で全電源喪失があっても事故の影 響はかなり緩和されたと指摘されており、国の不作為を問う論拠となる。
このことについて原子力市民委員会で解説があります。
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.. 2024年12月14日 08:33 No.3154001
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