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■--伊方原発 定期検査中の3号機原子炉再起動
++ NHKニュース愛媛 (幼稚園生)…1回          

伊方原発 定期検査中の3号機原子炉再起動 18日発電再開へ

 定期検査中の伊方原子力発電所3号機は、装置の不具合で原子炉を
停止していましたが、16日に原子炉を再起動し、18日に発電を再開する
見通しです。3号機はことし12月で運転開始から30年を迎えますが、原子
力規制委員会は16日、その後も運転を続ける四国電力の申請を認可
しました。
 定期検査中の伊方原発3号機は先月、発電を再開するため、停止して
いた原子炉を起動させましたが、今月に入って原子炉内の中性子を測定
する装置に不具合が見つかり、再び原子炉を停止していました。
その後、必要な改修が終わり、16日正午、核燃料の間から制御棒を引き
抜く操作を開始し、原子炉を再起動しました。
 すでに核分裂反応が連続する臨界の状態に達していて、作業が順調に
 進めば、18日に発電と送電を開始し、その後、徐々に出力を上げなが
 ら最終的な検査などを行い、来月中旬に営業運転を再開する見通しです。
原子炉を停止したトラブルの影響で、営業運転の再開は当初の予定よりも
3週間程度、遅れることとなりました。
 伊方原発3号機はことし12月で運転開始から30年を迎えますが、四国
電力は、その後も運転を続けるのに必要な管理計画を去年11月に原子力
規制委員会に提出していて、16日、この申請が認可されました。
 四国電力は、「さらなる安全性・信頼性向上に向けて不断の努力を
重ね、一層の安全確保に万全を期してまいります」としています。
(10月16日 NHKニュース愛媛 18時44分配信)
 https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20241016/8000019626.html
.. 2024年10月20日 09:34   No.3124001

++ 東京新聞 (社長)…3170回       
福島第1原発のデブリ採取計画 2台のカメラ交換終わる
  故障原因は高い放射線による帯電か

 東京電力福島第1原発2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の微量の
採取計画で、カメラ2台の故障で映像が届かなくなり採取が中断した問題
で、東電は18日、2台の交換を終えたと明らかにした。東電によると、
カメラ交換に使った設備の撤去などに10日間ほどかかるため、採取の
再開はその後になる。

 故障したのは、釣りざお式の採取装置の釣りざおに当たるアームの
先端と、釣り針に当たるデブリをつかみ取る器具の先端に取り付けた
カメラ。アーム先端のカメラは17日に交換を完了し、器具先端は18日に
終えた。
 カメラの故障原因は、作業途中で電源を切ったため、高い放射線で
帯電した可能性があるとしており、今後は電源を切らないようにすると
している。
 採取は9月10日に着手し、格納容器に装置を入れたが、作業を休んだ
翌日の同17日にカメラの電源を入れたところ、映像が届かなかった。
電源を入り切りするなど復旧を試みたがうまくいかず、交換することにした。
(10月18日東京新聞 21時55分配信)

.. 2024年10月20日 09:42   No.3124002
++ 東京新聞 (社長)…3171回       
「被ばくしないよう守ることが大事」
  東海第二広域避難計画検証委 水戸で初会合

 日本原子力発電東海第二原発(東海村)の重大事故を想定した県の広
域避難計画の実効性を検証する有識者委員会の初会合が17日、水戸市で
開かれた。今後、屋内退避や情報提供の在り方などを議論し、計画に反
映させる。
 有識者9人による「県原子力災害時の避難計画に係る検証委員会」
で、東京大大学院の関谷直也教授(災害情報論)が委員長に就任した。
非公開で行われた会合後、関谷委員長は報道陣に「今後、検討項目を絞
る。住民が被ばくしないよう守ることが大事で、そのための知見を提供
できるようにしたい」と話した。
 検証には、県が原電に作成を依頼した重大事故時の放射性物質の拡散
シミュレーション(予測)を利用する。予測を基にした県の試算では、
最大で約17万人の避難が必要とされている。(竹島勇)

 住民の「参加」要望 県が拒否する回答
 市民団体、再度質問文書提出

 東海第二原発事故時の県の広域避難計画を検証する委員会を巡り、市
民団体が住民を参加させることなどを求めた要望に対し、県は参加を認
めないと文書で回答した。
 これを受け、市民団体は県に再度、質問文書を提出した。
 市民団体「広域避難計画を知りたい県民の会」(荻三枝子代表)によ
ると、県は文書で「避難対策を専門的・技術的視点から検証いただくた
めに専門家にお願いしています」と回答。
 会が求めた検証委会合の公開の実施も「率直な意見交換がなされない
恐れがある」と拒否した。
 会は15日に再度文書を出し「議事の公開はどこまで詳しくするのか」
「審議の過程で市民からの意見聴取はしないのか」などと質問した。
          (竹島勇) (10月19日「東京新聞」茨城版より)

.. 2024年10月22日 07:47   No.3124003
++ 東京新聞 (社長)…3172回       
◆映画「学校」の黒井先生
  (亡くなった西田敏行さんが日本アカデミー賞を受賞した役)

  前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 亡くなった西田敏行さんが日本アカデミー賞を受賞した役は、夜間中
学を描いた1993年の映画「学校」 (山田洋次監督)の黒井という教師の
役だった。
 この黒井先生のモデルは複数いる。
 塚原雄太氏は東京の夜間中学で1957年から20年以上教鞭(きょうべん)
をとり、夜間中学廃止の危機を乗り越えて夜間中学の教育を先導した人
物だ。
 毎年開かれている夜間中学の生徒のスピーチ大会は、塚原氏の詩の一
節からで「花咲け出愛(であい)」スピー チ大会と呼ばれている。

 見城慶和(けんじょうよしかず)氏は塚原氏の著書「夜間中学生」に感
銘を受けて1961年に夜間中学の教師になり、40年以上教えた。
 その様子は2003年のドキュメンタリー映画「こんばんは」(森康行監
督)に生き生きと描かれている。

 松崎運之助(みちのすけ)氏は1973年から30年以上夜間中学で教えた。
 映画の原作となった本の著者だ。田中邦衛さんが演じた「イノさん」
は、松崎氏が実際に教えた井上さんという生徒がモデルだ。
 夜間中学はこうした教師たちが作り上げてきた。文部科学省の主導で
作られた学校ではない。
 文科省は10年前に態度を改め、今では全国の教育委員会に夜間中学の
設置を促しているが、現場の教師が日々の実践から積み上げた学びのあ
り方を離れて夜間中学は作れない。
 単に昼間の中学校を夜に移したものではないのである。
  (10月20日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)

.. 2024年10月22日 07:53   No.3124004
++ 東京新聞 (社長)…3173回       
世界終末90秒前

大矢英代(カリフォルニア州立大助教授)

今年のノーベル平和賞が、全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者
団体協議会(被団協)に決まった。
 反核平和運動の最前線に立ってきた被爆者のみなさんに心からの敬意
と祝福を表したい。
 いま、私たちがやらねばならないのは、祝福ムードを盛り上げること
よりも、会見で委員らが語った「怒り心頭」の思いを受け止め、行動に
移すことであると思う。

 石破茂首相が言及した米国の核兵器を共同運用する「核共有及び核持
ち込み」について、田中煕巳代表委員は「論外」と切り捨てた。
 日本政府は 「共有だから保持ではない」という卑怯な口実で実質的核
保有国になりたがっている。
 被爆者への冒涜(ぼうとく)であり、犠牲者を二度殺すことと同じでは
ないか。いや、それ以上に、人類の危機を加速させるものである。

 1945年、広島・長崎への原爆投下への反省から創刊された米国の科学
雑誌「原子力科学者会報」は、表紙に世界終末時計を掲載する。
 毎年更新される時計は、今年、深夜0時の90秒前で止まっている。
 深夜をまわれば、核戦争によりこの世界は破滅し、人類は滅びる。
 その時は着実に迫っている。
 世界終末時計を止める方法は「核共有」などではない。
 ノーベル平和賞受賞を機に、まずは「核兵器は抑止力」などという愚
かな考えを日本政府に捨てさせねばならない。
  (10月21日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

.. 2024年10月22日 07:58   No.3124005
++ 産経新聞 (小学校高学年)…27回       
射性物質含む水漏れ原因はゴム劣化 ウラン濃縮工場、
 91年から分解や点検実施せず

 日本原燃は22日、青森県六ケ所村のウラン濃縮工場で放射性物質を
含む水が漏れた7月のトラブルについて、原因は配管弁のゴムの経年
劣化だったと発表した。メーカーは10年での交換を推奨していたが、
工場が完成した1991年から使っており、分解点検を一度も実施して
いなかった。
 原燃によると、漏れたのは廃水処理工程の配管を通る水約1・5リッ
トル。配管の流量を調整する弁のゴム部分が劣化して硬くなり、隙間が
できて水が漏れたとみられる。周辺環境への影響はなかった。
 2018年の点検時には変形や腐食が見られなかったため分解や交換は
見送り、28年までに順次済ませる計画だった。今後、同一の弁のゴム
を25年6月までに交換した上で、10年以内に交換するよう運用を見直す。
 工場は原発の核燃料を作るため、天然ウランにわずかに含まれる
核分裂しやすいウランの濃度を遠心分離機で高める施設。工場の運転
に影響はないという。
(10月22日 産経新聞  18:42配信)

.. 2024年10月24日 05:37   No.3124006
++ 東京新聞 (社長)…3174回       
「核共有」は絶対ダメ!
  核の脅威をなくすために核廃絶を率先するべき

             酒井崇行(13歳)(東京都)

 ノーベル平和賞に原水爆被害者団体協議会(被団協)が選ばれた。
 日本としては佐藤栄作元首相以来50年ぶりの快挙だ。
 「核のタブー」、「核兵器の利用は道徳的に受け入れられず、二度と
使用すべきではない」という考えの確立への貢献などが評価された。
 石破首相やバイデン大統領も祝意を述べた。
 しかし、石破首相は、核保有国の核兵器を非保有国が自国内に配備
し、共同運用する「核共有」に前向きで、日本に核を持ち込もうとして
いるという。
 僕は絶対にダメだと思う。世界で唯一核を落とされた国だからこそ、
核を持つ脅威になる側ではなく、核の脅威をなくすために核廃絶を率先
するべきでは。
 だから、被団協のような団体はとても大切だ。
 活動が世界に認められたと証明されたので、続けて欲しい。
       (10月25日「東京新聞」朝刊5面「発言・若者の声」より)

.. 2024年10月26日 07:28   No.3124007
++ 東京新聞 (社長)…3175回       
<衆院選いばらき>東海村入る茨城5区 3候補 温度差
  「原発問題の論戦 聞きたい」 盛り上がらぬ争点

 国が原発推進に方針を大転換してから初となる今回の衆院選。
 日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)では防潮堤の施工不良
問題の影響で、事故対策工期が2026年末に延びた。
 予定通りなら次の衆院任期中には工事が完了し再稼働問題が現実的に
なるが、原発問題は、村を含む茨城5区でも大きな争点になっているとは
言い難い。(竹島勇)
 公示日の15日午後、5区で出馬した3人の候補が、東海村内の同じ商
業施設前で街頭演説に立った。

 共産党新人の千葉達夫さん(42)は東海第二の施工不良問題と工期延
長で「作業員にしわ寄せが行く。廃炉にするべきだ」と訴えた。
 国民民主党の前職、浅野哲さん(42)は演説の中盤で「この国をもう
一度、安全で安くて安定した電力が手に入れられる国に戻す」と原子力
の利活用を主張。
 自民党前職の石川昭政さん(52)は、東海第二には直接触れず「これ
からの東海村は非常に明るいと感じている。原子力の研究開発施設があ
る」と呼びかけた。

 原発の「地元」での第一声では、それぞれの立場から原子力問題に触
れた3候補だが、選挙ビラや選挙公報での扱いには温度差も。
 千葉さんが「原発ゼロ」を大きくうたう一方、浅野さんは記述がな
く、石川さんも「エネルギー政策」の1項目で「審査に合格した原子力の
最大限の活用」とするのみだ。

 こうした状況に、常磐大の吉田勉教授(地方自治論・行政法学)は「
(原発問題が)争点として盛り上がっているとは感じない。明確な理由
は分からないが、どうせ国は再稼働を進めるとあきらめている人が多い
のかもしれない」と話す。
 そのうえで、吉田教授は「原発の問題は国政のテーマでもあり、地域
が判断を求められる問題でもある。5区の候補者がそれぞれ見解を示せ
ば、争点となり住民の考えが深まる。私は聞きたい」と期待した。(後略)
          (10月25日「東京新聞」茨城版より抜粋)

.. 2024年10月26日 07:34   No.3124008
++ 新潟日報デジタルプラス (高校生)…51回       
柏崎刈羽原発差し止め訴訟
  原発直下に活断層なしとした東電評価に「合理的根拠ない」と
  原告訴え・新潟地裁

 東京電力柏崎刈羽原発の周辺住民らが東電を相手取り、全7基の運転
差し止めを求めた訴訟の第45回口頭弁論が10月23日、新潟地裁(鈴木雄
輔裁判長)であった。
 原発敷地直下の断層が活断層ではないとする東電の評価を巡り、原告
側は「合理的な根拠がなく、将来活動する可能性を否定することはでき
ない」と主張した。

 原告側は、柏崎刈羽原発の敷地深部を走る真殿坂断層の活動により、
施設直下に複数の断層が形成されたと指摘。
 堆積した地層には変位や変形が現れない可能性もあるとして、真殿坂
が活断層ではないと結論づけた東電の評価手法を批判した。

 一方、東電側は、柏崎刈羽原発敷地内で能登半島地震と同規模の約4
mの地盤隆起が発生すれば、原子炉を冷却するための海水を取水するこ
とは不可能だとする原告側の主張に反論。
 敷地内に活断層がないことを調査で確認していると改めて強調した上
で、仮に同様の隆起が起こったとしても「代替の場所から取水が可能で
あることは訓練で確認している」と述べた。
 次回期日は2025年2月10日。
            (10月24日「新潟日報デジタルプラス」より)

.. 2024年10月26日 07:40   No.3124009
++ 中國新聞デジタル (小学校低学年)…9回       
伊方原発3号機運転差し止め訴訟
  阿蘇山噴火リスクの口頭弁論 山口地裁岩国支部

 山口県内などの住民174人が四国電力に伊方原発3号機(愛媛県伊方
町)の運転差し止めを求めた訴訟の27回目の口頭弁論が24日、山口地裁
岩国支部であった。原告側証人の学識経験者が阿蘇山(熊本県)の噴火
リスクについて証言した。

 約9万年前に起きた阿蘇山の噴火を踏まえ、火砕流が原発まで届く可
能性があると主張する原告側は、神戸大の巽好幸(たつみ よしゆき)名
誉教授(マグマ学)に証人尋問した。
 巽氏は、噴火の前兆やメカニズムを解明するには地下のマグマだまり
の高精度な探査が不可欠であり、噴火リスクの把握が不十分だとして、
原発の稼働は危険と述べた。

 被告側は反対尋問で、複数の論文などで阿蘇山の地下約6キロにマグ
マだまりがあると示されていると主張。噴火の前兆を把握するのは可能
だとした。
 11月28日の次回口頭弁論では原告側の最後の証人尋問が予定されて
いる。(大平健幹)      (10月24日「中國新聞デジタル」より)

.. 2024年10月26日 07:47   No.3124010


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