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■--デブリ搬出
++ 福島民報 (小学校高学年)…28回          

デブリ搬出 大きな壁 第1原発2号機 廃炉作業
  ロボットアーム使用不可の恐れ

 東京電力は福島第一原発廃炉作業の最難関とされる溶融核燃料(デブ
リ)の取り出しで大きな壁に突き当たっている。
 2号機の原子炉格納容器で取り出し装置の挿入口となる貫通部に多量
の堆積物があり、専用に開発したロボットアームが使用できない可能性
があるためだ。
 堆積物が想定以上に固着していることも予想され、他の方法も検討し
ている。
 専門家はカメラで内部を調べられるロボットアームは取り出しの鍵を
握る装置で、手始めとなる2号機で使えるかが今後の作業を左右すると
指摘する。

・「めど立たず」

 「デブリ取り出しのめどが立っていない。炉内の状況も分かっていな
い」。内堀雅雄知事は17日、就任後初めて来県した斎藤健経済産業相に
苦言を呈した。 (中略)

・取り出し延期の可能性

 ロボットアームが使えない場合、アームより細い伸縮式パイプの使用
を検討しているが、専門家からは「調査範囲は限定的」との見方が出て
いる。実際に使うには原子力規制委員会の認可を得る必要があり、今年
度内に予定していた取り出し開始時期が遅れる可能性がある。(後略)
               (12月18日「福島民報」より抜粋)
.. 2023年12月19日 17:43   No.2923001

++ 東京新聞 (社長)…2981回       
「各国で国より人権の流れ」
  韓国元慰安婦訴訟 日本「主権免除」認めず
  韓国対日本でなく よりよい未来模索

 韓国のソウル高裁が旧日本軍の元慰安婦らへの賠償を日本政府に命じ
た11月23日の判決は、日本政府が上告せず今月9日に確定した。国家は他
国の裁判権に服さないとする「主権免除」を主張する日本政府が賠償に
応じる見込みがない中、原告側は訴訟にどんな意義があると考えている
のか。代理人の李相姫弁護士に聞いた。(聞き手=ソウル・木下大資)

◎ 賠償命令には被害を回復させるという象徴性があり、金銭的な賠償
はその一部にすぎない。国際人権の観点からは、(被害があったという)
事実認定や謝罪も重要だ。強制執行の可否にだけ注目して判決の意義を
低くみてほしくない。(中略)
 国際司法の流れは明らかに人権重視に向かっていて、主権免除の法理
をどう克服するかに関する多様な議論や判例、立法が形成されている。
その過程で、今回の判決が出たと見ればいい。
 ここ数年、各国で主権免除を認めない判決が多く出ている。(中略)
 各国の慣行が積み重なり、「戦争はいけない。被害者の人権が大切
だ」というメッセージが伝わると考える。(中略)

◎−判決は日本の植民地支配が不法だったという判断を前提としている。
 強制動員被害者(徴用工)を巡る12年の最高裁判決で、植民地支配の
不法性を前提にした判断が出ている。この点について、韓国の司法は今
後も立場を変更できないと考えるべきだ。(中略)
 慰安婦問題は「韓国対日本」の構図で見るのではなく、国際社会が一
緒に動かなければならない。日本政府もいずれ、(対応に)問題があると
認識する時期が来ると思う。(後略)
 (12月17日「東京新聞」朝刊3面より抜粋)

.. 2023年12月19日 17:49   No.2923002
++ OurPlanet-TV (幼稚園生)…1回       
12/18「子ども被ばく裁判」2審も棄却…仙台高裁

 東京電力福島第一原発事故後、子どもへの被曝を避けるために、国や
県が適切な対応が講じなかったとして、事故当時、福島県に住んでいた
親子らが国と県に1人当たり10万円の慰謝料を求めた訴訟の控訴審判決
で、仙台高裁は18日、一審に続き、原告側の訴えを退ける判決を言い渡
した。

 原告側は、放射性物質の被曝線量を予測するSPEEDIの情報をた
だちに住民に公表したり、子どもたちに安定ヨウ素剤を服用するなどの
被曝対策を行うべきだったなどと主張していたが、仙台高等裁判所の石
栗正子裁判長は、原告側は、国の対応によってどの程度、被ばくしたか
を立証していないなどと指摘。
 原告の主張自体が無意味であるとと判断した。また、SPEEDIの
予測計算の結果は、正確性が高いとはいいがたかったなどとして、データ
を公表しなかったことに「裁量権の逸脱や乱用があったとは言えない」と
述べた。

 裁判長が判決理由を読み終えると、法廷では「恥を知れ」などと怒号
が飛び、裁判所の前では、涙を流す支援者もいた。判決後の記者会見で、
原告団長の今野寿美雄さんは、「国や県の主張をなぞっただけの判決だ。
あきれ果てた。上告して最後まで闘いたい」と述べた。
  (2023/12/18-22:47「OurPlanet-TV」より)

.. 2023年12月20日 06:08   No.2923003
++ 朝日新聞 (社長)…835回       
朝日川柳  山丘春朗選 4句

 ・裏金も文化なりとや自民党  佐藤正路(京都府)
              (辞任総務相のあきれた弁明)
 ・文化なら大革命で追い払え  福田一人(兵庫県)
             (解体的一新)
 ・いつもなら要らん旗振り 今どこに  千葉友幸(宮城県)
             (頭目の森氏)
 ・慎重に殺せと米はアドバイス  後藤克好(東京都)
             (大統領の弁を読み解けば)
             (12月19日「朝日新聞」朝刊12面より)

.. 2023年12月20日 06:14   No.2923004
++ 朝日新聞 (社長)…836回       
【素粒子】より2つ

 ・くるぞくるぞと言われても。新コピー「くるぞ、万博」のこと。
  くるぞ増額、追加負担。
 ・2度増額の建設費。運営費も4割増え1160億円。
  半年間の開催で、大谷選手の「10年7億ドル」超えとは。
  「赤字は負担せず」、国も府市も。
        (12月16日「朝日新聞」夕刊1面【素粒子】より)

.. 2023年12月20日 06:20   No.2923005
++ 新潟日報デジタルプラス (小学校低学年)…6回       
新潟・柏崎刈羽原発の「運転禁止」命令、12月27日に解除へ
  原子力規制委員会、テロ対策の不備「改善確認」と判断

 原子力規制委員会は12月20日の定例会合で、テロ対策不備で事実上の
運転禁止命令を出している東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について、
27日に命令を解除することを決めた。これまでに実施した検査などで改
善を確認したほか、小早川智明社長に意見聴取した内容から判断した。
 会合で小早川社長は「(福島第一原発)事故を起こした東電が社会に
信頼してもらうのは簡単な道ではない。全員参加型の改善を継続してい
く」と述べた。
 山中伸介委員長は「福島への責任が第一であるというのを忘れないで
ほしい」と強調した。(後略)
        (12月20日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2023年12月21日 07:07   No.2923006
++ 琉球新報 (小学校中学年)…18回       
【速報】辺野古代執行訴訟 沖縄県が敗訴 高裁が「承認命令」

 沖縄県にある米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建
設問題で、大浦湾側の軟弱地盤改良工事の設計変更申請の承認を巡り、
斉藤鉄夫国土交通相が玉城デニー県知事に代わって承認するために提起
した代執行訴訟の判決で、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)は
20日、国の請求通り県に申請を承認するよう命じた。
 法定受託事務の代執行の判決は史上初めて。軟弱地盤が広がる大浦湾
側の埋め立て工事強行を司法が認めることとなり、辺野古新基地建設を
巡る法廷闘争は分岐点を迎えた。
 沖縄県が承認しない場合、国が承認を代執行し、大浦湾側の工事が着
手される。県は敗訴しても上告できるが、最高裁で逆転勝訴しない限り
工事は止められない。 (後略) (12月20日「琉球新報」より抜粋)

.. 2023年12月21日 07:13   No.2923007
++ 朝日新聞 (社長)…837回       
【素粒子】より1つ

 ・ミステリーの女王の作品でたどる支持率23%への軌跡。
  参院選勝利で「満潮に乗って」いたはずが「葬儀を終えて」秋風吹
  き、安保と原発で「赤信号」破り。唐突な減税が「運命の裏木戸」
  開け、税滞納者を重用する「奇妙な冗談」の余波残る中、「五匹の
  子豚」ならぬ5人衆の安倍派に激震。
  「そして誰もいなくなった」永田町に「検察側の証人」現れて、
  首相も党も「崖っぷち」。
        (12月18日「朝日新聞」夕刊1面【素粒子】より)

.. 2023年12月21日 07:22   No.2923008
++ 東京新聞 (社長)…2982回       
柏崎刈羽27日運転禁止解除 「説明責任」主体性なし
    <連載 「約束」の今 東京電力と原発>(上)

原子力規制委員会は20日の定例会合で、東京電力柏崎刈羽原発(新潟
県)に出している事実上の運転禁止命令を、27日に解除することを決めた。
テロ対策の不備が相次ぎ2021年4月に出された命令から2年8カ月余り、
福島第1原発で世界最悪レベルの事故を起こした東電が再び原発の運転に
向けた準備に入る。
「福島第1原発事故を起こした東京電力が、社会の皆さまから信頼して
もらうことは簡単ではない。私が率先して説明責任を果たしていきたい」
(中略)※2

 20日の原子力規制委員会の定例会合で、東電の小早川智明社長は手元
の原稿を早口で読み上げた。時折体を揺すり、やじが飛ぶ傍聴席に目を
やる。委員の質問を理解できずに違う事柄を話し始め、制止される場面も。
「肝に銘じます」と委員の指摘を受け入れる返答が目立った。
(後略)※1
(12月21日東京新聞朝刊1面より抜粋)

 ※1 https://www.tokyo-np.co.jp/article/297198
Webの見出しは:しどろもどろ…小早川智明・東京電力社長が答え
あぐねたシンプルな質問 いつも「主体性」は言葉だけ
(12月21日 06時00分発信)
※2 https://www.tokyo-np.co.jp/article/297159
Webの見出しは:柏崎刈羽「運転禁止」27日に解除 原子力規制委、
テロ対策の不備巡り東京電力社長を聴取し「問題なし」
   (12月20日発信記事)

.. 2023年12月22日 05:28   No.2923009
++ 東京新聞 (社長)…2983回       
原発失地回復政権
  兵器産業の売り上げ倍増のための増税も
               鎌田 慧(ルポライター)

 岸田内閣の支持率、22%(共同)。時事通信は17%、毎日新聞は16%。
自民党支持率も17%(毎日)。右往左往するだけの無定見内閣には、
即刻解散、総選挙で引導を渡したい。

 裏金疑惑とガザの非人道攻撃に目を奪われている隙に、原発が息を吹き
返そうとしている。現存する国内原発では最古の関電高浜1号、2号が
再稼働。さらに九電川内1、2号原発もそれに続いで60年運転にむかっ
ている。
 1975年当蒔、東電は原発の耐用年数を30年としていたが、米GEが
耐用年数を40年としたのに従っていた。
 いまは推進側の経産省が延長を認可、規制側の規制庁幹部は経産省
出身という出来レースである。

 先日終了した国連の気候変動会議(COP28)は「化石燃料から脱却
する」対策を採択したが、代替燃料として「原子カ」もその手段にいれた。
 しかし、ほかならぬ原発自体が気候変動に弱い存在だと指摘されている。
 化石燃料からの大転換の手段としての原発は、壮大なるフィクション。

 鮎川ゆりかさん(原子力資料情報室)はいう。「福島事故を契機と
して、気候変動による極端な気象事象に原発は耐え得るのか、という
研究があらゆる分野で行われている」
 岸田内閣は原発産業の回復ばかりか、兵器産業の売り上げ倍増のため
の増税も図っている。
    (12月19日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)

.. 2023年12月22日 05:33   No.2923010


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