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■--東電に二審(東京高裁)も賠償命令
++ 共同通信 (大学院生)…126回          

東電に二審(東京高裁)も賠償命令 国の責任認めず、新潟訴訟

 東京電力福島第一原発事故で福島県から新潟県に避難した住民ら634人
が、東電と国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は19日、
一審新潟地裁判決に続き、国の責任は認めず、東電のみに賠償を命じた。
 木納敏和裁判長は事故により「平穏に生活する環境が損なわれ、避難
を余儀なくされた」と指摘。東電の賠償責任を認める一方、国が東電に
対し、事故を防ぐための規制権限を行使しても「事故が起きなかったと
は認められない」と判断した。
 当初の原告数は約800人で、2021年6月の一審新潟地裁判決は東電に対
し、うち636人に計約1億8400万円の賠償を命じた。
 一方で「津波は予見できたが、事故を回避するのは困難だった」とし
て国の責任は認めなかった。
 控訴審で、原告のうち155人が今年1月に和解。和解額は非公表だが、
東電による謝罪などが和解条項に盛り込まれた。
 634人は控訴審で、一審で認められた賠償額に加え、1人当たり300万円
上積みして支払うよう求めていた。  (4月19日「共同通信」より)
.. 2024年04月20日 08:41   No.3003001

++ 愛媛新聞ONLINE (幼稚園生)…1回       
「再稼働後、最大の揺れ」(4月18日未明)
  (4/17深夜、豊後水道で、M6.6の地震)
  震度6弱の地震で愛媛県と四国電力が伊方原発について会見

 愛南町で震度6弱などを観測した17日の地震を受け、愛媛県と四国電
力は18日未明から伊方原発(伊方町)の状況などに関して会見を開いた。
【県原子力安全対策推進監】
 昨日23時14分に発生した地震の伊方原子力発電所の影響について、今
現状で分かっていることを申し上げます。
 まず、昨日23時14分の地震で、四国電力から23時34分に県の方へ連絡
がございました。
 地震でございますけれども、最大で2号機で、38ガル。これは水平で
すけど、観測しております。運転している方は3号機でございます。
こちらの方は最大で33ガルを観測しております。

 伊方発電所3号機については、運転は継続中でございます。なお、念
のため、設備の設定、巡視点検を実施しております。この地震による環
境への放射能の影響はございません。
 その後、四国電力の方から設備の点検の中で、一部運転に関する部分
がございました。
 その後のところからでございますけれども、伊方発電所3号機の湿分
分離加熱器の第2段ドレンタンクの水位制御弁の制御が不調となり、発
電機出力が約2%低下してございます。ですが、基本的に運転には影響
がございません。

 現在、設備の巡視点検を引き続き実施しているところでございます。
県といたしましては、原子力センター職員が伊方発電所に立ち入り、現
場の状況を確認している状況でございます。また、環境放射線テレメー
ター装置による周辺環境放射線等については異常がないことを確認して
おります。

【記者】四国電力に対して、いまどういう呼びかけを行っているのか。
【推進監】基本的に設備の異常等があるかということについて、引き続
き確認をお願いしているところでございます。
【記者】湿分分離加熱器の異常は、地震によるものと考えていいのか。
【四国電力】今はそう考えていますけど、実際、何が原因だったのか
は、これからの調査になると思います。

【記者】加熱器は原発の運転にどのような役目を果たしているのか。
【四国電力】簡単に言いますと、これは2次系、いわゆる炉の方じゃな
くて、タービン側の方で、発電機に直結しているタービン側の施設です。
 

.. 2024年04月20日 08:46   No.3003002
++ 東京新聞 (社長)…3054回       
原発事故対策 避難計画は不要なのか

 原発は、どれほど対策を講じても事故の可能性をゼロにはできない。
 万が一の際、周辺住民の安全確保を左右するのが避難計画だ。
 それを、まさか裁判所がこうも軽んじるとは驚きを禁じ得ない。

 住民が関西電力美浜原発3号機と同高浜原発1〜4号機の運転差し止
めを求めた仮処分申請。このうち美浜3号機と高浜1、2号機は営業運
転開始から40年を超えて再稼働した「老朽原発」で、3、4号機も来年
40年になるが、福井地裁は3月末、訴えを退けた。(中略)

 一層の不安をかきたてたのが能登半島地震だ。
 北陸電力志賀原発が立地する石川県志賀町で震度7を観測し、原発に
さまざまなトラブルが発生した。
 現地で多数の建物倒壊や道路寸断が起きたことを受け、住民側は「地
震による原発事故が起きた場合、屋内退避も避難もできず、被曝(ひば
く)を強いられることになる」とあらためて書面を出して訴えた。

 これに対し、地裁は「原子力規制委員会において新規制基準への適合
が認められ、その審査基準において不合理な点はない」と断じたが、そ
もそも規制委は、原子炉の状態が国の規制基準に適合しているかを審査
するだけで「安全」を保証するものではない。
 しかも福井地裁は「避難が必要になるような事態が起きる危険性は立
証されておらず、避難計画の不備については判断するまでもない」と住
民の訴えを一蹴した。

 しかし「避難が必要になるような事態が起きない安全性が立証されて
いる」という事実がない以上、判断を避ける理由にはなるまい。
 規制委の「適合」を根拠に、深刻な事故は起きないと決め付けている
だけではないか。原告側が上訴したのも当然だ。

 国は原発から30キロ圏内の自治体に避難計画の策定を義務付けている
が、規制委は避難計画を評価の対象外としており、避難計画に不備があ
るかを判断するのは、まさに司法の役割であろう。
 避難計画は事故の際、住民を放射能被曝から守る「命綱」とも言うべ
きものだ。それを軽んじるような司法の姿勢には、強い違和感を覚える。
            (4月12日「東京新聞」朝刊5面・社説より)

.. 2024年04月20日 08:52   No.3003003
++ 共同通信 (大学院生)…127回       
核ごみ調査請願、審議継続 原発立地の佐賀・玄海町

 佐賀県の玄海町議会は17日、原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)
の最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れを求める請願書が提出さ
れたのを受け、原子力対策特別委員会を開いた。
 調査に応募するかどうかの審議が事実上始まったが、請願の扱いは話し
合わず、約1週間後の再開催を確認した。
 複数の議会関係者は次回の特別委は25日で、採決まで行われるとの
見通しを示した。現時点では調査推進派が全町議10人の過半数を占めて
いるという。

 原発がある市町村で核のごみ調査に関する請願が出たのは全国で初めて。
 核のごみの議論が全国的な広がりを欠く中、九州電力玄海原発が立地
する町の判断が注目を集めている。
     (4月17日「共同通信」より)

.. 2024年04月21日 08:28   No.3003004
++ 東京新聞 (社長)…3058回       
◆東電・再稼働を問う
柏崎刈羽原発 新潟県知事経験者に聞く 上 米山隆一氏

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を巡り、政府は立地自治体の
新潟県に同意を要請しており、花角英世知事の対応が焦点となっている。
一連の動きをどう見るか。原発と向き合ってきた新潟県知事経験者の衆院
議員2人のうち、まずは米山隆一氏(立憲民主党、新潟5区)に聞いた。
(宮尾幹成)

◇事故時の避難コスト 東電が払う合意必要
県民に死闘なら知事選でなく住民投票で

 −県が再稼働同意の可否を判断する機は熟しているのか。
 判断の材料を県も国も示していない。事故時の避難経路は相当程度に
渋滞して、一定期間被ばくするのはほぼ確実。だから、そのシミュレー
ションを基にした避難計画をちゃんと作った上で、東京電力はそのコスト
を払うという合意があってしかるべきだ。それをうやむやにしている。

 −花角知事は、県民の意思確認について「信を問う」と、出直し知事選
も示唆している。望ましい意思確認の方法は。
 住民投票でやるべきだ。出直し選挙は党派性や人格などが混じってし
まい、実は原発再稼働を問うていないというようなことが起こる。今、
出直し選挙をやったら再稼働反対派の野党系が勝つ確率が5、6割あるの
で、何ならやってもらってもいいが、原理原則では住民投票だ。

 −国からの同意要請については、県議会の自民党からも「時期尚早だ」
との声が上がっている。
 政局的なうがった見方をするなら、自民党が花角知事に知事選に打って
出てほしくなくて、けん制する意味もあるのではないか。

 −原発事故について県独自の「三つの検証」を総括する有識者会議が
花角知事と対立し、事実上休止した。県が報告書を取りまとめる事態と
なった。
 例えば避難道路の整備について、ただ道路を造るような話になって
いる。みんなが一斉に逃げた時に渋滞しない道路なんて無理なわけで、
むしろ何時間か渋滞することを前提に考えないといけないのに、県の志
が低い。再稼働という結論に向かって、都合のいい情報だけ示している。

.. 2024年04月21日 08:33   No.3003005
++ 東京新聞 (社長)…3059回       
 −超党派の地方議員グループに、再稼働の同意の対象を立地自治体だけ
でなく、避難計画の策定が義務づけられている30キロ圏の自治体まで広
げるよう求める動きがある。
 実務的にちょっと難しいのではないか。今の行政の枠組みでは、広域
自治体は県という形になっている。30キロ圏の人の声はちゃんと県が集約
するという代表の仕方しかないと思う。

 −そもそも、柏崎刈羽の再稼働は必要なのか。
 選択の問題で、全否定するつもりはない。エネルギーコストを考えて
再稼働を取るという選択はできるが、同時に大きなリスクと、リスクに
対処するためのコストも伴う。それをきちんと示して選ぶべきだ。
(4月18日東京新聞朝刊2面より)

.. 2024年04月21日 08:39   No.3003006
++ TBS (幼稚園生)…2回       
地震と原発事故が同時に発生…
  新潟県独自の「3つの検証」元委員が避難方法を疑問視

 原発を巡る新潟県独自の「3つの検証」の元委員によるシンポジウム
が開かれ、原発事故における避難方法の実効性などを疑問視しました。

 新潟市で開かれたシンポジウムは福島第一原発の事故をめぐる県独自
の「3つの検証」の元委員らで構成される「市民検証委員会」が開きま
した。
 この中で3人の元委員が登壇し、原子力災害時の安全な避難方法を検
証した避難委員会の上岡直見元委員は、能登半島地震や中越地震では多
くの道路が通行止めになったとし、地震と原発事故が同時に起きる複合
災害では安全な避難は難しいと語りました。
 「自動車はどこか1か所でも通れない所があると、そこでおしまい」
 また県が試算した避難時間も現実的ではないと指摘しました。
 「食事、水そういうところを考えられていない。まだまだ机の上だけ
の検討にとどまっている」
 このほか、柏崎刈羽原発の近くには多数の活断層があり、危険性があ
るとの意見も出ました。
 市民検証委員会は今後、これらの点について市民と議論を深めるとし
ています。     (4月21日18:42「TBS」NEWS DIGより)

.. 2024年04月23日 05:20   No.3003007
++ 新潟日報 (大学生)…95回       
「新潟県民の不安解消されない限り、花角英世知事は再稼働を
  容認しない」 柏崎刈羽原発7号機の核燃料装填について
  磯田達伸・長岡市長「再稼働とは別問題」

 東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発7号機(新潟県)で原子炉へ
の核燃料装填(そうてん)が始まったことについて、新潟県長岡市の磯
田達伸市長は4月17日の記者会見で「東電がどのような形で準備を進め
ても、県民の不安が解消されない限り、花角英世知事は再稼働を容認し
ないと考えている」と述べ、今回の動きが再稼働に直接結び付くもので
はないとの認識を示した。

 燃料装填は、東電が原子力規制委員会から出されていた運転禁止命令
の解除を受けた一つの取り組みだとし、「再稼働を容認するかは別の問
題。冷静に受け止めている」と語った。
 その上で、長岡市を含む柏崎刈羽原発から半径5から30キロ圏の避難
準備区域(UPZ)の住民が「安心できる状況になるまでは、再稼働の議
論はするべきではない」とこれまでの主張を繰り返した。
 長岡市は大半がUPZに含まれている。
  (4月18日「新潟日報デジタルプラスより)

.. 2024年04月23日 05:25   No.3003008
++ 毎日新聞 (社長)…373回       
【近事片々】より

 ・イランでの爆発に世界が身構える。イスラエルの限定的な攻撃と
  伝えられるが、影響も「限定的」で済むのか。
 ・ガザの人道危機に加え、中東情勢は核を巡る緊張も。
  報復の連鎖を止める国際社会の行動が急務。
              (4月20日「毎日新聞」夕刊1面より)

.. 2024年04月23日 05:31   No.3003009
++ 新潟日報デジタルプラス (中学生)…36回       
新潟・柏崎刈羽原発7号機の核燃料装填作業で2度の中断
  伊藤信哉原子力規制事務所長「再発を危惧」、
  ブレーカートラブルの重要度は「東電の調査結果を見て判断」

 7号機への燃料装填(そうてん)で、制御棒を操作する機器のトラブ
ルで作業が中断したことについて、原子力規制庁柏崎刈羽原子力規制事
務所の伊藤信哉所長は4月23日の定例記者会見で「再発を危惧している。
東電の調査結果を確認した上で(重要度を)判断したい」と述べた。
      (後略)  (4月24日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2024年04月25日 07:17   No.3003010


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