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■--近事片々
++ 毎日新聞 (社長)…377回          

【近事片々】より

 ・先月29日には5兆円規模の為替介入観測も。首相肝いりの定額減税
  も円安・物価高で水を差されちゃ困るからね。
 ・円安で海外旅行が縁遠くなる中、首相や閣僚らは外遊に。
  外交は重要。だが、有権者の厳しい視線もお忘れなく。
 ・これも円安の副産物か。訪日外国人向けの「インバウンド価格」。
  “安いニッポン”に心が揺れる。
               (5月2日「毎日新聞」夕刊1面より)
.. 2024年05月09日 13:32   No.3014001

++ 西日本新聞 (小学校高学年)…27回       
核のごみ文献調査、佐賀・玄海町長が受け入れ表明
  「議論を喚起する一石に」原発立地自治体で初

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に
向けた「文献調査」を巡り、九州電力玄海原発がある佐賀県玄海町の脇
山伸太郎町長は10日、調査を受け入れる考えを表明した。
 町議会は4月に受け入れを求める請願を採択しており、町としての最
終判断を示したことになる。文献調査の受け入れは、北海道の寿都(
すっつ)町と神恵内(かもえない)村に続き全国で3例目、原発が立地
する市町村では初めて。     (5月10日「西日本新聞」より抜粋)

.. 2024年05月11日 09:45   No.3014002
++ 北海道新聞 (小学校高学年)…23回       
<旭川>反原発訴え続け10年超 荒康子さん(84)

 旭川市の平和通買物公園で、毎週金曜にプラカードを掲げるなどして
反原発を訴える活動を10年以上続ける。街頭での訴えは600回を超えた。
「地道な活動だが、原発回帰の政策が変わる契機になれば」と話す。
 現役時代は旭川で看護師として働いた。人の命や安全に関心が高く、
東京電力福島第一原発事故で「国が推進してきた原発はクリーンなエネ
ルギーではない」と確信した。
 2012年に活動が始まった当初、30人集まっていた参加者は高齢化など
で今は10人ほどに。自身も80歳を過ぎ、いつまで続けられるか不安に思
うこともある。
 でも「継続していれば何かが変わるかもしれない」。
 そんな思いで今週も街頭に立つ。 (5月8日「北海道新聞」より)

.. 2024年05月11日 09:51   No.3014003
++ 福島民友新聞 (小学校中学年)…18回       
甲状腺がん・疑い新たに2人 福島県民健康調査、検査5巡目

 東京電力福島第一原発事故当時18歳以下だった県民を対象にした甲状
腺検査について、福島医大は10日の県民健康調査検討委員会で甲状腺検
査の昨年12月31日現在の結果を公表した。
 5巡目検査では前回報告(昨年9月30日時点)から新たに2人が
「がんまたはがん疑い」と診断された。(中略)
 「悪性、悪性疑い」とされた45人のうち、がん確定は2人増えて36人、
疑いは9人となった。
 1〜5巡目と25、30歳時の検査を合わせると、がん確定は277人で、こ
のうち1人は良性認定されている。がんの疑いは53人となった。
 また、昨年4月に始まった6巡目の1次検査は、同12月末現在で対象
者21万1885人のうち、3万4435人(16.3%)を検査したことが報告
された。          (5月13日「福島民友新聞」より抜粋)

.. 2024年05月15日 09:45   No.3014004
++ 共同通信 (平社員)…133回       
「原発あれば取り返しつかず」
  「脱原発をめざす首長会議」が石川・珠洲を視察

 市区町村長経験者らでつくる「脱原発をめざす首長会議」のメンバー
は12日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市を訪れ、「珠
洲原発」の建設予定地だった高屋地区を視察した。
 海岸が隆起するなどの被害が出ており、参加者は「原発があったら取
り返しのつかないことになっていた」と感想を語った。
 珠洲原発は、珠洲市の高屋、寺家の2地区に関西、北陸、中部の電力
3社が共同で建設する計画だったが、地元住民の反対で2003年に凍結
した。
 高屋地区の建設予定地近くは、今回の地震で海岸が約2m隆起し、大
規模な土砂崩れも発生した。 (5月12日17時10分「共同通信」より)

.. 2024年05月15日 09:55   No.3014005
++ 東京新聞 (社長)…3069回       
青年よ、正義とともに立て

前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 4月17日にコロンビア大学で始まったガザ反戦デモは全米に広がり、
逮捕者は毎日増えている。同大ハミルトン・ホールを占拠した学生たち
が警官隊に排除される光景を見ながら僕の頭の中に響きだしたのは「
サークル・ゲーム」。映画「いちご白書」の主題歌だ。
 映画のモデルは1968年のコロンビア大学紛争。
 ベトナム戦争と黒人差別に加担する大学当局への学生の抗議だった。
 半世紀を隔てて同じ光景を今目撃している。
 学生たちの要求はダイベスト(投資撤退)だ。
 米国の有力大学は多額の基金を投資して大学経営に充てているが、学
生たちはイスラエルに関わる軍需産業などへの投資をやめろと要求して
いる。血塗られた金で学ぶことを拒否しているのだ。

 これは、アメリカのアカデミック・キャピタリズム(大学資本主義)
の一つの姿であり、「稼げる大学」へ向かう日本の大学の明日の姿でも
ある。
 テレビが報じたベトナム戦争の悲惨な姿が1968年の学生たちを突き動
かしたように、SNSが伝えるガザの悲劇が現代の学生たちを突き
動かす。
 逮捕されるかもしれない。
 退学になるかもしれない。
 就職できないかもしれない。
 それでも動かずにはいられないのだ。
 「青年よ、若き者たちよ!つねに正義とともに立て」
                    (エミソール・ゾラ)。
        (5月5日「東京新聞」朝刊15面「本音のコラム」)

.. 2024年05月15日 10:05   No.3014006
++ 週刊新社会 (小学校高学年)…26回       
沈思実行(193)
  過労死を考える(上)
  原因は交代制の深夜労働 疑う妻たちが発言

                   鎌田 慧

◯トヨタ自動車で働いていて、過労死した労働者の妻が、初めて弁護士
に会ったとき「どうして車を夜、作らなければならないのですか」と聞
いた、という(「過労死」過労死弁護団全国連絡会議編)。
 それを読んで、ふいを衝かれたように驚かされた。過労死された妻に
してみれば、当然の発言である。それを当たり前にしている「世間」が
批判されている。昼に働いて、夜は寝るのが、普通の暮らしのはず
なのだ。

◯実はわたしは出稼ぎ労働者の取材で、トヨタ自動車の本社工場で半年
働き、旭硝子船橋工場で2カ月(ガラス粉末が多く、喘息発作でダウン)
働いたことがある。
 トヨタでも旭硝子でも、交代制の深夜労働は当たり前だった。旭硝子
でのブラウ管製造のラインは、出稼ぎ労働者に任されていて、1時間45
分働いて15分間の休憩、というシステムだった。

◯短時間でカネ稼ぎが魅力なので、18時間、24時間を連続して働く人は
珍しくなかった。それもあってか、2カ月で3人が過労死。腰痛、寮の
階段踏み外し、などで退職、故郷に帰った人たちがいた。わたし自身、
状況の酷さを体験記として書いたが、交代制の深夜労働を疑った事は
なかった。

◯鉄鋼や窯業、石油産業など、加熱による業種は連続生産が必要だ。
 しかし、自動車の組み立てなどの交代制労働は、生産量を増やすため
だけのものなのだ。それも深夜労働など、人間的な体内時計を無視し、
人間の精神と肉体にいいわけがない。

◯近所に住む知人の長男(当時43歳)が夜になっても自宅に帰らず、
翌朝、会社で死亡しているのが発見された。長時間労働とパワハラによ
る異常事態だったが、労基署が取り合わなかった。それで過労死弁護団
連絡会議を組織し、全国の過労死と取り組んでこられた、川人弁護士に
紹介した。その活躍によって労災認定をかちとった。

◯大量殺人は戦争ばかりではない。経済戦争の犠牲者としての過労死、
職業病患者は一向に減らない。
 人間のいのちと健康を奪う非人間的生産を規制するのは、裁判ばかり
か、労働運動の役割だ。  (5月8日「週刊新社会」第1354号より)

.. 2024年05月15日 10:15   No.3014007
++ 毎日新聞 (社長)…378回       
【近事片々】より

 ・核心外しのいつもの戦術か。公開基準の金額をあたかも装填のよう
  に見せかけて、抜本改革から目をそらす。
 ・「薄氷の合意」だからと指一本触れさせぬ、の戦法は通じない。
  正念場の国会審議。    (5月10日「毎日新聞」夕刊1面より)
 ・「核のごみ」最終処分場の調査、佐賀県玄海町が受け入れ。
  交付金に頼る原発の町。諦めと不安の声渦巻く中で。
 ・企業業績は好調、経常黒字も過去最大。
  でも消費支出は3年ぶり減少。庶民は円安物価高の悪循環にため息。
 ・「単独でも戦う」。米国制止に反発するイスラエル首相。
  これ以上のガザ市民の犠牲は許されぬ。
               (5月11日「毎日新聞」夕刊1面より)

.. 2024年05月15日 10:22   No.3014008
++ 山陰中央新報デジタル (幼稚園生)…2回       
島根原発2号機の運転差し止め認めず
  広島高裁松江支部が仮処分決定

 中国電力が12月の再稼働を目指す島根原発2号機(松江市鹿島町片句)
の運転差し止めを住民が求めた仮処分で、広島高裁松江支部(松谷佳樹裁
判長)が15日、差し止めを認めない決定を出した。
 島根原発で運転差し止めの仮処分判断は初めて。同支部は「異常な水
準で放射性物質が原発敷地外に放出される重大事故の具体的な危険性が
あるとはいえない」と指摘した。(中略)
 住民側の海渡雄一弁護士は「極めて違法、不当な決定だ」と話し、原
告団長を務める芦原康江元松江市議は「とても残念でならない。長い間、
この原発の差し止めを求めて裁判を続けてきたが、悔しいの一言だ」と
述べた。(後略)    (5月15日「山陰中央新報デジタル」より抜粋)

.. 2024年05月16日 05:22   No.3014009
++ 岩手日報 (幼稚園生)…1回       
「家族」被ばく牛と共に13年 福島原発旧警戒区域・本紙記者ルポ

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から13年2カ月たった今も、
被ばく後に生きる牛がいる。
 政府や福島県が進める殺処分をよしとせず、出荷できぬ「家族」の命
をつなぐ畜産農家がいる。
 第一原発から半径20キロ圏内の、かつての警戒区域。時を経て、放牧
地だった場所には息絶えた牛が埋められる。
 岩手大や北里大の研究者は長期的な低線量被ばくの影響を検証するた
め、現地を訪ね続ける。調査に11、12の両日同行し、福島の今と人々の
思いに触れた。

 青草がそよ風に揺れ、土の香りが漂う。原発から北西約10キロに位置
する、浪江町の小丸共同牧場に11日、線量計や青い防護服、長靴を身に
着けて入った。
 全域が原則立ち入り禁止の「帰還困難区域」で、除染のめどは立って
いない。

 「生活を支えてくれた牛は、守らなければならない家族。殺処分には
反対です。住民が帰ってくる気力がなくならないよう、農地や景観の保
全に役立てたい」。
 震災前まで和牛の繁殖を営み、同牧場の代表を務める渡部典一(わた
なべふみかず)さん(65)が牛の毛並みを整えながら、優しく語った。
(5月15日「岩手日報」より)

.. 2024年05月16日 05:28   No.3014010


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