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東京電力に原発の運転資格なし、運転禁止命令の継続は当然だ | 花角新潟県知事は県の検証総括委員会を直ちに再開する義務がある └──── 菅井益郎(柏崎巻原発に反対する在京者の会)
◎ 東京電力に原発の運転を任せられるか? 前号で小木曽さんがすでに報告しているように、原発の再稼働を認め る方針だった県議会多数派の与党県議たちも過半が柏崎刈羽原発をこの まま再稼働させる訳にはいかないという。 選挙前のアンケートだったからでもあるが、与党議員から見ても東電 の再稼働の条件が整ったとは言えない状況が続いているし、花角知事も 安直に再稼働とは言えない。
◎ 昨年発足した岸田政権は、原発縮小路線から、原発再稼働、新増設 まで踏み込み、原発政策の大転換を行なったが、地元新潟県民は到底受 け容れられない。 もともと花角知事は一期目の選挙で「脱原発社会をめざす」と公約を 掲げて知事になり、県民に信を問うと言ってきたのである。 花角知事は、泉田知事が設置した技術委員会、米山知事が設置した生 活と健康及び避難の2つの委員会の報告、これら3つの報告書を最終的 にまとめる有識者による検証総括委員会の評価報告を基に判断すると、 くり返し言ってきたのである。
◎ しかし花角知事は、3月に任期が切れた池内了名古屋大名誉教授 以下すべての検証総括委員を再任せず、総括委員会を事実上解散し、代 わって県の担当部局で総括すると宣言した。これは明らかな公約違反 である。 池内委員長は花角知事を厳しく批判し、委員長自ら県民と直接対話を 重ねながら独自の検証報告書を作成し、県民の判断の資料にするとし て、すでに2回の対話集会を行った。最初の対話集会は5月7日に柏崎 市で行われ180人あまりが集り、私も議論に参加した。
.. 2023年07月06日 04:53 No.2793001
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