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■--「40年超原発」
++ 毎日新聞 (社長)…366回          

「40年超原発」美浜原発3号機、運転差し止め認めず 大阪高裁

 運転開始から40年を超えて稼働している関西電力美浜原発3号機(福
井県美浜町)の運転差し止め仮処分の可否が争われた即時抗告審で、大
阪高裁は15日、差し止めを認めない決定を出した。
 「40年超原発」の安全性を認めた大阪地裁決定(2022年12月)と同様、
老朽化による重大事故のリスクを主張した地元住民側の訴えを退けた。

 仮処分は、福井・滋賀・京都3府県の住民が大阪地裁に申し立てた。
 地裁は2022年12月、東京電力福島第一原発事故(2011年)を踏まえた
新規制基準に沿って関電が点検や劣化状況の評価をしており、運転延長
を認めた原子力規制委員会の審査も問題はないと判断。
 申し立てを却下し、住民側が大阪高裁に即時抗告していた。

 住民側は即時抗告審で、老朽化による危険性を改めて主張したうえ
で、1月の能登半島地震で道路が寸断したことも踏まえて「地震による
原発事故が起きた場合、避難は不可能だ」と訴えた。
 関電側は、原子炉容器を目視や超音波で検査するなどして安全性を確
保していると反論。避難計画も国の原子力防災会議で合理的と確認され
たとしている。(後略)        (3月15日「毎日新聞」より抜粋)
.. 2024年03月16日 08:33   No.2982001

++ 新潟日報デジタルプラス (小学校高学年)…22回       
柏崎刈羽原発運転差し止め訴訟・能登半島地震踏まえ、
  原発事故時の避難や屋内退避の難しさ主張に追加へ
  原告側方針、新潟地裁で進行協議

 新潟県に立地する東京電力柏崎刈羽原発の周辺住民らが東電を相手取
り、柏崎刈羽原発の運転差し止めを求めた新潟地裁での訴訟で、原告側
が能登半島地震を踏まえ、改めて原発事故時の避難の難しさなどを主張
に追加することが3月14日、分かった。東電は今後の法廷で、能登半島
地震で表面化した課題について見解を示すことになる。

 新潟地裁で3月14日にあった原告、被告、裁判所による進行協議後、
関係者が明らかにした。原告側は、地震の態様や影響を予測する難し
さ、原発事故時の避難が困難であることを主張する方針だ。(後略)
           (3月15日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2024年03月16日 08:39   No.2982002
++ 週刊新社会 (小学校高学年)…21回       
カネまみれの世襲政治
自公政権は墜落寸前=内閣は不支持率82%、自民党支持率16%
  沈思実行(184)              鎌田 慧

◯この世を得体の知れないモノが蠢いている。それを感じさせられて気
分が悪い。
 日本の政治を支配しているのは「自由民主」と「公明」という名の政
党だが、すでに「自由・民主・公明」などは、退散して、抜け殻に
なってしまった集団だ。
 金権、買収、不正、歪曲でいっぱいだ。

 宗教団体(旧統一教会)から選挙での推薦状をもらっていた盛山文部
科学大臣。「憲法改悪」まで言及した「確認書」にサインまでしながら、
醜いウソ答弁ばかり。その汚れた手で裁判所へ、宗教団体の「解散命
令」請求書にサインまでしていた。

◯この腹黒い政治家の名前は「正仁」。
 と、悪口をいいたくなるほど、国会議員に当選するためなら、なり振
り構わない二重人格。彼が所属する自民党は、ロッキード事件やリク
ルート事件など、カネが政治を動かす「企業献金」に縛られる政治はも
うやめよう、と決め、その代わりに「政党助成金」制度をつくった。
 ところが、いまは両手に政治献金と政党助成金を握っている。政治献
金、カネ集めのパーティー券販売。さらに、年間159億円にも達する政
党交付金(我々の税金だ)。

◯そして、内閣官房機密費(9660万円)を使い放題。松野博一前官房長
官が退任する直前、4660万円を自分が管理する金庫にちゃっかり納入し
ていた。

◯二階俊博・元自民党幹事長は、パーティー券の裏金で、2020年から
2022年の3年間に3500万円分も書籍を購入したという。それらは、自分
の記事が掲載された雑誌「月刊日本」3千部のほか、「月刊公論」2千
部、大下英治氏の書籍を1万2千3百部。大仲吉一氏7千部など、自分
について書かれた書籍だが、もしも選挙民に無料配布していたなら、贈
答品で買収に値する。

◯いまや、内閣不支持率82%、自民党支持率16%。
 (毎日新聞、2月19日)。
 自公政権は墜落寸前。子孫のためだけの世襲政治と乱脈極まる長期政
権の末路だ。
 大企業優遇、非正規労働者いじめ、危険原発の推進。
 財界(経団連)支配の悪政を許してきたのは、残念ながら、われわれ
選挙民なのだ。        (2024年3月6日「週刊新社会」より)

.. 2024年03月16日 08:53   No.2982003
++ こちら特報部 (小学校中学年)…10回       
避難の広域・長期化 危うい「創造的復興」
  「すり替わる主体『排除』の回避を」
   「つながり維持に住民が早く活動を」

能登半島地震の被災地でインフラの復旧や仮設住宅の建設が遅れて
いる。現状を憂うのが東日本大震災の経験者ら。当時と重なるところが
あると語る。例えば長期の避難と再三の転居。復興の局面で波紋を広げ
たという。繰り返さないためにどうすべきか。響きがいい復興のスロー
ガンを聞くばかりで大丈夫か。彼らの言葉から能登に伝えたい復興の
教訓を考えた。(西田直晃、岸本拓也)

 「能登が同じ失敗をたどりかねない」
 8日、東京都内であったシンポジウム。新刊「被災者発の復興論」を
執筆した3.11の経験者3人が出席した。冒頭の発言は宮城県石巻市雄勝町

で被災した宮城大の阿部晃成特任助教(災害社会学)が口にした。
 震災後、生まれ育った雄勝町は高台への住宅移転が進んだが、人口は
震災前の4分の1にまで減った。町外に移った住民と残った住民の間に溝
ができた一方、行政が有効策を示さず、むしろ「出た人」として復興の
主体から外したという。 (中略)

一方で(石川)県は復興の基本方針を示す。目を引くのが「創造的
復興」という言葉。その理念は「単なる復旧にとどめず、能登ブランド
をより一層高める」とある。
 3.11後も使われてきた「創造的復興」は自民、公明両党の「復興加速
化のための提言」に頻出する。「単に震災前の状態に戻すのではなく、
『創造的復興』を」といった文脈でだ。

 ただ、言葉の華やかさとは裏腹の状況が横たわる。
 福島原発事故でいえば、政府は住民の早期帰還のため、避難者の判断
が付かない時期に帰るか帰らないかの選択を迫った。避難者が戻らない
中、科学技術と産業競争力を強化する研究開発拠点の整備を軸とした
「創造的復興」が行政主導で進められ、新住民を求めて福島への移住も促す。
(後略)
(3月15日 東京新聞20面「こちら特報部」より抜粋)

詳細はWebで 表題は 能登半島地震の「復興」に気をもむ
   3.11の経験者たち
   今だからこそ伝えたい苦い「教訓」とは
https://www.tokyo-np.co.jp/article/315236?rct

.. 2024年03月17日 08:53   No.2982004
++ こちら特報部 (小学校中学年)…11回       
米軍が神戸に投下 不明だった模擬原爆  「パンプキン」特定なるか

 太平洋戦争末期、全国に49発投下された模擬原爆「パンプキン」。
詳しい着弾地点が分からない3発のうち、神戸市の1発の調査を現地の
大学院生が進めている。全国の研究者の協力で昨年末に模擬原爆の可能
性がある金属片を回収し、特定を目指して分析中だ。戦後79年を経ても
残る、日本本土空襲の謎。神戸に最初の大空襲があった3月17日を前に
考えた。(宮畑譲、山田雄之)

「もし何も出なかったら、調査が一からやり直しになる。何かしら
爆弾が落とされたと言える証しが出てひと安心しました」。神戸市の
模擬原爆を調査した、神戸大大学院の西岡孔貴さん(26)=大阪市=が、
爆弾の一部とみられる金属片を見つけた瞬間を振り返る。
 広島に原爆が投下される13日前の1945年7月24日、神戸市内に4発の
模擬原爆が投下された。原爆投下訓練用に開発され、カボチャのような
ずんぐりとした形から「パンプキン」と呼ばれた。長さ3.5メートル、
直径1.5メートル、重さ4.5トンで、プルトニウム型の長崎原爆
「ファットマン」と同サイズ。高性能爆薬を詰められていた。
(後略)
(3月16日 東京新聞28面「こちら特報部」より抜粋)

詳細はWebで 表題は 模擬原爆「パンプキン」の着弾地点を
   79年ぶり特定なるか 
 不明だった神戸市の1発 神戸大学院生が調査
https://www.tokyo-np.co.jp/article/315479?rct=tokuhou

.. 2024年03月17日 09:08   No.2982005
++ 週刊新社会 (小学校高学年)…22回       
超少子化の時代
出生率が下がったのは、現在の生活、将来の生活が不安定だから
              鎌田 慧 沈思実行(185)

◯韓国の出生率が0.72。驚くべき水準だ。世界最低水準、という。それも
8年連続で前年を下まわった。報道された数字を知って、ほとんどの
ひとが日本を対置して考えたと思う。子どもをつくらないのは、経済的
に苦しいか、「将来への漠然たる不安」があるからだ。おそらく、若もの
たちが感じる将来への不安は、日韓おなじようなものだと思う。
 というのも、わたしたち(60年安保世代)あるいは70年代全共闘世代、
いま80代、70代の周辺は、明日の生活のことを思い煩う必要はなかった。
大企業志向はなかった。就職であせるのは恥ずかしい。どこかで食べて
行ける、と言う楽観があった。
 それは高度経済成長時代にあたっていたからだ。たとえば、臨時工
(臨時職員)の本工化(社員化)運動は、高度成長期前からあった。
それは達成された。
 が、1986年に労働者派遣法が施行され、派遣事業が認められた。まも
なく工場労働者の派遣が合法化され、非正規時代となった。

◯暴力団由来の「人夫出し」を合法化したのが「派遣法」だった。その
法律の下で、臨時工が大量に復活、いま「非正規」が40%、という不安定
時代を招来するようになった。
◯出生率が下がったのは、現在の生活ばかりか、将来の生活が不安定だ
からだ。男女ともに職場が安定せず、賃金が上がることなく、いつ解雇
されるか判らない。そんな身分不安定な状態では結婚できず、結婚した
にしても、子供を産んで育てられる状況にはない。それが現実なのだ。
 晩婚化、非婚化は本人の好みや流行ではない。それでいて、大企業は、
未曾有の内部留保を抱えてウケに入っている。
 韓国では、今年1年生の入学者がいない小学校が、全国で150校になる、
という。ソウルにある大企業への就職にむけて、子供の頃から競争が
激しい。生き残るためだ。日本でも塾に通い、公立の学校から私立
有名校にむかう競争が激しくなっている。
 それらはけっして豊かさのあらわれではない。「出世」でしか、
生き残れない社会は、貧しさの現れである。
        (2024年3月13日「週刊新社会」より)

.. 2024年03月17日 09:13   No.2982006
++ 新潟日報デジタルプラス (小学校高学年)…23回       
[誰のための原発か]行き場のない民意編<1>—熱意<上>
  再稼働の判断にどう関われるのか、
  「理解」の中身も見えず 東京電力柏崎刈羽原発の新潟から問う

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、新潟県内では今後「地元同意」
が焦点となる。立地自治体の首長が判断を示すのが一般的だが、「地元」
の範囲や住民の意見集約の方法に法的な定めはない。
 とりわけ立地地域でない県民の思いがどう考慮されるのかは不明瞭だ。
 長期企画「誰のための原発か 新潟から問う」の今シリーズでは、住
民投票の試みや地方議会、首長の言動などを通して「行き場のない民
意」について考える。 (5回続きの1、「熱意」の上)=敬称略=

 柏崎刈羽原発の安全性について議論する「原発の透明性を確保する地
域の会」メンバーだった浅賀。2007年の中越沖地震の後に原発の構内を
視察し、液状化現象により砂が吹き出した現場を実際に見た。今回の被
害が気になった。(後略)
          (3月18日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2024年03月19日 04:56   No.2982007
++ 新潟日報デジタルプラス (小学校高学年)…24回       
[誰のための原発か]行き場のない民意編<1>—熱意<下>
  「誰もが当事者」と住民投票求め集まった有志、
  「意見を言う機会がない」

 広範囲に放射性物質が飛散し、福島県で最大時約16万人が県内外に
避難した2011年3月の東京電力福島第一原発事故は、福島県に隣接する
新潟県で原発への関心がそれほど高くなかった人たちの心も揺さぶった。
 「新潟にも柏崎刈羽原発がある。動かして大丈夫なのか」。事故から
約半年後、当時の民主党政権が示した原発の再稼働方針を、関川村の主
婦近美千代(64)は疑問に感じた。
 柏崎刈羽原発から約110キロ離れた新潟県関川村で生まれ育ち、原発と
は接点がなかった。福島県南相馬市から関川村に避難してきた人々と交
流し、ふるさとを追われた悲しみに触れる中で関心を高めた。(後略)
          (3月18日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2024年03月19日 05:01   No.2982008
++ 新潟日報デジタルプラス (小学校高学年)…25回       
[誰のための原発か]行き場のない民意編<2>—停滞
  求められる情報提供「判断できるよう発信を」、
  過去より「後退」との思いも

「柏崎刈羽原発の検証が行われていないのはなぜか」「検証した委員か
ら直接話を聞きたい」

 2023年11月、新潟市中央区の新潟県自治会館。東京電力福島第一原発
事故を巡る県独自の「三つの検証」を終えて、新潟県が開いた説明会で、
会場とオンラインを合わせた100人以上の参加者から次々に意見や質問が
飛んだ。
 三つの検証では、福島事故の原因や安全な避難方法について議論され
た。避難についての456点をはじめ、新潟県民が原発に向き合っていく上
での課題や論点が示された。(後略)
          (3月18日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2024年03月19日 05:09   No.2982009
++ 新潟日報デジタルプラス (小学校高学年)…26回       
[誰のための原発か]行き場のない民意編<3>—受け皿
  住民投票の条例案、議論深めず圧倒的多数で否決の過去…
  重みを増す県議の責任

 2021年に発覚したIDカードの不正利用など、テロ対策の不備が相次
いだ東電柏崎刈羽原発。追加検査を踏まえて23年12月、原子力規制委員
会は課題が全て改善したと判断、柏崎刈羽原発に対する事実上の運転禁
止命令を解除した。東電の原発事業者としての適格性も再度認めた。
 岸田文雄政権は原発を活用する姿勢を鮮明にし、柏崎刈羽原発6、7
号機の再稼働を目指すが、説明の場では複数のベテラン県議から厳しい
声が上がった。
 「東電は本当に大丈夫か」「同じような不祥事が起きれば、規制委の
判断が誤っていたことになる」。東電に対する強い不信感がにじんだ。
   (後略)  (3月18日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2024年03月19日 05:19   No.2982010


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