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ビッグモーターの不正事件が明るみになってきています。不正と聞いて想像できる範囲を超えているように思えます。故意に車をゴルフボールなどで傷つけた上で修理費用を水増して、保険金を不正に請求するという、保険会社を巻き込んだ悪質な実態が判明しています。そもそも、修理業者と保険会社の正常な関係だったのであろうか。
結局、保険会社は個人のフリートをあげてしまうので保険会社は損をせずに個人が一定の長い期間、保険料が高いままで推移します。修理業者は、事故を起こした箇所の査定を行い、公正な価格の見積もりを提供して、保険会社は、修理業者が適正な価格で修理するのかを見極めるのが一連の流れでしょう。
また、保険会社が修理工場を紹介する場合、信頼性のある修理業者を選定することで、被保険者に対して適切な修理が行われることを保証する役割を果たす必要があります。保険会社からの信頼に応えるために修理業者は高品質で適切なサービスを提供し、この信頼関係を構築すべきです。
保険会社が修理費用を査定する際には、サーベアに依頼して、客観的な基準に基づいて行われるべきです。修理業者と適切な情報交換をし、必要な修理内容を的確に把握し、適正な費用を査定するのがあるべき姿でしょう。
保険会社が修理業者を選定する際には、利益相反を回避する必要があります。つまり、保険会社が特定の修理業者に対して利益を得るような関係にあってはなりません。被保険者の利益に沿った選定が行われるべきでしょう。
保険会社と修理業者は、継続的な改善と教育を行うべきです。業界の新しい技術や規制変更に合わせて、サービスや質を向上させるために努力していくことで、被保険者との信頼が築かれるでしょう。
今回は、上記の何もかもが守られていないために起こりました。誠実に仕事をしようとした人は精神を病んだり退職したりして、会社の方針にNOと言える社員は現在ほとんど残っていない状態なのでしょう。
ユーザーにとって、よほど自動車の構造に詳しくない限り、検査や修理の内容はほぼブラックボックスです。このことが一部の業者が悪徳化する要因にもなっています。修理業者と保険会社が正しく相互に信頼し合い協力することで、被保険者に対して適切な修理サービスが提供されるようになると考えられるのです。
.. 2023年08月17日 04:48 No.2829001
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