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聞くところによると、国民の8割ほどが脱原発を支持しているとか…。 最近は、かつて推進派だった政治家たちも、脱原発を語りはじめました。 だったら原発を止めてもよさそうなのに、なぜ原発は止まらないのでしょうか? それは、「なんちゃって脱原発」のせいなのです。 原発推進派の政治家にとって、世論が「脱原発」に傾いている以上、真っ向から原発推進はできません。 とりあえず「脱原発」のフリをして、支持を得ようとしているのです。 彼らの言い分はこうです。「長期的には脱原発が望ましい」「しかし、すぐ原発を止めると電力不足になる」 「自然エネルギーで代替するにはコストと時間がかかる」「それまでは原発を併用しつつ、段階的に…」という論法です。 こういうことを言っている政治家は、「なんちゃって脱原発」です。 だって、原発はなくても充分電気は足りているのだから、自然エネルギーの代替を待つ必要はありません。 即刻原発を停止しても、何の問題もないはずです。 「なんちゃって脱原発」政治家の真の目的は原発の延命です。 時期が来たら「脱原発?そんなこと言ったっけ?」と開き直り、「やはり原発しかない」と推進するのは目に見えています。 今、国民は、政治家の言う「脱原発」が、本当の「脱原発」か、「なんちゃって脱原発」かを見極めなくてはなりません。 さて、菅直人首相の言う「脱原発」は本物でしょうか? それとも「なんちゃって脱原発」でしょうか? それは私にはわかりません。 ただ、経済界や民主党内部が「菅降ろし」をしている現状を見ると、菅首相は彼らが嫌がることをしようとしているのだなとは思います。
.. 2011年07月17日 07:33 No.304001
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