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進む老朽化 関電、先見えず <核心> 全7基稼働でも核燃料搬出先未定 岸田政権 掲げた活用実現不透明
関西電力は15日に高浜原発2号機(福井県)を約12年ぶりに再稼働させ、 国内最多となる全7基の運転体制に入った。しかし、保有する原発は老朽 化し、使用済み核燃料の搬出先は決まらない。東京電力福島第1原発事故 後、原発推進の先頭に立つも、先送りできない課題が山積し、国策の行き 詰まりを露呈している。
午後3時、高浜2号機が原子炉を起動した。実はこれを含め運転開始から 40年を超える高浜1号機、美浜原発3号機は、立地自治体の福井県との約束 を果たさなければ、運転を続けることができない状況にある。 1990年代から懸案となっている使用済み核燃料の県外の搬出先が、決ま らないためだ。関電は県との約束で、搬出先となる中間貯蔵施設の県外 候補地を2023年末までに確定させなければ、3基を停止するとしている。 福井県内にある高浜、大飯、美浜の3原発で保管する使用済み核燃料は 6月末時点で、保管するプールの貯蔵容量の83%に達している。稼働を 続ければ5〜7年で満杯に。核燃料の交換ができなくなり、原発そのもの を動かせなくなる。 (後略) (9月16日東京新聞朝刊2面より抜粋)
※詳細は (9月16日 06時00分配信) Webの題 高浜2号機が再稼働 老朽化、使用済み核燃料の問題で 行き詰まる原発 福島事故以来12基目、すべて西日本 https://www.tokyo-np.co.jp/article/277685
.. 2023年09月17日 05:03 No.2854001
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