返信


■--東海第二原発の工事不備
++ NHK NEWS WEB 茨城 (幼稚園生)…1回          

東海第二原発の工事不備 東海村 村議会で日本原電聴取へ

 茨城県東海村の議会は、東海第二原発で見つかった安全対策のための
防潮堤工事の不備について、重大な事案で原因や会社の対応状況を確認
する必要があるとして、事業者の日本原子力発電を招いてヒアリングす
る方向で調整を進めていることが分かりました。(後略)
         (10月24日「NHK NEWS WEB 茨城」より抜粋)
.. 2023年10月28日 08:29   No.2887001

++ 日本経済新聞 (平社員)…135回       
「やっと始まる。やっと」姉・ひで子さん 袴田さん、無罪主張
  再審初公判、姉が出廷 検察は有罪立証方針 静岡地裁

 1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、裁判の
やり直しが決まった袴田巌さん(87)の再審初公判が27日午前、静岡地裁
で開かれた。
 拘禁症状の残る袴田さんは出廷を免除され、補佐人として姉のひで子
さん(90)が罪状認否で無罪を主張した。
 無罪の公算が大きいとされるなか、検察側は改めて有罪立証する方針
を示した。(後略) (10月27日「日本経済新聞」夕刊9面より抜粋)

.. 2023年10月28日 08:41   No.2887002
++ 東京新聞 (社長)…2948回       
パレスチナのオリーブ    北丸雄二(ジャーナリスト)

 1993年9月のワシントンで私は、クリントンに促された2人のぎこち
ない握手を見ていました。イスラエルのラビン首相とパレスチナ解放機
構のアラファト議長によるオスロ合意調印式。
 あの日、30年後の今日の攻撃や反攻を私たちの多くは想像したくな
かった。
 陽光のせいかアラファトの軍服は平和の象徴のオリーブ色にも見えて
いてその楽観をいま恥じます
 ▼パレスチナはオリー ブ原産地域です。紀元前35世紀頃には栽培も始
まり、樹齢数千年の木が西岸地区で今も生きているそうです。耕作地の
半分近くがオリーブ畑で10月は年に1度の収穫月。その大半が12月まで
に搾油され、消費・輸出される。
 日本でも公正交易の「オルター・トレード・ジャパン」社が現地の農
家やNGOから年十数トンを輸入し「apla.jp」が販売しています
 ▼しかし国際法違反のイスラエル入植地の拡大でオリーブ畑も各所で
寸断・破壊・略奪され、そこに今回のガザの戦闘。西岸地区でも妨害と
弾圧の激化で農作業は滞り、8万世帯のオリーブ農家の今後も危機に瀕
しています
 ▼大洪水後、ノアはオリーブの枝を蛭えた鳩に平和と安住の陸地を見
ました。
 その平和と安住を求めて、ともにノアの末裔のはずの両者が今も殺し
合っている。ノーベル平和賞を受賞したオスロ合意は夢のまま、オリー
ブ収穫の神無月がもうすぐ終わります。
     (10月27日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)

.. 2023年10月28日 08:47   No.2887003
++ 東京新聞 (社長)…2949回       
高線量の現場 まだ多くある   56歳 男性

 9月最終週に入ったころから、気温が20度ぐらいまで下がって急に秋
になり、作業が楽になった。装備を着けても汗をかかないし、ちょうど
いい。こんな季節がずっと続くといいのに。イチエフ(福島第一原発)
からの海洋放出も始まったが、今のところ国内市場の魚の値段にあまり
影響が出ていないようでよかった。

 春以降、現場の関係で被ばく線量が高くなって「これじゃあ、年度末の
3月までもつかどうか…」と心配していたが、何とかなりそうだ。この
ままではみんな現場にいられなくなると、上の方に直談判してやり方が
変わった。
 高線量の現場では遠隔やロボット作業など、現場に行かなくてできる
ように工夫されている けれど、作業によっては人がいかないとできない。

 事故直後と違って、今は作業員の被ばく線量は、年間20ミリシーベルト
未満で管理されていて、 それを万が一でも超えないために、東電から作業
を請け負う元請け企業は、8掛けの約16ミリシーベルトを上限としている。
それに近づくと、俺らは現場を離れなくてはならなくなる。

 高線量の現場では、1日の計画線量(被ばく上限)の設定が0.8や1
ミリシーベルトだが、高いところでは2ミリシーベルトのときもあると
いう。
 さすがに事故直後のように3ミリシーベルトとか5ミリシーベルトなど
はないけれど。そういう現場は人の入れ替わりが激しい。
 線量の低い現場と組み合わせて、どこの下請けも被ばく線量を記した
名簿をにらみながら人繰りを工夫しているけど、技術や経験が必要な作業
はどうしても特定の人に集中する。

 核燃料取り出しのための原子炉建屋やその周辺の作業や調査とか、汚染
水を扱う現場やがれきが残る場所など、高線量の現場はいくつもある。
 単身赴任で来ているから、家族の元に帰って一緒に暮らしたいという
気持ちもあるけど、子どもたちも大きくなったし、まだ作業があるから、
ここで頑張りたい。(聞き手・片山夏子)
(10月27日「東京新聞」朝刊21面「ふくしま作業員日誌」より)

.. 2023年10月29日 07:30   No.2887004
++ 共同通信 (大学院生)…100回       
核ごみ処分方法、再検討を 地学専門家ら300人声明

 地球科学の専門家ら有志が30日、東京都内で記者会見し、原発の高レ
ベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分について「地殻変動が活発な
日本では、地下深くに埋める地層処分は不可能で、従来の政策を再検討
すべきだ」とする声明を出した。呼びかけ人と賛同者は、地学関連学会
の元会長や元教員ら計約300人。

 声明は、今後10万年間の地殻変動に伴う岩盤の脆弱性や地下水の状況
を予測し、安定した場所を国内で具体的に選定することは現状では不可
能と指摘。
 呼びかけ人の1人で北海道教育大の岡村聡名誉教授(地質学)は「科
学技術は進展し、選択肢が増えてくる。拙速に判断すべきではない」と
政策の見直しを求めた。       (10月30日「共同通信」より)

.. 2023年10月31日 05:17   No.2887005
++ 東京新聞 (社長)…2950回       
少数でも実行する
  「放射能から子どもを守る母親の会」「核燃まいね(駄目)!」デモ

                   鎌田 慧(ルポライター)

 ガザ地区へのイスラエル軍の空爆が強まり、地上部隊の侵攻が近づい
ている。
 すでに双方合わせて6千人が殺害された。子どもの死者も多い。大殺
戮(さつりく)がはじまるのかどうか。停戦の兆しはない。
 先週のこの欄で「停戦を祈るしかないのか」と書いたが、少数でも停
戦を呼びかける集会を準備できなかったか、と反省している。
 ハマスにもイスラエルにも同調せず、 とにかく殺載を回避し、人質を
解放する人道的な停戦をもとめる行動の準備をすべきだった。雑用にか
まけていた。

 実は28日の土曜日、青森県弘前市。わたしの故郷だが、そこで少人数
のデモがある。チェルノブイリの原発事故のあと「放射能から子どもを
守る母親の会」が37年間、 315回。「核燃まいね(駄目)!」のパッチ
ワ ークの垂れ幕を掲げて、目抜き通りを歩いてきた。デモといっても多
いどきで50人、少ないときは3人。
 乳児をおんぶし幼児の手を引いて歩きつづけた。わたしも参加したこ
とがある。
 母親の会を主宰する倉坪芳子さん(70)は「冬場に凍った路面で転ぶ人
が出てきたりして、315回で終わりにします」という。3人でも5人でも
中止しないで歩き続けて最後のデモ。
 太平洋岸の六ケ所村「核燃料再処理工場」に反対する母親の会に敬意
を表し一緒に歩きます。少数でも継続してきたその気持ちを伝えたい。
       (10月24日「東京新聞」朝刊「本音のコラム」より)

.. 2023年10月31日 05:24   No.2887006
++ 河北新報 (中学生)…44回       
福島第一原発、実際に飛散した廃液は数リットル
  当初説明した量の数十倍

 東京電力福島第一原発の汚染水を浄化する多核種除去設備(ALP
S)の配管洗浄中、放射性物質を含む廃液が体に付着して協力企業の作
業員2人が一時入院した問題で、東電は30日、飛散した廃液は数リット
ル程度だったと発表した。
 当初は100ミリリットルが床にこぼれたと説明したが、協力企業への聞
き取り調査で、実際の飛散量は数十倍だったことが判明した。(後略)
           (10月30日「河北新報 ONLINE」より抜粋)

.. 2023年11月01日 07:11   No.2887007
++ 東京新聞 (社長)…2951回       
殺すな ガザの停戦を!    鎌田 慧(ルポライター)

 ガザ地区へのイスラエル軍の越境作戦が拡大され、本格的な地上侵攻
が迫っている。27日、国連総会は緊急特別会合をひらき「人道的休戦」
を決議した。
 イスラエルや米国など14カ国が反対したが、賛成が121カ国、国際世論
の圧倒的多数が 』即時かつ持続的な人道的休戦」を決議した。
 日本は棄権だった。先の戦争で東京、大阪などの主要都市の空襲とヒ
ロシマ、ナガサキの惨劇を体験し、いまだその傷痕とトラウマを抱えて
いる加害と被害の日本こそが率先、停戦を呼びかける責任がある。
 すでにガザ地区では8千人の死者、そのうち3千人以上が子どもと伝
えられている。
 「とにかく殺戮を回避し人質を解放する人道的停戦をもとめる行動の
準備をすべきだった」と24日のこの欄で書いた後、私は昨年秋「安倍国
葬」反対デモを呼びかけた友人たちと「殺すな、ガザ地区停戦緊急行
動」を決めた。
 今週11月4日(土)。午後2時。千代田区二番町、イスラエル大使館前。
地下鉄有楽町線麹町駅、6番出口徒歩1分。呼びかけ人…雨宮処凛、
上野千鶴子、落合恵子、神田香織、佐高信、田中優子、永田浩三、前川
喜平さんと鎌田。
 遠く離れたアジアからの、かぼそい少数の声であっても、国際的には
つながっている。
 1日でもはやく殺し合いが止まれば、ひとりの子どものいのちでも救
えるかもしれない。
(10月31日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

.. 2023年11月01日 07:24   No.2887008
++ 新潟日報 (大学生)…85回       
柏崎刈羽原発6号機の「工事計画」、
  原子力規制委員会が補正書提出後初の公開会合
  今後の主な論点確認

 原子力規制委員会は10月31日、新潟県に立地する東京電力柏崎刈羽原
発6号機の安全対策に関する詳細な設計内容をまとめた「工事計画」を
審査する会合を開いた。9月に補正書が提出されてから初めての公開会
合で、今後の主な論点を確認した。
 会合では、東電側が設計変更した設備の安全性や施設の耐震性など、
補正書の概要を説明した。6号機の原子炉建屋に直結し、くいが損傷し
ていた大物搬入建屋の建て替えに関連する新たな補正書を2024年5月に
提出する予定だとした。
 原発を再稼働するには、規制委による三つの審査をクリアしなければ
ならない。
 6号機は新規制基準の適合性審査に2017年12月に「合格」しており、
工事計画が認可されれば、原発の安全管理ルールを定めた保安規定を残
すのみとなる。     (11月1日「新潟日報」より)

.. 2023年11月02日 04:53   No.2887009
++ 東京新聞 (社長)…2952回       
沖縄から日本が見える     宮城 淳(那覇市)

 「沖縄からは日本が見える」と言ったのは永六輔さん。NHKの大
河ドラマ「どうする家康」を見ていてなるほどと思った。
 ドラマで秀吉の人物観察の極意が語られる。人というものは自分より
下だと思う者へ本性を見せる。だから秀吉はさまざまな武将に会うと
き、わざと方言を使い、卑しい自分を見せて相手を油断させ、本性を見
るのだと。
 先の永さんの言葉を合わせて考えると、弱小な沖縄に日本はその本性
を見せているのだ。
 県民が国政選挙や県民投票ではっきり意思を示しても辺野古の工事を
止めない。司法までねじ伏せるという強引さで「粛々と」進めていく。
 沖縄が見たこの国の本性は沖縄だけにとどまらない。福島の漁民が反
対しても「処理水」は放出された。女性、性的マイノリティー、避難
民、この国は弱い立場の人々に対して冷淡ではないだろうか?
 今は一部だけに向いている国のその本性が台湾有事などで、やがて
国民全部に向かうことにならないか不安である。
    (11月1日「東京新聞」朝刊5面「つながるオピニオン」
                       琉球新報より)

.. 2023年11月02日 04:59   No.2887010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用