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【報告】井戸謙一「事実を知り、それを人々に伝える」 | 『季節』2024年夏・秋合併号、井戸謙一さんの報告を読んで… | 広めるべき情報4つ └──── 西崎やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
◎ 日頃私が、戸惑う事に道筋をつけていただいたような気がした。 原発の危険性、問題点を知人に伝えようとするときいつも、深い知識、 確信がなく、上滑りな、どこかで聞いたような批判や、実感の持てない 危機意識に、話すことをためらい、黙りがちになってしまう。 けれども井戸謙一さんの言うように、情報戦に負けているわけにはい かない。 大手メディアの語らない不都合な情報や、都合のよい情報で、日本の 世論が原発を容認し、二度目の原発事故を起こすようなことはあっては ならない。
◎ 文中にある広めるべき情報は、4つ
〈1〉福島第一原発事故は東日本壊滅の危機だったこと これは私自身が当日、身をもって感じたことだ。あの時の恐怖は実感 でしかない。
〈2〉人々を避難させないために、国が20倍に緩めた基準は市民の安全 を保障しないこと 発がん物質となる公害物質は、しきい値がないとされ、環境基準に てらすと、年20mSVの生涯線量の発がんリスクは、他の公害物質の 7000倍にもなると説明されている。 予想されるリスクの高さに驚いた。
〈3〉福島第一原発事故による健康被害が生じていること 事故当時に18才以下であった子どもたち36万人中370人を超える甲状腺 がん患者が見つかり、その症例から「過剰診断論」には、まったく根拠が ないといえること。
〈4〉 終わりに井戸さんは、世界が原発に頼らない再生エネルギー100 %に向かっていると書かれている。そして原発の建設、運転に反対する 市民運動が日本中で、世界中で多岐にわたるとも。
◎ 私も体験した3.11福島第一原発事故、年20mSVの発がんリスク、 今も裁判でも争われている小児甲状腺がんの現実。 広めなければいけない情報は他にも山ほどある。
.. 2024年09月08日 11:00 No.3084002
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