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◎ 9月3日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」は<中国 内で炎上、橋下の主張にもかみつく…処理水放出めぐり中国の“嫌がら せ”拡大>と題した特集を放送。 司会の松山俊行・フジテレビ政治部長がエマニエル米駐日大使にイン タビュー。 松山氏は「中国の禁輸措置は放っておけばいい」と言い放った。
ゲストの石破茂自民党元幹事長は「中国は科学的根拠を持たない」と 指摘。梅津弥英子アナウンサーは視聴者に、イ.中国の禁輸措置は放って おけばいい、ロ.対抗措置をとるべきだ、ハ.どちらとも言えない—の 三択から選ぶアンケートを実施。調査結果でロ.が80%を超えたと発表。 松山氏は「中国と付き合うのはとても難しい」とコメントした。中国の 措置は理解できるという選択肢がないのは呆れた。
◎ 8月28日のNHK「クローズアップ現代」は<処理水放出・中国へ の対応は?業業者は?>と題して放送。桑子真帆キャスターは「中国は 科学的根拠のない情報をあげ厳しく反発」「放出は、核燃料デブリを取 り出す際のスペース確保のため」などと政府を代弁した。 桑子氏は「汚染水という言葉は中国だけが使っている」と決めつけ、 中国メディアは「フェイク情報」ばかりだと非難した。
続いて、「福島出身で、政府の処理水・有識者会議の委員」と紹介さ れスタジオ出演した開沼博東大大学院情報学環准教授はこう述べた。 「政治の葛藤を『輸入規制』という形で実現しようとするのは、中国 の常とう手段」「政治的な情報の量を増やしていくということも重要。 メディアの役割とか、SNSでの発信とかも含めて、一方でフェイクな どに私たちが取り込まれていかないよう、見極める力は重要」
開沼氏は最後に「漁業を支えたい。中国への日本の水産物輸出は1,700 億円ぐらい。国民1億人ぐらいが1年間で1700円を食べ増やせばいい」 と進言した。問題のすり替えだ。 開沼氏は放流が30年で終わり、デブリの取り出しが終わるかのように 述べたが、とんでもないウソだ。開沼氏は東京大学文学部卒で、文系の 研究者だ。 東大の情報学環は新聞研究所(1948年に米進駐軍の命で設置)を改組 して設立され、城戸又一、稲葉三千男両教授らを擁したリベラルな学風 だった。情けない。
.. 2023年09月07日 04:43 No.2840008
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