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◎ こうした中で、自衛隊と米軍による「令和5年度統合演習(実働演 習)」が11月10日から20日にかけて全国各地で行われる。その演習に原子 力災害を想定したものがあり、計画書では東海村、柏崎市、御前崎市、 東通村、楢葉町でも行われることとなっているが、原発防護訓練との 標題のみが記されており詳細は不明である。 自衛隊員約3万人、米軍約1万人が参加し、オブザーバーとして NATO、フランス、イギリス、ドイツ、韓国、オーストラリアなども、 オブザーバーとして招へい。車両約3,500両、艦艇約20隻、航空機約210機 とされていることからしても、これまでにない軍事演習として行われる のであり、住民の避難を想定したものとは言えないだろう。
◎ 以上、原子力災害に関する訓練(演習)の事例を3件ほど列記させて いただいたが、これらのことから言えることは、原子力災害=放射能惨事 は起きえることであり、無防備の燃料プールにため込まれた核燃料は 停止中の原発であっても重大な事故の危険にさらされている事実。 国は、原発が攻撃された事態を想定し、軍事的な防衛手段で事態に 対処しようとしている事実が読み取られる。
◎ 実効性のない訓練や戦争体制に国民を引き込むあらゆる策動が行われ ている中で、私たちは「原発いらない」の声を大きくしていかなければ ならないし、東海第二原発を廃炉にする運動にいま全力を注ぐことが 大事になってくるのではないでしょうか。
※11/18(土)「東海第二原発の再稼働を許さない」 首都圏大集会&神田古本屋街デモ(30分程度)にご参加を
日 時:11月18日(土)13:30〜16:00 開場13:00 終了後、原発いらない!神田古本屋街デモ行進 お 話:小出裕章さん(原子核工学博士) 「福島第一原発事故は終わっていません、 原発は即刻廃止すべきです」 鴨下美和さん(福島原発被害東京訴訟原告) 「原発事故は国の責任です。原告が語る被害と理不尽」 村上達也さん(前東海村村長) 「避難計画すら立てられない中での原発再稼働の 荒波にどう向き合うか」 披田信一郎(東海第二原発差止訴訟団) その他
.. 2023年11月12日 08:05 No.2893003
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