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■--東電本店合同抗議でのアピール
++ 佐々木敏彦 (小学校高学年)…21回          

「…多核種除去設備が60種類以上の放射性核種をほぼ完全に除去
 | できるかどうか重大なデータがないため依然として深刻な懸念…」
 | 「全米海洋研究所協会」の汚染水海洋放出反対声明(2022.12.12)
 | 10/4(水)第121回東電本店合同抗議でのアピール (下) (了)
 └──── 佐々木敏彦(東電本店合同抗議行動実行委)

 『声明』は、次のように具体的に、日本政府と東電が、希釈して海へ
放出するにあたって無視していること、ALPSが放射性核種を除去で
きていない、と鋭く問うている。

◎ 「この汚染水の放出計画は、海洋生態系の健全性、および海洋生体
系に生命と生活を依存する人々にとって、国境を越えて懸念される問題
である。
 私たち(※筆者注:全米海洋研究所協会NAML)は、各タンクの
放射性核種含有量、放射性核種を除去するために使用される多核種除去
設備(高度液体処理システム)(ALPS)に関する重要なデータ
(critical data)がないこと、そして汚染された廃水の放出に際して『
希釈が汚染に対する解決策 』という仮定について、懸念を有してい
る。」とし、「希釈の根本的な根拠は、有機結合、生物濃縮という生物
学的プロセスの現実と、局所的な海底堆積物への蓄積を無視している。
 蓄積された廃棄冷却水に含まれる放射性核種の多くは、半減期が数十
年から数百年に及び、その悪影響はDNA損傷や細胞ストレスから、ア
サリ、カキ、カニ、ロブスター、エビ、魚など影響を受けた海洋生物を
食べた人の発がんリスク上昇にまで及ぶとされている。
 さらに、多核種除去設備(ALPS)が、影響を受けた廃液に含まれ
る60種類以上の放射性核種(その一部は人を含む生物の特定の組織、
腺、臓器、代謝経路に親和性を持つ)をほぼ完全に除去できるかどうか
が、重大なデータ(critical data)がないため、依然として深刻な懸念
として残っている。」

 この『声明』は極めて重要で、説得力があります。
 事実、全米海洋研究所協会の『反対声明』と同協会の科学者の働きか
けがあって、先に紹介した、太平洋諸島フォーラムヘンリー・プナ事務
総長の発言が生まれたのです。
.. 2023年10月13日 04:57   No.2874001

++ 佐々木敏彦 (小学校高学年)…22回       
※ケン・ベッセラー博士の紹介
 ケン・ベッセラー博士は、米国・ウッズホール海洋研究所の海洋環境
放射能センターの責任者で、海洋に存在する天然及び人工放射性核種の
研究を専門としている。
 この研究所は、汚染水の海洋投棄に反対声明を出した・全米海洋研究
所協会を構成するひとつの研究所である。
 博士は、福島第一原発事故の直後4月に、原発から1kmのところま
で近づいて海水などの放射能汚染について調査をした科学者で、チェル
ノブイリ原発事故の際にも、黒海の放射性物質の影響を調査・研究して
いる。
 「福島第一原発事故でも事故直後の2011年4月、他の日本人研究者と
連名で福島第一原発から出た放射性物質の海洋環境への影響」という
論文をまとめた。
 この論文は、世界で最も権威のある科学雑誌『ネイチャー』への掲載
も決まっていた。

 ところが、日本の気象庁がベッセラー氏の記述は風評を煽るとして削
除を求めた経緯がある。
 つまり、ベッセラー氏は日本の役所が隠したい内容でも科学者の良心
に従って、その危険性を説いてきた反骨の科学者と言える。」と、『週
刊現代』(2013.10.16)は報じていました。
 ケン・ベッセラー博士は、昨年エジプトで開催されたCOP27(国
連気候変動枠組条約第27回締約国会議)において、ヘンリー・プナ太平
洋諸島フォーラム(PIF)事務局長との会談を行ってもいるのです。

 このような全米海洋研究所協会およびケン・ベッセラー博士らの働き
かけで、ヘンリー・プナ事務局長は、「放流で水の安全性を確認する立
場から、放流以外の選択肢を検討する立場」へと変わった(COP27
リリース)のです。

(3)代替案をまともに検討しない、日本政府

◎ 代替案については日本の複数の市民団体が政府に対し、再検討を
迫った経緯がある。
 しかし、都内のある団体代表は、「当時、経済産業省には『何を言わ
れても路線は見直せない』という雰囲気が強かった」、と語っています。
 最も簡単で経済的な方法は「安全な地上保管」である、と私も思います。
 代替案を検討しないのは、トリチウムを放出している、原発・核兵器
所有国の意向でもある、と思います。

.. 2023年10月13日 05:03   No.2874002
++ 佐々木敏彦 (小学校高学年)…23回       
◎ トリチウムの海洋放出は、人間に多くの影響があることは世界から
報告されているのです。
 カナダからは、カップリング原発の下流域で新生児の死亡率の増加、
小児白血病の増加が報告されているのです。
 日本でも同様なことが起きている。玄海原発の隣町の唐津市で白血病
の増加が、泊原発の泊町、隣町の岩内町でもガンの発生が原発稼働後に
道内でそれぞれ、一位と二位になった、と報告されています。

 再処理工場はさらに深刻です。大量のトリチウムが放出、排出されて
いるからだ。イギリス、フランスの再処理工場周辺での白血病を含む健
康被害が多いことが指摘されている。
 日本政府と東電のトリチウム水海洋放出を止め、変更することは、結
果的に、世界の放射能被曝による健康被害を認めることになるからです。

◎ 六ケ所再処理工場が稼働を始め、1年間で800トンの使用済み核燃料
を処理すると、トリチウムの全量が再処理の過程で環境中に放出する。
それは年間18ペタベクトルである。
(福島第一原発で溶け落ちた核燃料は約200トン。それに含まれるトリ
チウムは、約3.4ペタベクレルである。)

 日本政府も原子力規制員会も電気事業者も、絶対に福島第一原発のト
リチウム水=汚染水の放出を止めるわけにいかない根拠がここにある!
 放射能汚染水を1500ベクレル/Lまで薄め、年間22兆ベクレルの海洋投
棄をやめたら、再処理工場は成り立たなくなるからです。
 つまり、原発を推進し、核兵器を開発する技術の開発という根幹の
問題なのです。

 しかし、そんなことは理由にならない。太平洋は、ごみ捨て場では
ない。
 世界の漁獲量の70%を有する太平洋、この太平洋の貴重な海洋資源に
依存し、経済・文化、風土を創り上げてきた島嶼諸国の人々とその社
会、そして海洋生物の安全を破壊することは、絶対に許されるものでは
ない。
 ましてや、島嶼諸国の人々は、ビキニ環礁、タヒチ諸島での相次ぐ原
水爆実験による被曝を経験しているのである。
 彼らとともに、日本政府と東電による放射性汚染水の海洋投棄を許さ
ず、闘ってゆきましょう!

.. 2023年10月13日 05:10   No.2874003
++ 今井孝司 (課長)…154回       
海洋放出等の汚染水問題をテーマ別記事一覧(時系列)で考察
 | −今後くるであろうM8クラスの地震で汚染水タンクは持つのか
 | (M7クラスで、汚染水タンクがずれている)
 └──── (地震がよくわかる会)

○初めに
 8月24日に東京電力がALPS処理汚染水を海洋放出しました。
 各方面の反対の意見を無視した見切り発車でした。
 今後も反対していく際の材料として、汚染水問題のテーマ別記事
一覧(57テーマ)を作成しました。
 その一覧を当会のHP( こちら )にアップしましたの
で、皆さんの考察に役立てれれば幸いです。URLは以下の通りです。
こちら

○M8クラスでタンク破損の可能性が高い
 以下(○テーマ別記事のタイトル)にタイトルのみを示します。
 この中で、以下の4件(19,35,44,47)が特に気になります。
 東日本大震災はM9クラスでしたので、M8クラスの地震が起きても
何ら不思議はないのですが、不幸中の幸いで、M7クラスどまりです。

 ただ、海洋放出が続く今後30年に、M8クラスの地震が福島県沖で起
きる蓋然性は高いと思われます。
 M7クラスで、汚染水タンクがずれている有様で、はたしてM8クラ
スが来た時に、タンクが耐えられるか疑問です。
 タンク破損により「処理途上水」(ほとんど未処理の汚染水)を海洋放
棄となったら、世界中から、非難をあびることでしょう。

(19)2016年11月22日 福島県沖地震(M7.4 最大震度5弱)
(35)2021年2月13日 福島県沖地震(M7.3 最大震度6強)
(44)2022年3月16日 宮城福島県地震(M7.4 最大震度6強)
(47)2022年7月27日 地震計 正確さ評価せず設置 処理水保管タンク

.. 2023年10月14日 07:34   No.2874004
++ 今井孝司 (課長)…155回       
○テーマ別記事のタイトル
(1)2011年3月11日 東日本大震災(M9.0 最大震度7)
(2)3月24日 作業員3人 放射性物質水たまりで「ベータ線熱傷」
(3)4月29日 事故当初 格納容器を水で満たす「水棺」を計画
(4)5月21日 低濃度汚染水保管用のメガフロート到着
(5)10月30日 内閣府政務官 低濃度汚染水の浄化水を飲む
(6)2012年9月19日 原子力規制委員会発足 初代委員長 田中俊一氏
(7)2013年4月3日 原発地下の貯水槽から汚染水漏れ
(8)8月19日 フランジ型タンク 高濃度汚染水漏えい 300トン
(9)9月8日 安倍首相 IOC総会で「アンダーコントロール」発言
(10)2014年2月19日 タンク弁開きっぱなし 高濃度汚染水100トン漏れ
(11)3月25日 福島県漁連 国・東電「地下水バイパス」計画 容認
(12)10月7日 田中委員長 汚染水問題 東電には助言 立案不関与
(13)2015年8月25日 福島県漁協 サブドレン水の排水 浄化後放出で合意
(14)12月18日 「遮水壁」設置で汚染水さらに増加
(15)2016年4月19日 トリチウム処分方法 最短最安は海洋放出 政府試算
(16)6月10日 1月頃 沼津水揚げのアオザメのセシウム 基準値の7倍超
(17)7月13日 国の専門機関 「石棺」方法に初めて言及
(18)7月19日 東電「完全凍結は困難」 凍土遮水壁 規制委会合で見解
(19)11月22日 福島県沖地震(M7.4 最大震度5弱) 仙台1.4メートル津波
(20)11月22日 福島県沖地震 福島第二 燃料プール 冷却1時間半停止
(21)2017年3月31日 日立 川村隆名誉会長 東電会長に 利益相反疑い
(22)7月14日 東電川村会長 処理水海洋放出の方針 県漁連抗議へ
(23)11月16日 台風の降雨 一日地下水量 百数十トンから310トンに急増
(24)2018年2月7日 汚染水処理装置(サリー)が停止 原発事故後初
(25)6月14日 福島第二原発全て廃炉へ 東電社長 内堀知事に表明
(26)6月27日 近畿大学等 研究チーム トリチウム水除去技術 開発
(27)8月30日 政府有識者会議 トリチウム水処分方法 初公聴会 富岡町
(28)9月14日 東電 千島海溝地震対策 防潮堤増設

.. 2023年10月14日 07:41   No.2874005
++ 今井孝司 (課長)…156回       
(29)9月29日 東電 タンク水75万トン(8割以上) 排出基準超え
(30)10月19日 汚染処理水資料 東電ミス1276カ所
(31)2019年9月27日 経産官僚 汚染水の議論「ピーチクパーチク(笑)」
(32)11月14日 放射性物質濃度資料 192カ所ミス トリチウム濃度等
(33)2020年2月19日 処理水タンク底部に沈殿物
(34)12月27日 多核種除去設備 8年近く“試験”運転
(35)2021年2月13日 福島県沖地震(M7.3 最大震度6強)
(36)2月18日 福島県沖地震 タンクずれ・「凍土遮水壁」一時停止
(37)2月22日 福島県沖クロソイ 基準超の放射性物質 出荷停止
(38)4月13日 菅政権 処理水海洋放出 閣議決定
(39)4月13日 経産省 規制基準を満たす水のみを「ALPS処理水」
(40)4月14日 トリチウム“キャラクター動画”修正へ ネットで批判
(41)4月19日 福島県沖 国がクロソイの出荷制限を指示
(42)7月2日 中国 IAEAの福島第一・海洋放出の作業チームに参加へ
(43)2022年1月11日 処理水の公文書 福島県が24点を「不開示」
(44)3月16日 宮城福島県地震(M7.4 最大震度6強)
(45)3月18日 地震 タンク85基で横ずれ コンテナ6基が転倒
(46)3月23日 地震 1号機の格納容器の水位低下
(47)7月27日 地震計 東電が正確さ評価せず設置 処理水保管タンク
(48)8月4日 海洋放出 処理水 年間6000トン(タンク6個分)減るだけ
(49)10月3日 東電 トリチウム不検知線量計 処理水安全性を誇張
(50)2023年2月7日 スズキ 基準超放射性物質 出荷停止に
(51)6月5日 原発港湾 高濃度(基準値の180倍)クロソイ
(52)7月2日 公明山口代表 処理水放出 海水浴時期回避を
(53)7月4日 IAEA 海洋放出を推奨・支持しない
(54)8月1日 ロンドン条約 陸上からの放出であり海洋放棄ではない
(55)8月21日 岸田首相 数十年にわたっても 国が全責任を持って対応
(56)8月24日 東電 アルプス処理水 海洋放出開始

.. 2023年10月14日 07:48   No.2874006
++ 東京新聞 (社長)…2939回       
東海第二再稼働 東海村議会特別委、反対の請願1件「採択せず」
  代表者「極めて残念」

 日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働を巡り、東海
村議会の原子力問題調査特別委員会は12日、再稼働に反対する請願1件
を「採択しない」ことを決めた。関連する請願5件のうち4件の審議が
終わり、再稼働を求める2件が「採択」、反対の2件は「不採択」と
なった。

 この日の請願は昨年2月、「原発再稼働に反対する全国自治体議員の
会」が全国の賛同議員232人の名簿付きで提出。
 特別委の各議員が意見を述べた後に採決があり、賛成は無会派3人と
光風会の1人の計4人で少数だった。
 請願代表者の玉造順一県議(立憲いばらき)は取材に「極めて残念。
 推進の請願を採択とし、反対を不採択としたことが本当に民意の反映
なのか、疑問視せざるを得ない」と述べた。
 残る1件は10月下旬から審議を始める予定だが、12月の定例会までに
判断できるかどうかは不透明だ。(長崎高大)
              (10月13日「東京新聞」茨城版より)

.. 2023年10月14日 08:18   No.2874007
++ まっさき千尋 (高校生)…58回       
水俣病と福島汚染水
 | 「生体濃縮と食物連鎖の恐ろしさ…」
 | トリチウムやストロンチウム、放射性ヨウ素など放射性物質の
 | 影響には「しきい値」がない
 └──── 先崎(まっさき)千尋〔茨城県、元瓜連(うりづら)町長、
           瓜連町は合併により今は那珂市です〕

 水俣病の未認定患者に一時金などを支給する水俣病被害者救済法
(特措法)から漏れたのは不当だとして、近畿など13府県に住む128人が
国と熊本県、原因企業チッソに1人当たり450万円の損害賠償を求めた
訴訟の判決が、先月27日、大阪地裁であった。
 遠野ゆき裁判長は「原告らの症状は水俣病以外に説明ができない」と
して、国などに1人当たり275万円の賠償を命じた。
 この判決はテレビや新聞で大きく伝えられたので、その詳細は省く。

 特措法では、対象地域を不知火海周辺の特定地域に絞り、救済対象者の
年代を限定しているが、今回の判決は特措法対象外の人を水俣病と認めた
ことが画期的だ。
 判決で遠野裁判長は「水俣病周辺の漁場は沿岸に限定されず、獲れた
魚介類は広く流通していた」とし、線引きを認めなかった。

 熊本県水俣市のチッソ水俣工場が毒性の強いメチル水銀を含む排水を
不知火海に流し、汚染された魚介類を食べた住民らに手足のしびれや視野
狭窄(きょうさく)といった症状が相次いだ。
 水俣病は1956年に公式に確認され、国は68年に公害と認定した。母親の
胎内で影響を受けた胎児性水俣病患者もいる。

 私は40年以上前から水俣の人たちと交流を続け、水俣病患者が陸に上
がって栽培した無農薬ミカンなどを食ぺてきた。チッソが垂れ流した排
水溝や、汚染された魚介類を埋め立てた公園や水俣病に関する資料館で
これまでの歴史を知り、涙を流しながら語り部の話を聞き、患者たちの
活動にも触れてきた。
 満潮の時に小川に上がってきた魚を最初に猫が食べるところも実際に
見た。鏡のようになめらかな不知火海の海。自然が豊かで美しい水俣。
そこに「奇病」が襲いかかってきたのだ。

◎生体濃縮と食物連鎖の恐ろしさ

.. 2023年10月15日 05:52   No.2874008
++ まっさき千尋 (高校生)…59回       
 それで分かったことは「生体(生物)濃縮」と「食物連鎖」の恐ろし
さだ。
 生体濃縮とは、ある化学物質が生態系での食物連鎖を経て生物体内に
濃縮されていく現象を言う。体内に入った有機水銀は、体外に排出され
る割合が低く、体内に蓄積、濃縮される。小魚を大きな魚が食べ、それを
最終的に人が食べる。それが食物連鎖。母親の胎内で母親から有機水銀を
吸収し罹患(りかん)するのが、胎児性水俣病だ。生まれた時から水俣病
患者だ。

 3.11で事故を起こした東電福島第一原発のALPS処理汚染水は
8月から海洋放出されているが、どんなに薄められても汚染された魚を
食べれば人体に入る。
 トリチウムやストロンチウム、放射性ヨウ素などの放射性物質が人体
に入る。
 放射性物質による影響には「しきい値」(ある量を超えると変化が現
れる境目)がなく、どんなに微量でも生物への影響があると言われてい
る。トリチウムは安全だという学者もいるが、私はその説を採らない。

 事故を起こした原発のデブリがいつ取り出せるのか、取り出せないの
か、多分誰も分からないと思うが、とにかく汚染水の海洋放出は続く。
 岸田首相は全責任を持つと言っているが、 現時点で、30年後、50年後
に水俣病と同じようなことが起きないと言えるはずがない。
 そしてその頃には関係者は誰もいない。
 首相は、無責任な発言だと思ってもいないのだろう。

    (10月9日「NEWSつくば」《邑から日本を見る》
    145より了承を得て転載)

※先崎氏の「崎」の字は、本来「たつさき」です。
 メールソフトから「機種依存文字」と指摘されるのでやむなく
 「崎」と表記させていただきます。

.. 2023年10月15日 05:58   No.2874009
++ 冨塚元夫 (社長)…425回       
新宿でビラ配布「小児甲状腺がん患者が発言
 | 福島県民健康調査縮小に“ふざけるな”」
 | 11月11日(土)第19回新宿デモにご参加を!
 | 10/14(土)新宿アルタ前街宣に参加
 └──── 冨塚元夫(「脱被ばく実現ネット」)

◎ 10月14日(第二土曜)の新宿アルタ前街宣(アピールとチラシ配り)は
秋晴れのもとで行われました。
 「脱被ばく実現ネット」のボランティアと支援者合計8人がかわるが
わるアピールしました。
 2011年3月の東電福島第一原子力発電所の事故によって、福島県のみ
ならず東日本全体が放射能で汚染されましたが、政府は放出された放射
能はチェルノブイリ事故に比べてけた違いに少ないなどとウソを言い続
けています。
 3月15日に原発から放出された放射能のプルームによって、原発立地
のみならず、中通り、浜通りの福島市、郡山市、いわき市という都市も
高濃度の汚染地域になりました。
 そうした場所が避難指示にならなかったため、懸念された健康被害が
「小児甲状腺がん」として現れました。

◎ 政府・東電は「スクリーニング検査による過剰診断と過剰治療が原
因」と言っていますが、福島県立医大などで手術をした医者は緊急に必
要な手術をしたのであり、本当のがんであって、ほっておいてもよい「
がんもどき」ではなかったと言っています。
 この日は、「小児甲状腺がん患者が発言 県民健康調査縮小に“ふざけ
るな”」というチラシをまきました。
 NHKで放映された林竜平さんの発言をのせたチラシです。
 通行人の受けとりは、いつもと変わずよくないようでしたが、一人で
数枚持って帰る人もあり、50から60枚は配ったと思います。

◎ 「福島を忘れるな、福島を繰り返すな」という発言が多かったよう
です。
 福島を忘れた政府が原発再稼働、老朽原発最大利用に邁進している現
状は大きな地震がいつ来てもおかしくない現状では心配のタネが
つきません。
 多くの国民や、太平洋を囲む国々の反対を押し切って「汚染水」海洋
投棄を強行した政府は「汚染水」と言うのは風評被害をまき散らす「非
国民」で、「処理水」と言わなければならないと言論統制をしています。

.. 2023年10月17日 06:31   No.2874010
++ 冨塚元夫 (社長)…426回       
 さらに、政府は昨年の新「安保3文書」に基づき大軍拡政策を推し進
めていますが、「原発を並べて戦争はできない」(原発にミサイルが当
たれば日本は壊滅)ということを知らないようです。破滅に向かう政府
を止めなければなりません。

◎ 「脱被ばく実現ネット」が10年間近く応援してきた「子ども脱被ば
く裁判」は12月18日に仙台高裁で判決を迎えます。勝利判決を求めて11
月11日(土)には第19回新宿デモを行ないます。
 今回は「子ども脱被ばく裁判の会」が共催になります。
 裁判の会の共同代表である水戸喜代子さんが今年の「多田謡子反権力
人権賞」を受賞しました。水戸さんも11月11日の新宿デモに参加します。
皆様もぜひ参加してください。

.. 2023年10月17日 06:38   No.2874011


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