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★2 柏崎刈羽の原発震災が怖い
この文章は東電に送ったものです。 柏崎刈羽原発は1、5、6、7号機が今も動いていて、夏のピークの切り札的な扱いですが、とんでもないこと。 防災技研のこのページをご覧ください。(防災技研は国の研究機関)
この中の図「図11 今回の地震発生の翌日から1週間の期間における東日本の地震活動(防災科研Hi-netの自動処理震源による)。A,B,C,DはM6級を含む浅発地震活動,Vは火山関連の地震活動を示す。」がとても恐ろしいことが書かれています。こんなことを書くといまは「デマだ」と攻撃されかねないのですが、この中の「A」に相当する位置は、長岡平野西縁断層帯につながる位置に見えます。さらに活褶曲帯にも当たるように思います。あるいはそのまま糸魚川静岡構造線につながるようにも思いますし、松代群発地震震源域にも近いし、それに868年の平安時代に起きた貞観地震の際にもこの地域で大きな震災が起きているようですし、今回のような太平洋のプレート境界地震では双子地震がよく起きる場所だと思われます。
この場所は柏崎刈羽にそう遠くなく、陸側の大きな地震がこんどは襲ってくるのではないかと危惧しています。3基の再開どころか、いますぐ全て安全に止めるべきと純粋科学的に考えても思いますが、どうでしょうか。 とてもじゃないが安心でないと思いませんか。災害という意味では、必ずしも福島第一のようになるとは私も考えてはいませんが、このうえ柏崎刈羽が被災したら、東電はもう終わりでしょう。 それから、この図の最大の誘発地震域「D」はなんと福島県浜通地方です。 福島第一の汚染対策で最も急務は余震による二次災害防止です。 このへんはどういう対策をしているのですか。しようがないと言いたいところだと思いますが、がれきの山になっている3号機や4号機など、地震の度に崩れ落ちるのではないかと気がきじゃないです。落ちそうなものをなんとかして下ろすことは出来ないのですか。ほんとうに震度6が来たら崩れませんか。 原発震災の真の恐ろしさを垣間見た気がします。どんな原子炉災害でも一週間かそこらで山を越えたら、その後は最悪の事態にはならないはずが、原発震災の場合はその後にこそ最悪の事故を引き起こす可能性があるのです。
.. 2011年04月21日 14:57 No.281008
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