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「理解」なく進む政府手続き 反対の声に向き合わず 原発処理水IAEA報告書
(前略) 政府と東電は2015年、福島県漁連に対して「関係者の理解なしにいか なる処分(海洋放出)もしない」と文書で約束した。 県漁連と全国漁業協同組合連合会(全漁連)が毎年、海洋放出に反対 する決議を続けている以上、現状のままでは海洋放出はできないはず だ。(中略) IAEAの報告書は、放出計画について「推奨するものでも、支持す るものでもない」と一定の距離を置く。 これをくみ取れば、放出のお墨付きと解釈するのは難しいはずだ。 関係者に「理解」を押しつける道具にしてはならない。(小野沢健太) (7月5日「東京新聞」朝刊1面「解説」より抜粋)
.. 2023年07月06日 16:35 No.2797002
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