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タマネギには神経を落ち着かせる鎮静作用を持つ成分が何種類か含まれています。したがって、よく眠れないという人は、日常生活の料理にタマネギを多く取り入れて試してみてはどうでしょうか。また、玉ねぎの成分は、食べたり飲んだりしなくても、空気中に揮発するので、例えば寝るとき枕元に玉ねぎのスライスを置いておくと安眠できるといいます。
寝つきが悪い人の食べ物として、推奨されているのがバナナです。バナナにはトリプトファンというアミノ酸が含まれています。このトリプトファンは幸福のホルモンと呼ばれるセトロニンを作って精神を安定させ、さらにこのセトロニンは睡眠のリズムを調節するメラトニンを作るので、効果的なのです。1日2本のバナナを食べると効果的だとされています。ただし、寝る前に食べるのはよくないといいます。
眠りが浅く、夜中に目が覚めやすい人は、マグネシウム不足かもしれません。マグネシウムが不足すると、眠りが浅くなることが知られているからです。そこで、眠りの浅い人は、マグネシウムを多く含んだ食品をとるといいかもしれません。
例えば、アーモンドやほうれん草などです。また、ビタミンB群(ビタミンB6、B12)は、マグネシウムと一緒に摂ることで、体内での利用効率が高まることが知られています。ただし、マグネシウムが消化されるとき、カルシウムを消費するので、マグネシウムだけを摂取すると、カルシウム不足になる心配があります。
睡眠不足に陥りがちで、なかなか寝付けないと悩む人が注意したいのは夜中にふと目覚めたとき、つい目を開けてしまわないことです。一度目を開けてしまうと、体は本格的に目覚めてしまって、もはや眠ることは出来なくなり、そのまま悶々と朝まで過ごすことになるからです。
夜中に目が覚めたときは、実際はまだ目覚めてはいなくて夢うつつの状態なのです。本格的には目覚めてはおらず、いわばレム睡眠の状態だから、そのままじっと目をつぶっていれば、またいつしか眠りに入っていくことができるのです。
年齢の増加とともに眠りが浅く睡眠時間も短くなる傾向にあります。最近の追跡調査の研究で7時間眠る人が最も長生きしていることが明らかになり、8.5時間以上眠る方と4時間以下の睡眠時間の方は7時間眠る人たちと比べて死亡する可能性が15%高かい事がわかっています。
石原莞爾平和思想研究会
.. 2023年11月15日 05:47 No.2900001
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