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事業者責任にして逃げる国を許さない! | 移動・待機・キャンセルは賃労働です | 7/24(月)ホームヘルパー国賠訴訟第3回控訴審に参加 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎)
地裁段階では、何を言っても意見の必要なしと無視を決め込んで裁判 長も国と同様な態度でした。 やっとまともな民主主義的裁判になり、この日参加した傍聴者からも ドラマのようだったと感想が出ました。 (原告伊藤みどりさんの第2回控訴審報告より)
◎ ホームヘルパー国賠訴訟は2019年11月、東京都品川区の藤原るか さん(66)、同三鷹市の伊藤みどりさん(70)、福島県郡山市の佐藤昌子 さん(67)の3人が起こした。 訪問介護を担う大半の登録ヘルパーは、実際にサービスを提供した時 間しか賃金が支払われない。 移動や待機時間はほぼ無給で、利用者が突然キャンセルした時の休業 手当も出ない。
こうした労働基準法違反の状態を国が放置し、規制権限を行使しな かったのは違法だとし、介護労働者としての尊厳を傷つけられる働き方 を強いられたと訴え、移動時間などの未払い賃金も含め、原告一人に330 万円を支払うよう求めている。
国側は「未払い賃金の支払いは事業者の義務。原告は介護保険制度へ の不満を述べているだけだ」と反論した。 東京地裁で判決が2022年11月1日にあった。高木勝己裁判長は、厚生 労働行政に違法性はないとして請求を退けた。 判決は、賃金未払いを是正する規制権限を行政が行使しなかったこと について、「国賠法( <https://www.asahi.com/topics/word/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E8%B3%A0%E5%84%9F.html> 国家賠償法)上の違法が認められない」と 結論づけた。 一方、原告側が強調していた介護報酬の低さなど <https://www.asahi.com/topics/word/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E4%BF%9D%E9%99%BA.html> 介護保険制度の問題点については言及しなかった。
.. 2023年08月01日 04:54 No.2817001
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