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■--「なんちゃって脱原発」にご用心
++ !―源八おじさん (幼稚園生)…1回          

 聞くところによると、国民の8割ほどが脱原発を支持しているとか…。
最近は、かつて推進派だった政治家たちも、脱原発を語りはじめました。
だったら原発を止めてもよさそうなのに、なぜ原発は止まらないのでしょうか?
それは、「なんちゃって脱原発」のせいなのです。
原発推進派の政治家にとって、世論が「脱原発」に傾いている以上、真っ向から原発推進はできません。
とりあえず「脱原発」のフリをして、支持を得ようとしているのです。
彼らの言い分はこうです。「長期的には脱原発が望ましい」「しかし、すぐ原発を止めると電力不足になる」
「自然エネルギーで代替するにはコストと時間がかかる」「それまでは原発を併用しつつ、段階的に…」という論法です。
こういうことを言っている政治家は、「なんちゃって脱原発」です。
だって、原発はなくても充分電気は足りているのだから、自然エネルギーの代替を待つ必要はありません。
即刻原発を停止しても、何の問題もないはずです。
「なんちゃって脱原発」政治家の真の目的は原発の延命です。
時期が来たら「脱原発?そんなこと言ったっけ?」と開き直り、「やはり原発しかない」と推進するのは目に見えています。
 今、国民は、政治家の言う「脱原発」が、本当の「脱原発」か、「なんちゃって脱原発」かを見極めなくてはなりません。
さて、菅直人首相の言う「脱原発」は本物でしょうか?
それとも「なんちゃって脱原発」でしょうか?
それは私にはわかりません。
ただ、経済界や民主党内部が「菅降ろし」をしている現状を見ると、菅首相は彼らが嫌がることをしようとしているのだなとは思います。
.. 2011年07月17日 07:33   No.304001

++ 長尾高弘 (幼稚園生)…1回       
菅首相記者会見(脱原発)を評価したい
               メールマガジン読者 
たんぽぽ舎様
 いつもメールマガジンをありがとうございます。このペースでこれだけ内容の充実したメールマガジンを作るのは大変なことと思います。本当に感謝しています。
 今日は2つ届きました。ただ、強いて言うと、昨日の首相記者会見についての評価が載っていないのは残念に思いました。
 確かに記者会見の前半にはおやと思うところがあります。しかし、エネルギー政策についての考え方を言い出したあたりからは、無視できない内容を持っていたと思います。首相は、3月11日以前は「安全性を確認しながら活用していく」という立場だったところ、実際の被害、事故収束の難しさを感じて、「原子力事故のリスクの大きさということを考えたときに、これまで考えていた安全確保という考え方だけではもはや律することができない。 そうした技術であるということを痛感をいたしました」というのです。これは、原子力という技術は根本的にダメだという判断に至ったと読むことができると思います。その上で、「これ
からの日本の原子力政策として、原発に依存しない社会を目指すべきと考えるに至りました。つまり計画的、段階的 に原発依存度を下げ、将来は原発がなくてもきちんとやっていける社会を実現していく」と言っています。これは、「脱原発依存」と報道されています が、「脱原発」だと思います。
 さらに、電力の安定供給は政府の責務だが、「この夏においてもピーク時の節電、あるいは自家発電の活用などによって十分対応できると考えております」と言っています。少なくとも、マスコミが言うほど電力不足だとは思っていないわ
けです。確かに、質疑応答では、4人(菅、枝野、海江田、細野)で合意すれば稼働もあり得ると言っていますが、海江田や枝野の言動とは異なり、まず稼働ありきではないという姿勢を私は感じます。
 確かに言葉だけかもしれません。その言葉にも不十分なところがあります。しかし、最後に浜岡を止め、玄海を止めたのは、「唐突な」と表現されている菅首相の介入があったからです(もちろん、そこに至る運動の力がなければ何も始ま
りませんでしたが)。
 ネットでは、実際に2つの原発を止めてきたという菅首相の行動と、今回記者会見の言葉から、菅首相を高く評価する声が多数あります。首相のまわりには、原発を動かしたくてうずうずしている人間しかいません。細野氏については私はまだよくわかりませんが、枝野、海江田はまちがいなくそうです。民主党にも、昨日、首相に退陣を求めた長島昭久ら11名の議員のような推進派が多数います。そして、菅首相の表明(確かに突っ込みどころは多 数ありますが)を予定調和的に批判しつくすマスコミ。自公、経産省は言うまでもありません。彼らは、浜岡、玄海と原発を止めてきた菅首相を憎んでいますから、個人攻撃によって彼を引きずり下ろすことだけを考えているように見えます。

.. 2011年07月17日 07:51   No.304002
++ 長尾高弘 (幼稚園生)…2回       
 市民運動が首相を支持するなんて、2、30年前にはとても考えられないことでした。しかし、今は脱原発を本当に実現するめったにないチャンスであり、しかも推進派が総攻撃に出てきているので脱原発が潰される危険も十分にあるという微妙なタイミングだと思います。とにかく、今は菅首相を守って、また「唐突に」原発を止めさせるべきときだと思います。たんぽぽ舎メールマガジンでそういう記事を見たい、と言ったら図々しいでしょう か。
 もちろん、菅首相をそう簡単に信用することはできません。昨日も記者からの質問で話題になりましたが、大飯、泊が次の焦点になるかと思います。この夏の電力供給が十分対応でき、原発が安全確保という考えでは律することのできないものであれば、新たに原発を動かす必要はないはずですから、ストレステスト以前に稼働に入れる必要はないはずです。また、ストレステストについても、3.11を踏まえての話ですから、事故前のフクイチを不合格にできるものでなければ、テストとして無意味だということになるはずです。たとえば、設計条件が4気圧の格納容器は、8気圧になることが現にあるわけですから、テストをする前に書類選考でアウトです。こういったことを強く押し出して歯止めをかけながら、菅首相の基本方針を支持するというのが正しい方向かと思います。
 まじめに脱原発を考えている人でも、菅首相の会見での発言を支持しない人ももちろん多数いますし、それぞれの理由にはもっともなところもあります。しかし、今の力関係を考えるなら、こちらに歩み寄りたがっている菅首相を討ち死にさせるのはもったいないと思います。古くから運動を支えてきたたんぽぽ舎の皆様のような方々に、首相が記者会見で言ったことには見所があると言っていただければ、改めて考える人も出てくると思います。
 もちろん、たんぽぽ舎の皆様は、私のようには考えないかもしれません。その場合でも、この国の首相が初めて脱原発を口にしたのですから、何らかの評価をしていただければと思います。長々と失礼いたしました。よろしくお願いいたし
ます。

.. 2011年07月17日 07:57   No.304003
++ 東京、O子 (幼稚園生)…1回       
子どもを放射能から守ろう、7月17〜18日のお誘い

 日 時:7月17〜18日10:00〜17:00 福島テルサ 入場両日無料
主 催:子供を放射能から守る福島ネットワーク
    連絡先090-3923-6453(小林)
共 催:市民放射能測定所、福島子どもの命を守る会 024-523-5238
     (社)命、地球、平和産業協会 連絡先080-3175-9992(渡辺)
7月17日(日)10:00〜12:00
生活村・避難、保養最新情報 ・知識普及(緊急署名、政府交渉要望集開示)
     ・お母さん発信村 ・食の癒し ・食品測定(要予約09061930331)
     ・子ども特区 ・シニアカフェ ・ママカフェ
  第3回 子ども健康相談(医師5名) 12:30〜13:30
 提言 山田真医師、黒部信一医師 「命を守るためにできること」
13:30〜15:15
 講演 広河隆一氏「チェルノブイリを生き残るために何をしてきたか」
15:30〜16:00 コメント 高橋哲哉氏
 「福島で生まれ、育った私が今、思うこと、伝えたいこと」
16:00〜17:00 対談 広河隆一氏&高橋哲哉氏
(18:00〜21:00 市民放射能測定所開所式、パーティ
於:市民放射能測定所)
7月18日(月、海の日)
10:00〜12:00  講演 柴野徹夫氏
 「福島の子供たちを被曝から守ろう!国・東電は、救済を
  具体的に実現せよ」
13:00〜15:30 小さな映画村
「隠された被曝労働〜日本の原発労働者」
「チェルノブイリの真実〜通い続けた10年間、生命の映像記録」
「子どもたちを守れ!福島の闘い」
15:40〜16:30 避難・保養相談会

.. 2011年07月17日 08:03   No.304004
++ たんぽぽ舎 (部長)…241回       
世界一危険な原発はいらない!
   「7.16-17静岡・浜岡行動」報告
    反原発自治体議員・市民連盟

  事故は起こります。東名高速の交通事故による渋滞で、大幅な遅刻。残念がらバス参加者は、講演会の最後の最後に間に合っただけでした。3時間を超える(後に聞きました)貴重な講演内容は、機会をあらためて。
 行動の主催は「浜岡原発を考える浜岡ネットワーク」で、連盟は共催です。
 浜ネット代表の白鳥良香(連盟会員)が集会挨拶を行い、司会は佐野けい子静岡市議、布施哲也(代表)、三上静岡県湖西市長が挨拶。
2日目の浜岡原発は、PR館と砂浜から原子炉建屋などを遠望。
 PR館前で記念撮影時に複数の警備員が、「原発反対」の横断幕に反応。「禁止されている」とのことで邪魔をする。この機会に中電のハレンチ行為(撮影権利妨害?)を写真にと主張したら、警備員はずるずる後退。その後、地元の方の案内で、遠州灘側から施設を遠望。砂浜が続いていて遮るものはありません。
 地震の津波どころか、台風の高波でさらわれてしまいそうです。
 午後は集会と静岡市の繁華街のデモです。集会は、浜ネット代表の白鳥良香さんが「運転中止から廃炉へ」と、炎天下で力強く訴える。主催者の福士敬子(代表)が、参加された自治体議員を紹介。福島みずほ社民党党首、佐藤栄佐久前福島県知事が連帯の挨拶。柳田真(たんぽぽ舎)をはじめとした市民団体、全労協の皆さんなどが、次々とアピール。それにしても暑い。
 デモは、繁華街を右へ左へと曲がります。参加団体が、途中に通る中電静岡支社への抗議要請文を出すのだが、受け去り拒否どころか誰もいません、シャッターに抗議文を貼り付ける。緊急事態に対応できるのか心配です。なお、16日の第二次交流会で、運営委員会が策定した「当面の行動計画」を参加者で確認しました。詳細は後日。
  二日間、大幅遅刻はありましたが、参加者は体調もよく、無事に行動を終えることができました。ご協力に感謝します。
 そして、バスの運行にご協力いただいたみなさん、ありがとうございます。
 最後に、浜ネットのみなさん、お手配に感謝します。(バスツアー事務局)


脱原発の"風"を−脱原発うちわを活用しよう!

  「え?足りてたの?団扇(うちわ)」7月19日(火)からたんぽぽ舎で販売します。(一枚30円)
  大好評の「え?足りてたの?Tシャツ」に加えて団扇(うちわ)ができあがりました。「発電所は余ってる、原発全部止めたって火力を動かせば十分まかなえる、本当は節電の必要すらないんだよ」と、この団扇を使って広めましょう。裏面は書中お見舞いにも使えるデザインです。
  一枚の送料はクロネコメール便80円です。

.. 2011年07月20日 08:13   No.304005
++ 佐藤れい子 (幼稚園生)…1回       
この指止〜まります
   「さよなら原発・みなと」を発足させました
                          7・4付たんぽぽ舎メールマガジン『「さよなら原発−○○の会−」を作りませんか?提案・さよなら原発−にしたま− 会員さはしやよい』を受けて、港区内の有志6人で7月12日に「さよなら原発・みなと」を発足しました。初対面の参加者が数名いるにもかかわらず、第一回の会合ですぐに会の発足と、更に今後の予定も決まりました。当面の行動予定は、
 1.1000万人署名の第1次集約9月10日に向けて、毎月5日と20日の午後6時よりJR田町駅にて署名活動を行います。
  早速7月20日(水)より始めます。(お手伝い大歓迎です)
 2.私たちは、福島原発の事故の正しい現状も先行きも見えなくて、不安な生活を強いられています。知らないこと、知りたいことが山積みです。
 そこで放射能について下記のセミナーを開催します。
 日時・場所 10月1日(土)13:30〜港区男女平等参画センター・ホール
 講師:上田昌文氏 市民科学研究室・代表

 原発はいらないという思いだけで発足しました。まだ少人数ですので、港区内に居住の方、お勤めの方のご参加をお待ちします。
 さはし様の呼びかけにあるように、「有名人が動けば百人力。私たちひとりひとりが動けば万人力。"九条の会"のように、全国に数千の「さよなら原発−○○の会−」ができれば、すべての原
 発が止まる!と思います」の思いを共有していきたいと思います。

.. 2011年07月20日 08:21   No.304006
++ たんぽぽ舎 (部長)…242回       
.「サクラと環境・原発」第8集出る
   サクラ調査ネットワーク(たんぽぽ舎内)が調査・報告集発行

主な内容(目次)
 サクラ調査8年目の活動と特長・今後・・柳田 真
 サクラの開花過程・・・奥田智子
 各地からの報告・・・・全国各地16人
 2004年〜2011年の異常花率の推移・・・・山田昌郎
 サクラ調査要綱(2011年度)
 サクラ調査票(2011年度)
 統計表(1)(2)(3)(4)(5)
 サクラの写真1.正常古木
       2.サクラの開花過程1  
       3.サクラの開花過程2・各地の異常サクラ
       4.花弁とがくのさまざまな異常
 ※B5判48頁(カラー4頁含む) 頒価500円(送料2冊で80円)
 ※お問い合わせ:サクラ調査ネットワーク
  (たんぽぽ舎内 FAX 03-3238-0797)

.. 2011年07月20日 08:40   No.304007
++ 長崎県K子 (幼稚園生)…1回       
玄界原発から30`圏内在住者より・九州の一般的な“原発意識”
   福島第一原発は『対岸の火事』?!
                      はじめまして。
毎回、本当に役に立つ貴重な情報をどうもありがとぅございます。
私は毎月、東京と長崎県佐世保を行ったり来たりして生活してます。
佐世保は玄界原発から30キロ圏内です。先日、玄界町の岸本町長がOKサインを出したのに続き、佐賀県の古川知事のOKも時間の問題という感じで、暗澹たる気持ちでいました。
 九州の人にとって福島第一原発の事故は、悲しいかな“対岸の火事”なんです。
3月11日以前の私たちのように、放射能のおそろしさを全く解っていないんです。
ですから、電力不足で節電を強いられるくらいなら原発を動かせばいいと、単純に考えている人が殆どです。
現に、私がいくら玄界原発の危険性を力説しても無関心です。
逆に原発問題よりも、直接関わる“節電”を「困る」と安易に考えてしまいます。
そんな中、ストレステストと九電のやらせメール問題で再稼働が一時中断。原発反対の私としては、本当に一安心、胸をなでおろしました。
そして時を同じくして、たんぽぽ舎さんの情報で、玄界岸本町長の『岸本組』のお話や、佐賀古川知事の父親が九電社員で、しかも玄界原発のテーマパークにお勤めだったお話、貴重な事実を知る事ができました。
たんぽぽ舎メールが出た後すぐ、地元『西日本新聞』の一面トップに、玄界町長と『岸本組』問題が載ってました。
西日本新聞の記者さんが、たんぽぽ舎メールを受信して後追いしてる?と思えるタイミングでした。
何れにしても『岸本組』の件には“やはり”と納得しました。
あのOKを出した時の岸本町長をテレビで拝見して、本当に安全だと考えてるんですか?そんな簡単にOK出していいんですか?と、釈然としない気持ちを抱えてました。
巨額の交付金を受け取っているから、簡単にNOとは言えないだけかと思っていたら、九電とはズブズブの関係だった訳ですね。納得しました。
 今回、再稼働がストップした事をきっかけに、九州の人々が原発に関心を持ってくれて、原発の安全神話が崩れた事をもっと理解してくれて、本当に稼働に賛成してもよいのかを真剣に考えてくれる事を切に望みます。
 そしてたんぽぽ舎さんには、これからも私たちが知り得ない貴重な情報提供をよろしくお願いいたします。

.. 2011年07月20日 08:49   No.304008
++ たんぽぽ舎 (部長)…243回       
スペースたんぽぽ【学習会】第5回役立つ反原発基本講座
               (7回連続講座の第5回)
  
  タイトル:「自治体でやれること・あれやこれや」 
      −意見書採択、放射能測定、市民への啓発、 核燃料輸送監視など
      
  講 師:布施哲也(前清瀬市議)、福士敬子(東京都議)、 朝倉幹晴(船橋市議)
  日 時:7月21日(木)18:45 〜 21:00(18:15開場)
  場  所:千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4Fスペースたんぽぽ
  参加費:1000円
  主 催:反原発自治体議員・市民連盟

  ○ 講師の船橋市議 朝倉幹晴さんから一言
    
    48年間の経験を生かして、この6カ月
    25年来、チェルノブイリ以降恨みを持ち続けてきた憎き原発を廃止に追い込めるように千葉県船橋市から少しでも世論を高められるように、全身全霊で発信していきます!日々の活動報告は以下に発信しています。

.. 2011年07月20日 09:30   No.304009
++ 中村泰子 (幼稚園生)…2回       
樋口健二さんが原発社会の犯罪性を暴く

原発被曝労働の真実を伝えるフォトジャーナリスト樋口健二さんの講演(7月9日)の報告と2回目:7月24日(日)の呼びかけです。

  ●7月9日「被曝労働は原子力産業のアキレス腱」の報告

 樋口さんの講演は、私たちに強いインパクトを与えるものでした(参加者40人)。
原発の7次、8次の多重下請けという差別構造の労働形態は、樋口さんの取材を通して初めて明らかになったものです。樋口さんは「やっと被曝労働の実態に焦点が当たるようになった。原発は、権利主張できない未組織の下請け労働者の犠牲の
うえに成り立っている。平和利用というまやかしの言葉の裏で、底辺労働者をとことん使いつぶし、闇から闇に葬ってきた。原発でもうけるのは大財閥、被曝して殺されるのは下請け労働者という構造がわからなければダメだ。原子力産業は人殺し産業。このことを踏まえて原発をなくしていこう」と訴えました。労働者に寄り添い自らも被曝しながら撮ってこられた貴重な写真を示しながら、原発社会の裏面構造をえぐり出すお話でした。
 
 樋口さんは福島原発事故対応について、「作業員のほとんどは下請け労働者だ。
今回、被曝線量の上限を250ミリシーベルトに引き上げた。ということは、5年から10年後にはそこへ突っ込まれた人たちはみな死んでしまう。僕はできれば、皆逃げ出してほしい。事故処理は、まず東電社員がやらざるを得ない。それでできなかったら、下請け労働者にお願いしますと頭を下げるのがスジというものではないか」と問いかけました。
 
 原発は電気を生むので、それなりの存在理由があるかのように思われていますが、樋口さんは「原発はもともといらないものだ。日米の財閥が金儲けに利用しただけ、電気を生むというのは、付け足しの大義名分にすぎない。その結果生み出された50万人の被曝労働者をいったいどうするのか。この現実を皆が自ら問い直す必要がある」と原発の不当性を強調しました。
 
 運動としては何をすべきか、という質問に対して、「まず、労災認定基準となっている年間50ミリシーベルトという制限線量を引き下げる運動を起こすことだ。20から30ミリシーベルトに達したら、即座に労災認定となるような制度にさせなくてはいけない。
今回の緊急時250ミリシーベルトなどというとんでもないものは撤回させるべきだ」と答えました。
 
 樋口さんの気迫に満ちた言葉から、大きなエネルギーを得ました。これからも増える一方の被曝労働の問題は、これ以上放置できない緊急課題です。同じ労働者として、原発下請け労働者の権利のために闘うことが、原発廃絶につながると確信しました。


  ●フォトジャーナリスト樋口健二さんの第2回目講座のご案内

  タイトル:「なかったことにされた被曝、労働災害、公害、環境破壊」
  日時:7月24日(日) 14:00〜17:00(13:30開場)
  場所:4Fスペースたんぽぽ
  参加費:1000円

  公害問題を忘れさせようというという大きな政治的意図が働いています。この延長線上に福島原発事故という犯罪があるわけです。長年公害、環境破壊の実態を取材してこられた樋口さんのお話は絶対聞き逃せません。ぜひ、ご参加ください。                
                                        (中村泰子)

.. 2011年07月20日 09:36   No.304010
++ 竹野内真理 (幼稚園生)…2回       
.【拡散歓迎】おかしな放射能関連本もベストセラーに?!
  みんなでアマゾンに書評を書こう!!
                   竹野内真理(翻訳者・フリーライター)

 アマゾンを見ると様々な原発・放射能関連本が売れており、良書も多くありますが、中にはとても怪しい理論を振りかざした本が見受けられます。そして始末が悪いのが、そのような本も売れてしまっていることです。

 例えば近藤宗平氏の「人は放射線になぜ弱いか」。本のタイトルはよいのですが(私も数年前タイトルにつられ買ってしまった)、中身は裏腹で、最終の章はなんと、「原発事故放射能にびくともしない人体」!!!なのです。また、今回第三版が増刷されましたが、扉のページに「今回の被ばくは生命に危険を与えることはまったくありません」と書いてあります。大量の放射能がばら撒かれ、かつ事故収束もしていない現時点で、何を根拠に!ですね。
しかし、この本、医学系の臨床工学の部門で5位という売れ行き。この本を巷の医師が本気で捉えたら、非常に空恐ろしいのです。

 それともうひとつ、私がおかしいと思った本は、「低量放射線は怖くない」です。なんと無責任なタイトルなのでしょう。しかもレビューの4人が全員5つ星の評価!玄海原発のときのように、原発推進側が、星5つの書評を書いているのでは?と勘ぐってしまいます。それにしても、なにも知らない読者を守らなければなりません。だいたいにおいて、おかしなことを書いている人は、上記の二人を含め、有名大学の偉い肩書きの人に多いからだまされやすいのですから。(さすが国策の原子力!)

 そして、有名大学えらい肩書き極めつけが、東大病院で放射線治療を担当し、ネット発信も活発という中川恵一先生の「放射線のひみつ」。体制側に論拠を置いた過小評価のリスク論で、しかも、現在進行形での権威者なので、始末が悪い!売れています。でも、「野菜嫌いの人のガン死亡リスクは150-200ミリシーベルトに相当します」なんて、おかしくありません!?それと妊娠期間中でさえ、100ミリシーベルト以上でないと胎児に影響が見られないとする中川先生、今後福島で、赤ちゃんや子供たちの健康障害が現れてきたとき、責任を取れますか?

 私は上記3冊ともアマゾンの書評に投稿しました。是非皆さんも上記アマゾンのサイトで、おかしな本をクリックし、カスタマレビューをクリック、そして自分のカスタマーレビューを数分間だけでも費やして書いてみませんか?

                   
  ●筆者の自己紹介
  
 広島被曝医師肥田舜太郎氏と「人間と環境への低レベル放射能の脅威」を共訳。
ランキングを見ていて、上記の現象に気づいてしまいました!ちなみに一冊目の共訳本「低線量内部被曝の脅威」は、内容をあまり理解していない体制側らしき人たちから、星1や2の書評を頂き(涙)、亡くなった著者と  遺族の名誉を考え、反論を書くのに孤軍奮闘してきました。

.. 2011年07月20日 09:43   No.304011
++ 柳田 真 (高校生)…64回       
事務局より

1.今日は、日曜、月曜が休祭日だったこともあり、2回発信します。

2.浜岡廃炉をめざす現地行動に連帯しての浜岡ツアーが、反原発自治体議員・市民連盟とたんぽぽ舎の共催で開かれました。両者の共同で、バス2台(80名)と新幹線組(10人)の90人で参加、反原発・廃炉をめざす現地もりあげ(700人集会)の一翼を担うことができました(7月16日(土)〜17日(日)の1泊2日)。

3.続けて18日(月・祝日)は、「原発の再稼働を阻止しよう―9.11全国行動」の相談会が開かれ、たんぽぽ舎事務局長と共に参加。30数人の熱心な討論で9月11日の原発再稼働阻止の全国行動のおおざっぱなイメージが話されました。詳細は近日号で。次回(第1回実行委員会)は、7月26日(火)午後6時半〜PP研にて。

4.この数日、多くのメールが寄せられました。一番多かったのは、16日の長尾高弘氏の意見(菅首相の脱原発発言を支持する)への賛同でした。主なものは、神奈川のKさん、元都立高校教員のYさん、和歌山のKさん、世田谷のNさん、千葉のSさん、ほかです。メールへの反応としては一番多くありました。今後も皆様のメールを歓迎します。

.. 2011年07月20日 17:38   No.304012


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