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福島県川俣町議会が「処理水」放出中止を求める意見書採択 | 「国民的な理解を未だ得られていないALPS処理水の | 海洋放出方針には強く反対…」 | 9月議会最終日に全会一致で採択した | 同じ内容の東京電力への要求書も同時に全会一致で採択 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
9月22日、福島県川俣町議会が全会一致で意見書を採択しました。 「処理水」放出は、業業者をはじめとする関係者の理解なしには如何 なる処分も行わないとの政府と東電の約束が反故にされたことを批判し、 十分な説明も信頼醸成のための話し合いも、議論さえ尽くされることな く、強行されたことに抗議し、これを中止することを求めるものです。 2020年6月にも採択した議会は今回も全員が一致して採択した。 以下に、意見書が提案された6月14日の川俣町議会の議事録から転載 したものです。 意見書そのものが未だ掲載されていないので、議事録を紹介しておきます。
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東京電力福島第一原発ALPS処理水海洋放出に反対する意見書。
政府が、東京電力福島第一原子力発電所における多核種除去設備等で 処理された水(以下「ALPS処理水」という。)の海洋放出方針を決 定してから2年余が経過した。 ALPS処理水の海洋放出は、東日本大震災から12年を経過し、復 興・創生に取り組んできた本県にとって容易に認めることができない措 置であり、強行的に方針を決定した政府には改めて強い不信感を抱かざ るを得ない。
ALPS処理水の処分について、政府は、これまで農林水産業者や自 治体関係者等との意見交換や意見聴取を行ってきたが、その多くは海洋 放出反対、あるいは関係者の理解の醸成や風評対策を求めている。 また、経済産業省が実施した意見募集においても海洋放出の安全性を 懸念する意見が多数あり、十分な議論や国民的な理解が進んでいるとは 決して言える状況にはない。
.. 2023年09月29日 04:43 No.2864001
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