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1.付け焼き刃ではやはりダメ、安全性確保には廃炉しかない
−根付かない松、破れた金網、沈み込んだテトラポット…津波対策の現状−
2006年秋の浜岡ツアーが11月4日(土)〜5日(日)に行われたので参加してきました。浜岡原発を考える静岡ネットワーク(略称浜ネット)の総会に参加することとスマトラ沖地震以降に対策が立てられた浜岡原発の津波対策の現状の確認の2つが主な目的です。 私は時間の都合で浜ネットの総会に出ることは出来ませんでした。総会の報告は後日します。集会終了後の懇親会では『「通販生活」の浜岡原発の特集などにより今までこういう運動に関わっていない層からの参加者も若干とはいえ増えた』とのうれしい話も聞かれました。 次の日に浜岡原発に行きました。「10メートルの天然の堤防があるので津波が来ても原発は大丈夫」と中電は宣伝しているようですが、スマトラ地震に危機感を持ったようで、2005年の春に浜岡ツアーで見学した際に石を詰めたネットや土のうを積み上げたり、松を植えたり護岸工事を行っていました。 それがどうなっているか確認しましたが、松の高さは私の腰の高さしかなく、松と松の間隔も隙間だらけでとても防風林の役目を果たせるものではなく、参加者の中から「まるで盆栽のようだ」との声まで挙がる始末です。石を詰めたネットも、ネットの脇から石が出たものや壊れたものが目につきました。壊れて飛び出た針金は参加者の通行の邪魔にしかなっていませんでした。土のうは完全に砂浜に埋もれてしまっていますし、テトラポットもテトラポットの下の砂が運ばれてしまい、海に砂が流されない予防の意味をなしていません。 予想できたこととはいえ、中部電力の津波対策は所詮付け焼き刃でしかありませんでした。 安全性を確保するには結局のところ浜岡原発の廃止しかないでしょう。 アツミマサズミ
2.東海地震の震源域の真っ只中にある中部電力・浜岡原発(1号機〜5号機)は世界一危険と指摘される原発です。地震エネルギーは今も着々とたまり続けていて、浜岡原発に危険が迫ってきています。一刻も早い「原発停止」が望まれます。 又、原子力(原発・原爆)のゴミでつくられる劣化ウラン弾(劣化ウラン兵器)もイラクやアフガニスタン、パレスチナで放射能と重金属毒性の二つをまきちらしています。この劣化ウラン兵器禁止をめざす国際行動・東京圏集会が11月12日(日)文京区民センターで開催されます。 (13:00〜17:30 第2部は18:00〜19:30)
.. 2006年11月09日 08:32 No.30001
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