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<東海第二原発 再考再稼働>(58) 日本原電本店前で毎月反対集会 とめよう!東海第二原発首都圏連絡会世話人・柳田真さん(83)
世話人を務める「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」は、2018年 8月から毎月欠かさず、日本原子力発電本店(東京都台東区)前で東海 第二原発(茨城県東海村)の再稼働に反対する集会を開いている。8月 で61回目で、最近は毎回70人ほどが参加している。どこの会社でもそう だが、やはり本社に直接訴えかけることが一番効果的だ。(中略)
東京電力の電気料金が高いのは、いまは1ワットも電気を生まない原 発に対するこれまでの巨費の投資や、東海第二の安全対策工事にかかっ ている費用負担などが電気料金に含まれているからだ。トータルで見れ ば、原発は廃炉にした方が電気料金は下げられる。 東海第二は来年9月には現在進めている工事を終え、再稼働を強行し てくるだろう。 東海第二で過酷事故が起これば、茨城だけでなく首都圏全体が放射能 まみれになる。このことは随分と訴えてきたつもりだが、東海第二の危 険性については東京圏ではまだ十分に浸透していない。よく知らない人 が多いため、最近では「東京に一番近い原発」と紹介するようにしてい る。(中略)
各地の原発の反対運動にも携わっているので電力各社と関わってきた が、その中でも対応が一番よくないのが原電だ。 原発を再稼働させないと会社を存続させられない原電の立場は わかっているつもりだ。 私たちはこれまで「つぶれてしまえ」とか「社員の給料を下げろ」と いう類いのことを言ったことはない。 私たちが提案しているのは、国内初の東海原発の廃炉のノウハウを生 かし、廃炉専門の会社になってもらうことだ。
11月には、都内で800人規模の会場を借りて再稼働に反対する大集会を 予定している。廃炉を求める署名活動も進めており、現在4000筆ほど集 まった。もっと集めた後、原電と茨城県、立地・周辺6市村長に提出し たい。工事完了まで約1年と重要な時期になってきたので、小さな市民 団体だが、多少無理してでも多くの人に訴えかけたい。 (聞き手・長崎高大) (8月31日「東京新聞」茨城版より抜粋) 全文はこちらを https://www.47news.jp/9794693.html
.. 2023年09月01日 05:36 No.2841002
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