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市民メディア「UPLAN」の貴重な活動 | 市民の人権にかかわるあらゆる分野の動画を配信 └──── 上岡直見(環境経済研究所代表)
◎ 院内集会・市民集会・訴訟の法廷前行動などに参加すると必ず見か けるのがUPLANの三輪祐児さんである。 たんぽぽ舎のイベントでもたびたびお世話になっている。 市民の活動をノーカットでYouTubeにアップし、東電福島第一原発事故 以降、これまでに5,000本以上の動画を配信したという。私は原子力関係 が主だが、三輪さんの活動は市民の人権にかかわるあらゆる分野に及んで いる。
◎ いくら市民団体が活動しても、多くの市民に知られなければ存在し ないのと同じだ。大手メディアの活動が不十分であるためUPLANの活動は 貴重である。 民主党政権以後、国会の本会議や衆・参の各委員会がネット中継され るようになったのは進展であり、議員の紹介により委員会で市民が発言 する機会もあるが、それ以外で市民が参加する活動を知る機会は少なく、 主催団体の事後報告でしかわからないことが多い。
◎ 最近の配信で、ふだんは画面に登場しない三輪さん自身から注目す べきアピールがあった。(※) 三輪さんが強調していたのは、院内集会で市民と省庁担当者が交渉す る場面で、省庁側から「担当者の顔を映さないように」と要求される点 である。 院内集会は議員の紹介で開催されるが省庁側から「要求を守らないと 今後は参加しない」などと圧力がかけられ、議員側も強く要求できない ようだ。 ※https://www.youtube.com/watch?v=mcFJqGljJg4
◎ こうした対応は2012年に自民党政権に戻ってからかと私は思ってい たのだが、不思議なことに三輪さんによると2019年頃まではそのような 制約はなく、ここ数年だという。経済安保法と関連があるのかもしれ ない。 他の国ではそのような制約はなく、海外の人がUPLANで発言者の手だけの 映像などを見ると異様に感じられるという。
.. 2024年05月22日 22:09 No.3017003
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