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北朝鮮はやりたい放題です。我が国の方角に向けてミサイル発射を繰り返しています。そのたびにJアラートという空襲警報が鳴り響くのですから該当地域の人たちは堪ったものではありません。
そして、識者の中には「発射された瞬間にその角度などから日本に着弾するかどうかわかるのだから、毎回鳴らさなくてもいい」なんて人も現れており、この国の意識の低さには呆れるばかりです。
いま議論すべきはアラートを鳴らすか鳴らさないかではなく、北朝鮮の横暴をいかに食い止めるかであるはずです。さらに識者は「仮に国内にミサイルが飛んできても、日本の迎撃システムで対応可能」と言いますが、本当でしょうか。
2022年3月24日、午後2時40分前にテレビが一斉にニュース速報で「北朝鮮西岸付近から、1発の弾道ミサイルが東方向に発射された」と報じました。その後、3時半過ぎには日本海に着弾するという続報とともにテレビ各局がその瞬間を捉えようとカメラを日本海に向け陣取りました。
レポーターは「間もなくこちらの方角に飛翔体が現れると思われます」と説明しながら延々とその映像を流すのですが、一向に変化はありません。やがて時計の針は3時45分と進むとようやく「すでにどこかに落ちている可能性があります」と言うのですから驚きです。あろうことか発射されてからどこに行ったのか見失っていたのです。
結局ミサイルはわたしたち日本人が何の変哲もないただ穏やかな海の風景をテレビ画面を通して眺めている間に、約7分間飛翔し3時44分頃、北海道渡島半島の西方約150qの日本海に落下していたのです。
それから時が経ちましたが、相変わらずJアラートを鳴らしたはいいがミサイルは見失い、「どこかに落下した模様です」ですからどうしようもありません。そこで肝心なことはミサイルを発射させないことです。
北朝鮮のミサイル以外にも中国は尖閣周辺の日本の領海に入り放題、ロシアは日本を嘲笑うかのように北方領土で軍事活動のやり放題と、現在の我が国はならず者に好き勝手に振舞われています。なにしろ決して抵抗せず、唯一の反応は「遺憾です」と言うだけなのですから恐れるに足らない国家だと思われるのも当然です。
.. 2024年04月21日 08:48 No.3004001
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