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ビタミンCは熱に弱いはずなのに、なぜ柿の葉茶からビタミンCがとれるのでしょうか。お茶は熱湯を注ぐのに、なぜビタミンCは破壊されないのか。疑問に思われるかもしれません。そこにはアジアの人たちの深い知恵が隠されていると同志である石原莞爾平和思想研究会・元会長の渡辺正博士は語ります。
ビタミンCは、専門用語で「アスコルビン酸」といいます。お茶のビタミンCは、これに「プロ」がついて、「プロ・アスコルビン酸」といい、アスコルビン酸になる前のかたち(前駆体)なのです。
アスコルビン酸そのものではなく、これからなる、というかたちで保存されていて、お茶にして飲むと体内でビタミンCができる、という仕組みです。これがオレンジなどであれば、煮沸すれば、熱に弱いビタミンCは破壊されてしまいます。
また、キャベツなど生野菜であれば、放置しておくと、空気にふれて酸化してしまい、同じくビタミンCは壊れてしまいます。ビタミンCは非常に不安定で、熱や光線、空気などによっても破壊されますし、とくに過熱によって大きく失われる事はご承知のとおりです。
実験によると、ビタミンCはふつうの煮沸において、20〜50%減少し、あく抜きなどの水さらしにおいて、さらにビタミンCの溶出が多くなります。したがって、調理の時間はできるだけ短くし、野菜類はあまり細かく切断せずに、ビタミンCが水に溶け出さないようにすることが大事です。
なお、ビタミンCは長期の低温貯蔵にも壊れやすく、冷凍野菜では約50%に減ってしまいます。このように変化しやすいアスコルビン酸を、保存できるかたちに工夫したのがお茶なのです。
緑茶にしても、プロ・アスコルビン酸というかたちでビタミンCは含有されています。ただし発酵させてつくる紅茶、ウーロン茶にはビタミンCは含まれていません。ビタミンCを摂取して直射日光に当たると肌にシミが出来ますので寝る前に摂取するといいでしょう。
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.. 2024年03月09日 09:17 No.2977001
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