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○ さて、簡易計算では500ベクレル/キログラムは、毎日1キロずつ摂取すれば年間積算被曝量5ミリシーベルトに相当します。年間被曝線量を1ミリシーベルトに押さえようと思えば、米は1日あたり200グラム以上摂取してはならないことになります。 食品安全委員会が生涯で100ミリシーベルトを食品からの摂取限度量としました。それから逆算すると、ゼロ歳児換算で毎年1ミリシーベルト強の被ばくが限度となります。その限度量を米だけで超えてしまう。これが500ベクレル/kgの実態です。 「500ベクレルは流通基準である。その基準値いっぱいに汚染された米が流通するはずがない」という声が聞こえてきそうです。しかしそうなると500ベクレルには安全余裕は全く無いばかりか、すり抜けて流通する可能性を考えての安全余裕も確保できないことになります。およそそんな「安全基準」はありえません。 ○ 摂取限度を考えて、流通する米のセシウムのがまん量「摂取限度」という名の強制される被曝量は、毎日1キログラム食べるようなかなり多く摂取する場合を想定しても米単体で1mSv/年を超えないためには成人で100ベクレルが限界です。少なくとも100ベクレルを超えないように「基準」を設定すべきなのです。 子どもの場合は安全を見て10分の一つまり一桁に抑えるべきだと思います。 たんぽぽ舎の食品放射能測定器で「5ベクレル/kg」が限界なので、言い換えるならば、この装置で「検出限界以下」でなければ食べさせるべきではないということです。
.. 2011年08月26日 08:36 No.315002
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