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■--立憲の2文字はどこへ行く?
++ 東京新聞 (社長)…3140回          

立憲の2文字はどこへ行く?
前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 立憲民主党ができた時のことを覚えている。
 小池百合子都知事が国政に乗り出そうと、当時の前原誠司民進党代表
らと談合して希望の党をつくろうとしたが、憲法改正と安保法制の容認
という踏み絵を踏まなかったため小池氏から「排除します」と言われた
民進党議員たちが、「枝野立て」の声に押された枝野幸男氏を中心に立
ち上げた。

 だから、安保法制による集団的自衛権の行使容認を違憲とする立ち位
置は、同党の原点だったはずだ。
 その後の野党共闘は「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民
連合」が共産党や社民党との橋渡しをする形で構築されてきた。
 ところが今、同党の代表選で最有力候補と目される野田佳彦氏は、日
本維新の会と組もうとしている。

 今年3月にはBS番組で、関東は立民、関西は維新という「すみ分
け」を提唱。8月には維新の勉強会に講師として出席し、候補者一本化
を訴えた。
 しかし維新は安保法制の「存立危機事態」を限定すると言うだけで、
集団的自衛権の行使は認めている。
 そんな党とどうして組めるのか。

 5日の会見で野田氏は従来の安保政策を踏襲すると言ったが、安保法
制も踏襲するつもりなのか。2014年7月の集団的自衛権の行使容認の閣
議決定以前に戻れと、なぜ言わないのか。
 党名の立憲の2文字はどこへ行ってしまうのか。
       (9月8日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)
.. 2024年09月10日 07:38   No.3100001

++ 毎日新聞 (社長)…414回       
【近事片々】より

 ・小泉進次郎氏が自民党総裁選に名乗り。「改革」連呼の43歳。
  菅前首相の影、色濃く。
 ・独自指標で予測し「ハリス氏勝利」。過去に的中9割の教授、
  今回はどうなるか。米大統領選まで2ヵ月弱。
 ・強気崩さぬ兵庫知事。公益通報者の処分、百条委で改めて
  正当性主張。職員と証言食い違いも、「私の認識」。(注)
               (9月7日「毎日新聞」夕刊1面より)

.. 2024年09月10日 07:44   No.3100002
++ 中日新聞 (小学校中学年)…16回       
関西電力工程表見直し巡り原発3基(美浜3号、高浜1、2号)の
  即時停止を 福井県議会全協、知事より厳しい姿勢

 関西電力が県内原発の使用済み核燃料の県外搬出に向けて策定し、本
年度末までに見直すと表明したロードマップ(工程表)を巡り、県議会
は9日、全員協議会を開き、関電と国の担当者に説明を求めた。
 関電が県に約束した工程表が1年足らずで履行不可能となった事態を
受け、最大会派・自民党県議会を含む多くの議員が、運転開始から40年
を超えた美浜3号機、高浜1、2号機の原発3基の即時停止を求めた。
(曽根智貴、山本晃暉)

 8月30日に関電が工程表の見直しを正式表明して以降、関電は当面、
3基の運転継続を目指す考えを示唆していた。
 杉本達治知事は関電が再提示する工程表に実効性が伴っていなけれ
ば、運転は停止されるという考えを示していた。
 県議会は工程表の再提示を待たずに即時停止を求めており、関電によ
り厳しい姿勢を見せた形だ。(後略) (9月10日「中日新聞」より抜粋)

.. 2024年09月12日 05:58   No.3100003
++ 毎日新聞 (社長)…415回       
【近事片々】より

 ・童話の教訓に学ばなかったか。「イエスマンだけの裸の王様」と
  県関係者。兵庫知事に議会全会派が辞職要求へ。
 ・こちらも聞く耳持たず。
  大規模な反政権デモにも不退転貫くイスラエル首相の独善。
         (9月9日「毎日新聞」夕刊1面より)

.. 2024年09月12日 06:03   No.3100004
++ 中國新聞デジタル (小学校低学年)…7回       
上関原発を建てさせない祝島島民の会「権利の乱用」と重ねて反論
  中国電力・海上ボーリング調査訴訟

 山口県上関町で原発建設を計画する中国電力が、断層を詳しく調べる
ための海上ボーリング調査を止めないよう住民団体に求めた訴訟の第9
回口頭弁論が12日、山口地裁岩国支部であった。
 住民団体「上関原発を建てさせない祝島島民の会」は海の埋め立て権
に基づき正当性を主張する中電に対し「埋め立て工事が再開できる時期
の見通しは付かず権利の乱用」と改めて反論した。

 島民の会は準備書面を提出した。県が原発本体の着工の見通しが付く
までは埋め立て工事をしないよう中電へ要請した点を踏まえて主張した。
 2009年に1号機の原子炉設置許可を国へ申請した中電が、原子力規制委
員会の審査や協議を経ないまま調査を始めようとしている点を「極めて
不自然」と指摘。
 「協議すらできない程度に形骸化した申請」として調査の必要性の乏
しさを訴えた。

 島民の会は同会の関係者、祝島の漁業者、学識経験者への尋問を要請
した。
 中国電力が同町に建設を検討する使用済み核燃料の中間貯蔵施設と調
査の関連を明らかにするため中電の中川賢剛社長への尋問も求めた。
 一方、中国電力は中川社長への尋問について「必要性がない」と答えた。
   (山本祐司)  (9月12日「中國新聞デジタル」より)

.. 2024年09月14日 08:29   No.3100005
++ 共同通信 (課長)…152回       
2035年度に再生エネ80%可能 原発、石炭火力ゼロでもと分析

 日本は2035年度に電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を最大
80%に増やせるとの分析結果を、シンクタンク「自然エネルギー財団」
が13日までにまとめた。
 発電した電気をためる蓄電池の大量導入や送電網の整備によって、原
発や石炭火力発電を全廃しても、製造業の生産規模の維持や、データ
センターなどの産業誘致に必要な電力を賄えるとする。

 2022年度の再生エネの割合は約22%。政府は次期エネルギー基本計画
で、電力の需要増を想定し原発活用を明記する方針だ。
 一方、日本で事業展開する国内外の企業には、全電力を再生エネで賄
おうとする動きもある。    (9月13日16時22分「共同通信」より)

.. 2024年09月14日 08:36   No.3100006
++ 毎日新聞 (社長)…416回       
【近事片々】より

 ・あれから13年半。放射線との闘い、途方もなく。
  核燃料の残骸880トンの回収はまず「耳かき1杯から」。
 ・「大規模で悪質」と断罪された裏金事件。なのに「大規模で良質」
  なケジメを示さぬ自民総裁候補たちの欺まん。
              (9月11日「毎日新聞」夕刊1面より)

.. 2024年09月14日 08:46   No.3100007
++ NHK宮城 (幼稚園生)…1回       
女川原発で設備が誤作動 外部への放射能漏れなど影響なし

 再稼働に向けて準備が進む東北電力女川原子力発電所2号機で13日、
放射性物質の放出を伴う事故が起きた際に作動するはずの設備の誤作動
が発生しました。
 外部へ放射能が漏れるなどの影響はないということで、東北電力は
詳しい原因を調べています。(後略)
  (9月13日 NHK宮城 16時56分配信)
 https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240913/6000028767.html

.. 2024年09月15日 08:56   No.3100008
++ 週刊新社会 (中学生)…30回       
いま、プロレタリア文学を
  いま、都心の路上に寝ている人や公園で食料をもらう
  人らがふえている
             沈思実行(208)
                    鎌田 慧

◯本誌に連載されていた、大崎哲人さんのプロレタリア文学紹介の記事
が一冊にまとめられた。
 「プロレタリア文学への道」(論創社)である。葉山嘉樹や黒島伝治、
私の好きな作家たちが登場する。
 最近は労働運動の停滞から、労働や職場をテーマにした作品が鳴りを
潜めている。寂しい限りだ。現実社会の大きな部分、それももっと矛盾
の激しい局面からの表現が、失われていることになる。

◯大崎さんの著書に登場する。長野兼一郎(「本名・相良万吉」)は、
まったく未知の作家だが、強烈な印象を受けた。
 友人のフランス文学者・市原豊太に宛てた手紙がある。
 「もう歩く気力もなくなりました。このまま静かに餓死したいと存じ
ます。愚かな乞食など放っておけ。ほんとに生前の御友情を感謝します。
君が朗らかな顔、それは私にとって、大きな幸福でありました」
 旧制一高でドイツ語を学んで翻訳したり、プロレタリア文学の雑誌
「文芸戦線」の編集などをしていた。
 アジア太平洋戦争に召集され、「満州」、フィリピン、ジャワ、ラバ
ウルなどを転戦、肺結核とマラリアを患って本土に召還され、陸軍病院
に入院していた。
 戦後、ペンキ塗りの仕事をしていた時に、突風を受けて地上に転落、
踵(かかと)の骨を砕いて失職。乞食となって子育ての境遇となる。

◯ 乞食なれば砂も頂く南風
  北風吹けば南に坐われ父が楯

 都心の路肩に坐って、「身の上書」を書き、置いてあった。
 「或る時或る日その暮らしの足砕けてつひに路傍の人間屑おゆるし
下さい。伏して一片の餌乞はんのみ。一老兵」

 そういえば、戦後、松葉杖に頼(よ)った傷病兵が道端に立っていた
風景を思い出した。相良万吉は自殺をなんどか試みた挙句、60年2月、
61歳で死亡した。

◯ 「人間が人間らしく生きていく条件を保障できない社会で起きる
死は、『社会的殺人』といっていいのではないか」と著者は書いている。

◯いま、都心の路上に寝ている人や公園で食料をもらう人たちがふえ
ている。貧困化が進んでいる。
     (9月4日「週刊新社会」第1369号より)

.. 2024年09月15日 09:04   No.3100009
++ 近事片々 (小学校中学年)…13回       
【近事片々】より

 ・「信頼を取り戻す」と意気込むが、失った原因を失念したのか。
  「カネのかからない政治」には無為無策。
 ・推薦人のレンタルや引きはがしもあったやに。
  複雑怪奇な舞台裏で暗躍するは派閥。
  消えたはずが亡霊のごとく。
 ・気候変動の怪異か。列島夏真っ盛り?
             9月13日「毎日新聞」夕刊1面より)

.. 2024年09月15日 09:10   No.3100010


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