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東海第二 再稼働しないで 東葛の市民団体、東電に要望書 日本原電への資金援助撤回など
東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)事故から間もなく13 年となる2日、日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働 に反対する千葉県・東葛地域の市民団体のアピール行動が柏市内であ り、約20人が東電パワーグリッド東葛支社を訪れ、小早川智明東電社長 宛ての要望書を担当者に手渡した。
柏、流山、我孫子、松戸市などの脱原発グループが参加する「東海第 二原発いらない! 東葛デモ実行委員会」が実施した。 昨年9月には約130人が市内をデモ行進し、「東海第二は廃炉に」など と市民らに直接、呼びかけている。 要望書では、東海第二原発の再稼働に向けた原電への資金援助の撤回、 能登半島地震で震度5強を記録した新潟県柏崎市、刈羽村に立地する柏 崎刈羽原発の再稼働断念、汚染水処理施設で水漏れ事故が相次ぐ福島第 一原発で浄化処理した水の海洋放出中止を求めた。
これに先立ち参加者は、東武野田線新柏駅前で「東電の支援なしに東 海第二原発の再稼働はない」などと訴えた。 「原発止めよう! 東葛の会」の日下部信雄さん(81)は「東電は多額の 借金を抱えながら、他の原発を支援するより、原発事故でいまだ復旧、 復興途上の人たちのために資金を出すべきだ」と語気を強めた。 (林容史) (3月4日「東京新聞」千葉版より)
.. 2024年03月05日 08:30 No.2976001
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