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■--志賀原発のトラブル
++ NHK (小学校中学年)…13回          

志賀原発のトラブル 規制委“地震対策見直し必要か検討を”

 今月1日の地震の影響で変圧器が壊れ、現在も外部から電気を受ける
系統の一部が使えなくなるなどのトラブルが起きた北陸電力の志賀原子
力発電所について、10日、開かれた原子力規制委員会は、変圧器の復旧
を急ぐよう求めるとともに、地震対策の見直しが必要か検討するよう事
務局に指示しました。

 変圧器トラブルで対策求める

 今月1日に震度7の揺れを観測した石川県志賀町にある志賀原発で
は、震度5弱相当の揺れを観測しましたが、外部から電気を受けるため
に使われている変圧器で配管が壊れて、絶縁や冷却のための油が漏れる
トラブルがあり、現在も外部から電気を受ける系統の一部が使えなく
なっています。(中略)
 これについて、10日、開かれた原子力規制委員会の会合では委員か
ら、「生き残った変圧器が今後の余震で壊れる可能性についても考慮す
る必要がある。復旧を急ぐとともに、原因究明をしっかり進めてほし
い」とか、「発電所内の不具合で受電できなくなることはおそらく想定
していなかった。今回の対応で十分と考えるのか、対応を強化した方が
いいのか、検討する必要がある」といった意見が出されました。(後略)
            (1月10日「NHK」ニュースより抜粋)
.. 2024年01月12日 07:04   No.2937001

++ 東京新聞 (社長)…2992回       
志賀原発 審査長期化へ 規制委「地震検証に年数」

 原子力規制委員会の山中伸介委員長は10日の記者会見で、北陸電力志
賀原発2号機(石川県)の新規制基準への適合性審査について、能登半島
地震を考慮するため、数年単位で長期化する見通しを示した。(中略)
 石渡明委員が、能登半島地震で未知の複数の断層が連動した可能性に
言及。「地震がどのように起こったかを調べ、審査に生かす必要があ
る」と指摘した。(後略) (1月11日「東京新聞」朝刊2面より抜粋)

.. 2024年01月12日 07:10   No.2937002
++ 東京新聞 (社長)…2993回       
女川原発の再稼働延期 2号機、火災対策工事遅れ

 東北電力は10日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の再稼働
について、予定していた5月ごろから数カ月程度延期すると発表した。
     (後略)   (1月11日「東京新聞」朝刊2面より抜粋)

.. 2024年01月12日 07:16   No.2937003
++ 週刊文春 (小学校低学年)…9回       
志賀原発クライシス 主電源喪失、燃料プールからは水が漏れ−
  メルトダウンにも匹敵も

 前半略

 元日の(能登半島地震)発生直後、<外部電源を一部使えず>と、北陸
電力の発表をもとに各メディアは報じた。だが、この<一部>という表
現は被害を矮小化したものだ。

 志賀原発の外部電源には
 ▽500KV(キロボルト)、▽275KV、▽66KV−大別3つの系統があ
るが、このうち、前者2つの経路上にある変圧器が、今回の地震で故障。
 特に500KVの経路では「主変圧器」と呼ばれるメインの機器が壊れた。
 その結果、全体841KVのうち、実に6割を占める500KVもの外部
電源を失っていたのである。(中略)

 運転停止中の志賀原発では、全ての核燃料は冷却と遮蔽のため、1号
機と2号機の「プール」に保管されており、その数は計1477体にのぼる。
 この2つのプールから計421リットルの放射性物質に汚染された水が
漏れ出し、建物内に溢れたのだ。しかも溢水に伴い、プールの冷却
ポンプも一時的に停止していた。(中略)

 さらに空気中の放射線量を測定するモニタリングポストの故障も
あった。(中略)
 元京都大学原子炉実験所助教の工学者、小出裕章氏が話す。
 「モニタリングポストは住民避難のために必要なものです。(中略)
 本来であれば、絶対に壊れてはいけない設備です」 (中略)

 政府の諮問機関である「原子力委員会」委員長代理を務めた長崎大・
鈴木達治郎教授が語る。
 「設備のあちこちに破損があり弱っているところに、もう一度大きな
余震があった場合に果たしてどうなるのか。今は機能している残った外
部電源をはじめ、設備がそれに耐えられると言い切れるでしょうか」
 (中略)
 能登の冬は厳しさを増し、一刻も早い被災者の救助と支援が求められ
るさなか、志賀原発が直面するクライシスもいまだ予断を許さない。
          (2024年1月18日号「週刊文春」より抜粋)

.. 2024年01月13日 08:54   No.2937004
++ 東京新聞 (社長)…2994回       
「原発ゼロ」継続争点 あす投開票 野党側は再稼働主張
  〔台湾総統選 2024〕

 【新北(台湾北部)=石井宏樹】13日投開票の台湾総統選では原発の継
続も争点になる。民進党政権は脱原発を掲げ、野党側は再稼働などを表
明。選挙結果によっては東日本大震災を受け「原発ゼロ」にかじを切った
台湾のエネルギー政策が変わる可能性もある。(後略)
          (1月12日「東京新聞」朝刊4面より抜粋)

.. 2024年01月13日 09:02   No.2937005
++ 朝日新聞 (社長)…843回       
【素粒子】より

 ・昨日も繰り返された「辺野古が唯一」。8年前、国と沖縄県が訴訟
 合戦をいったん終わらせ、解決に向けて話し合いを始めたその日に、
 安倍首相が発した言葉もこれだった。
  力の強いものが聞く耳を持たず、「唯一」と言い続け、代執行とい
 う禁じ手まで繰り出して、力で民意をねじ伏せる。
  今日の沖縄は明日のどこかの自治体。わがこととして。
        (1月11日「朝日新聞」夕刊1面【素粒子】より)

.. 2024年01月13日 09:14   No.2937006
++ こちら特報部 (小学校低学年)…6回       
能登半島地震 政府「総力を挙げる」と言うけれど
  自衛隊初動 1000人単位「逐次投入は遅い」
  千葉で陸自「降下訓練始め」
 司令塔混乱? 低迷支持率持ち直しに懸命

能登半島地震発生から15日で2週間。岸田文雄首相が「総力を挙げる」
とした政府の対応が問われている。家屋倒壊による生き埋め多発で「時間
との闘い」となる中、自衛隊や消防は適切に派遣されたのか。司令塔で
ある首相官邸の危機対応は十分だったのか。交通網寸断で陸の孤島と
なった半島での救助作戦も検証が求められている。
「総力を挙げて一人でも多くの方を救命、救助できるよう全力で取り
組んでほしい」。生存率が急激に下がる「発生72時間」を目前にした4日午前、
岸田文雄首相は非常災害対策本部の会議で閣僚らに指示した。
 だが、その要を担うはずの自衛隊の派遣を巡っては批判が噴出している。
 (中略)

そもそも「陸の孤島」である能登半島での備えは十分だったのか。
神戸大の室崎益輝名誉教授(防災計画)は「能登半島で三つの断層が同時
に動く地震が起こる最悪の想定が認識されていなかった」と指摘する。
 半島や山岳部で救助隊がすぐ到着できない地域は他にもある。「本来は
発生直後から大量の人員を派遣しないといけないが、直後には深刻な被害
状況がつかめず、初動が遅れたことは問題だ。避難所での資材の備蓄など
も想定が十分ではなく、阪神大震災や東日本大震災などの教訓が学ばれて
いなかった」として、こう戒める。
 「国も地方自治体も油断があったのかもしれないが、陸の孤島で大災害
が起きた際の対応が今後問われる」
(1月13日東京新聞朝刊18面「こちら特報部」より抜粋)

※詳細は2024年1月13日 12時00分発信
https://www.tokyo-np.co.jp/article/302441
Webの見出しは:「小出し」批判の自衛隊派遣だけじゃない…
     ちぐはぐな災害対応続ける岸田政権に見えない「危機感」

.. 2024年01月14日 14:04   No.2937007
++ 東京新聞 (社長)…2995回       
「想定外」でも動かぬ規制委 能登半島地震
  志賀原発外部電源の一部喪失 
  線量計一部未復旧 避難指針も前提崩れる

能登半島地震は、東京電力福島第1原発事故後に進められていた原子力
災害への備えに、想定外の事態を突きつけた。停止中の北陸電力志賀原発
(石川県)は設備の故障で外部電源の一部から電気を受けられなくなり、
完全復旧には半年かかる見通し。道路の寸断や家屋の倒壊も激しく、深刻
な原発事故が起きていたら計画通りの避難は困難だった。だが、今回浮か
び上がった課題に対し、原発の事故対策や避難指針の策定を担う原子力
規制委員会の動きは鈍い。

□故障
「原発内の施設の不具合で受電できないことは想定していないのでは
ないか。考えを整理する必要がある」。10日の規制委の定例会合で、
志賀原発で起きたトラブルについて伴信彦委員が議論を提起した。(中略)

□審査
志賀原発は、新規制基準の適合性が審査されている。事故対策に向けて
想定する地震の大きさについて、今後の分析結果を踏まえた審査が進めら
れる見通しだ。これまでに把握されていなかった断層が地震を引き起こし
た可能性も指摘され、想定の大幅な見直しも視野に入る。
 一方で、既に新規制基準に適合済みの原発への対応は見えない。 (後略)
(1月13日東京新聞朝刊2面「核心」より抜粋)

.. 2024年01月14日 14:11   No.2937008
++ 茨城新聞クロスアイ (小学校中学年)…17回       
防潮堤不備、鉄筋で補強 東海第二、日本原電が方針

 日本原子力発電(原電)は12日、東海第二原発(茨城県東海村)で判明し
た防潮堤工事の不備の調査結果を発表した。
 基礎部分に充填(じゅうてん)されていないコンクリートの厚さは最大
20センチと推計。強度不足を補うため、鉄筋を追加補強する方針を
示した。
 原電によると、基礎部分のコンクリートの未充填部分のうち、目視な
どで確認できたのは8カ所。厚さは最大で16センチだった。このほか音
響探査により7カ所に未充填があった。

 調査結果を踏まえ、原電は未充填だった場所を差し引いて、不足分の
強度を算定。目視できる部分についてはコンクリートを加えて補修する
一方、基礎部分の内部の鉄筋を追加して補強するとした。
 原電の担当者は「これらの対応により、当初予定していた強度を保て
る」と説明した。

 原電は同日、結果と対応方針を原子力規制庁に報告した。今後、同庁
の評価を受けた上で補強に着手する。
 一方、同様に強度不足が見込まれる別の柱の調査については、結果判
明までに数カ月かかるとの見通しを示した。
 東海第二原発では昨年6月、防潮堤の基礎部分にコンクリートが複数
箇所で充填されていないことや、骨格となる鉄筋の変形も確認された。
 原電は一部の工事を中断。同社の村松衛社長は11日、9月予定の安全
対策工事の完了時期について「厳しい」との認識を示した。
            (1月13日「茨城新聞クロスアイ」より)

.. 2024年01月16日 05:31   No.2937009
++ 新潟日報デジタルプラス (小学校低学年)…7回       
[誰のための原発か・新潟から問う]
  事故が地震や津波に重なったら、どう避難すればいい?
  能登半島地震で津波警報、行政の対応に“空白の2時間”…
  住民「自分で判断するしか」

 1月1日の能登半島地震による津波警報を受け、新潟県内でも沿岸部
のある柏崎市や刈羽村で住民が一時避難した。
 東京電力柏崎刈羽原発で放射性物質が漏れる事故はなかったが、高台
に逃れた住民からは津波と原発事故、さらには大雪が重なる複合災害と
なった場合の避難方法などを懸念する声が上がっている。
 行政にとっても住民の状況把握、広域避難となったケースでの住民の
受け入れなどについて、課題が浮かび上がった。(後略)
        (1月15日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2024年01月16日 05:36   No.2937010


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