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■--対馬 国境の島
++ 東京新聞 (社長)…2858回          

 防人の島 核のごみ最終処分
  被爆地の長崎県で 人口減、コロナで観光に痛手
  誘致に向け請願の動き 応募阻止へ署名で対抗

 原発から出る高レベル放射性廃棄物「核のごみ」の最終処分先が決ま
らずに久しい中、被爆地の長崎県で新たな動きが出た。
 処分場の誘致に向け、対馬市の複数の経済団体が市議会に請願を出す
方針を決めた。ただ対馬は国境に近く「防人の島」とも称された。
 安全保障上、重要な地域に埋めていいか。近隣国の反発を買わないか。
                  (西田直晃、中山岳)(後略)
  (5月25日「東京新聞」朝刊22-23面「こちら特報部」より抜粋)
 詳しくはこちらを
https://www.tokyo-np.co.jp/article/252197

☆≪事故情報編集部≫より補足
 署名取り扱い団体:「核のごみと対馬を考える会」
          TEL 0920-52-0569
.. 2023年05月26日 05:23   No.2760001

++ 琉球新報 (小学校中学年)…13回       
核軍縮広島ビジョン 被爆地の願いを裏切った

 G7広島サミットが、3日間の日程を終え閉幕した。
 被爆地での開催で、核廃絶に向けたG7のリーダーシップを発揮して
ほしいという願いは裏切られたと言わざるを得ない。
 議長国として岸田文雄首相の肝いりで発せられた「核軍縮に関するG
7首脳広島ビジョン」には「廃絶」の文字はなく、被爆者にも核兵器禁
止条約にも言及しなかった。

 核保有国の米英仏を含む各国首脳や、ロシアの核の脅威に直面するウ
クライナのゼレンスキー大統領が、原爆資料館を訪れるなどして核兵器
の惨禍の一端に触れたことは、確かに意義があっただろう。
 しかし、サミット全体のトーンは核廃絶とは程遠く、世界の分断、対
立の深さが際立ち、軍事色が濃かった。
 広島ビジョンは、G7サミットで初の核軍縮に特化した文書である。
広島開催だからこそ出されたはずだった。
 しかし内容は、核兵器の保有と核抑止力を正当化するものだった。

 同ビジョンでは「核戦争に勝者はなく、また、核戦争は決して戦われ
てはならないことを確認する」としながら「われわれの安全保障政策は、
核兵器は、それが存在する限りにおいて、防衛目的のために役割を果た
し、侵略を抑止し、ならびに戦争および威圧を防止すべきとの理解に基
づいている」と述べた。
 つまり、使ってはならないが、抑止力として役に立っているというこ
とである。その上で、核拡散防止を訴え、ウクライナを巡るロシアの核
のどう喝や、北朝鮮やイランの行動を批判した。

 こうした姿勢は首脳宣言にも反映され、前文で「全ての者にとっての
安全が損なわれない形での核兵器のない世界という究極の目標に向け
て、軍縮・不拡散の取り組みを強化する」とうたった。
 核兵器は安全のためであり、「核兵器のない世界」を「究極の目標」
としたのである。

 被爆者からは憤りの声が上がっている。カナダを拠点に核廃絶を訴え
ている被爆者のサーロー節子さんは記者会見をして「広島サミットは大
きな失敗だった」と批判した。
 地元紙・中国新聞の金崎由美・ヒロシマ平和メディアセンター長は「
このビジョンに被爆地が賛同したと世界に受け止められれば、ヒロシマ
の訴えは説得力を失うだろう」と指摘している。

.. 2023年05月26日 05:28   No.2760002
++ 琉球新報 (小学校中学年)…14回       
被爆者が求めてきたのは、核兵器を絶対悪として、その廃絶に向けて
道筋をつけることだ。
 核抑止力を認めれば、抑止力として核を持ちたい国が出てくるのは当
然である。そして核兵器が存在する限り、使われる危険も続く。
 保有国間で使わないことを確認し、その数を減らし、廃絶への道筋を
掲げることで、核拡散防止が説得力を持つのだ。
 被爆地の願いに逆行するものが、ヒロシマを冠して発せられてしまっ
た。これを反面教師として、乗り越えていく取り組みがこれから必要だ。
            (5月23日「琉球新報」<社説>より)

.. 2023年05月26日 05:35   No.2760003
++ 日刊ゲンダイ (社長)…250回       
不気味伊豆諸島の地震40回 首都直下の前兆の恐れ
  いま日本周辺は地震の活動期

 首都直下が近づいているのか—。日本列島は5月以降、石川県珠洲市
で震度6強、千葉県木更津市で震度5強など、全国各地で大きな地震が
相次いでいる。
 一昨日(22日)からは、首都圏に近い伊豆諸島地震でも地震が続発し
ている。22日、午後4時40分ごろ、伊豆諸島の新島・神津島近海を震源
とするマグニチュード5.3の地震が発生し、 東京都利島村で震度5弱
を観測。その後も有感地震が断続的に発生している。きのう早朝にも利
島で震度3を観測した。気象庁によると、有感地震は40回以上、観測さ
れているという。

 きのうは、和歌山県、徳島県、香川県でも震度2を観測している。震
源地は紀伊水道。マグニチュードは4.0と推定されている。
 もともと日本は地震大国だが、ここまで各地で頻発すると不安を強め
ている人も多いのではないか。伊豆諸島の地震は、首都直下の前兆なの
だろうか。

 立命館大環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏はこう言う。
「地震は5月1日以降、沖縄でも頻発しています。いま日本列島で起き
ている地震のメカニズムは、すべて同じです。太平洋プレートがフィリ
ピン海プレートの下に潜り込み、玉突きで北米プレートを刺激してい
る。伊豆諸島の地震も、和歌山や徳島の地震も太平洋プレートの活発な
動きが引き起こしているものです。だから、首都直下と南海トラフも分
けて考えない方がいいと思います。富士山の噴火も同じです。同じメカ
ニズムだから、首都直下と富士山噴火と南海トラフの3つのうち、どれ
が最初に起きても不思議はない。江戸時代には、南海トラフの49日後に
富士山が噴火しています」

 いま日本周辺は、地震の活動期に入っているという。活動期は30〜40
年つづくという。
「1993年、北海道の奥尻を襲った『北海道南西沖地震』から活動期に
入ったとみています。マグニチュード7.8、推定震度は6でした。活動
期に入ると、大きな地震が頻繁に起こる。たとえば、1943年に鳥取地震
が起きた後も、1944年の東南海地震、1946年の南海地震、1948年の福井
地震とたてつづけに発生しています」(高橋学氏)
 備えるに越したことはない。
         (5月24日発行「日刊ゲンダイ」2面より)

.. 2023年05月26日 05:41   No.2760004
++ 素粒子 (大学生)…80回       
【素粒子】より4つ

  ・法律の定めで、蓄えたお金が消えてゆく。
   異を唱えても法を知らなかったのが悪いと一蹴される。
   郵便貯金の怪。
  ・法律があるのに、実績を積んだ研究者が消えてゆく。
   法の趣旨に添った運用を求める声も空しく、科学技術立国の
   看板が泣く。雇い止めの怪。
  ・正しくつくられ、正しく使われてこそ良き法律−。
   思いを強くする「怪」ふたつ。
             (5月23日「朝日新聞」夕刊1面より)
  ・いま、マイナカードの誤登録が次々と。事実上の強制の末、
   薬の処方の取り違えで健康被害が生じるなどしたら。
   <表がござれば、裏がござる>
             (5月24日「朝日新聞」夕刊1面より)


.. 2023年05月26日 07:30   No.2760005
++ 新潟日報 (高校生)…67回       
テロ対策の不備相次ぐ柏崎刈羽原発、
  追加検査の報告時期「決まっていない」・東京電力

 新潟県に立地する東京電力の柏崎刈羽原発で、テロ対策上の重大な不
備が相次いだ問題を受けて原子力規制委員会が実施している追加検査が
延長されたことに対し、東電の福田俊彦原子力・立地本部長は5月25日
の定例記者会見で「引き続き取り組みを深掘りしていく」と述べた。
 一方、改善完了を規制委に報告する時期については「いつと決まって
いるものではない」と明言しなかった。

 規制委は追加検査で27項目の課題を指摘。そのうち4項目の改善が不
十分だとし、検査の継続を決めた。今後は東電から改善の報告を受けた
段階でその内容が妥当かを確認する。(中略)

 柏崎刈羽原発では規制委から核燃料の移動を禁止する是正措置命令が
出されている。
 追加検査が終わり、命令が解除されないと、東電は柏崎刈羽原発を再
稼働できない。 (5月26日「新潟日報」デジタルプラスより抜粋)
以下URL、全文は無料登録必要
https://www.47news.jp/-/gen-patsu/9374369.html

.. 2023年05月27日 07:54   No.2760006
++ 福島民報 (小学校高学年)…20回       
原発事故の処理水海洋放出 不安と不満の声相次ぐ
  福島県漁連と国、東電が意見交換 いわき市

 東京電力福島第一原発の放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放
出を巡り、福島県漁連は25日、いわき市の中央台公民館で国、東電との
意見交換会を開いた。
 漁業関係者からは海洋放出に対する不安、国の対策への不満の声が相
次いだ。
 県漁連の野崎哲会長は海洋放出について「反対という立ち位置は変わ
らない」と強調した。政府は「春から夏ごろ」の放出開始を目指すが、
理解醸成は進んでいない。(中略)
 いわき市漁協四倉支所の佐藤芳紀さん(64)は終了後、「有無を言わさ
ずに海洋放出しようとしていることに大きな不安を覚える」と語気を
強めた。(後略)       (5月26日「福島民報」より抜粋)

.. 2023年05月27日 08:01   No.2760007
++ 朝日新聞 (社長)…775回       
【素粒子】より3つ

  ・空中楼閣。事故を起こした原発の炉を支える台座はボロボロ。
   あの東電に安全と言われていったい誰が信用する?。
  ・見果てぬ夢。追い続けて半世紀。もんじゅ事故にも日仏連系の
   挫折にも懲りず、高速炉の旗を振る。
   仮にうまくいっても実用化になお数十年。
  ・12年一日。「事故の可能性はあるけどない」。
   干支が一巡りして司法も安全神話に回帰。
             (5月25日「朝日新聞」夕刊1面より)

.. 2023年05月27日 08:12   No.2760008
++ 東京新聞 (社長)…2861回       
<社説>原発処理水 放出ありきは許されぬ

東京電力福島第一原発事故で発生した放射能処理水を巡り、韓国政府の
視察団が現地を訪問した。水産物の消費が多い韓国では、放射性物質
トリチウムを含む処理水の海洋放出への反発が強く、今月7日の日韓首脳
会談で、日本側が視察団の受け入れに合意した。
 国際原子力機関(IAEA)が6月末までに公表する最終報告書を受
けて、日本政府は今夏にも海洋放出を始める計画だが、処理水の安全性に
対する懸念は依然、払拭されておらず、放出を前提に進めることは許され
ない。
 視察団は韓国原子力安全委員会の劉国熙(ユグクヒ)委員長を団長とし、
原発・放射線専門家らで構成。外務省や東京電力関係者から説明を聞いた
後、福島で処理水貯蔵タンクや汚染水浄化設備、トリチウムの濃度測定
装置などを確認し、意見交換した。
 中国や台湾にも海洋放出を不安視する声がある。特に韓国では政府や
メディアが「汚染水」と呼ぶなど反発が強く、福島など八県の水産物輸
入禁止も続けている。
 韓国国会で多数派の野党は視察団派遣を「処理水放出を追認するイベ
ントではないか」と批判している。視察団は追加の視察や資料提出を求
めており、日本政府は誠実に対応すべきである。
 日本政府は、処理水に含まれるトリチウムは放射線の力が弱く、海外
でも海洋放出されているとして安全性をアピールしており、G7広島
サミットも、日本側の廃炉作業とIAEAの調査を支持する首脳声明を
発表した。
 しかし、日本国内でも福島県の漁業関係者を中心に、風評被害を心配
 する声は消えておらず、健康被害への疑いも晴れていない。
 海洋放出は30年にわたるとされ、現状では安全性が十分に担保されて
 いるとは言い難い。
 岸田文雄政権は新増設を含む原発推進策に回帰しており、海洋放出も
その一環だろう。
 原発が深刻な事故を起こせば、放射性物質を含む処理水の問題に直面
することは避けられない。処理水の安全性が十分に確認され、厳重な監視
体制を整える前に、海洋放出を強行すべきではない。
(5月26日東京新聞5面より)

.. 2023年05月28日 08:14   No.2760009
++ 東京新聞 (社長)…2862回       
福島第一原発の土台損傷、原子力規制委が対策要求 
  東電見通しを「楽観的」と批判する理由は?

 東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)1号機の原子炉圧力
容器を支える土台の損傷について、原子力規制委員会は24日の定例会合
で、敷地外に放射性物質が飛散するケースも想定し、対策を検討するよ
う東電に指示する方針を決めた。対策は一筋縄ではいかない。高い放射線
だけではなく、東電による事故収束作業の遅れ自体が壁となっている。 

◇内部の鉄筋が露出
 「周辺環境や住民に影響があるかもしれないことについては、事故を
起こした東電に素早くやってもらうことが責務だ」。山中伸介委員長は
会合後の会見で、甘い想定で対策を急ごうとしない東電を批判した。
 核燃料があった圧力容器を支える厚さ1.2メートルの円筒形の土台は、
内側の壁面が全周で損傷し、コンクリートがなくなって内部の鉄筋が露
出。だが、東電は放射性物質が建屋外に飛散する事態にはならないと想
定し、数カ月かけて土台の耐震評価をするとしている。
 一方、規制委は圧力容器が落下して外側の格納容器も壊れ、放射性物質
が外部に飛散する重大事態を想定した対応を優先させる必要があると判断
した。
 会合では、東電への厳しい声が相次いだ。杉山智之委員は「東電の見解
は楽観的。それなら大丈夫とは考えられない」と指摘した。

◇戻る住民、増す被ばくリスク
 1号機は2011年3月の事故時、水素爆発で建屋上部が吹き飛び、最上階
がむき出しだ。最上階には崩れたがれきが散乱し、使用済み核燃料プール
や格納容器の上に置かれたふたもずれ落ちた状態で露出している。格納容
器が損傷すれば、放射性物質が建屋外へ放出しかねない。避難指示の解
除が進んで周辺に住民が戻る中で、被ばくリスクが増しているのが実態だ。
 東電は「23年度ごろ」をめどに、1号機建屋を丸ごと覆う大型カバー
の設置を計画している。プール内に残る392体の核燃料の取り出しに向け、
がれき撤去などの作業時に放射性物質を外部へ飛散させないようにする
ためだ。
 カバーが完成すれば、格納容器が損傷しても、建屋外への放射性物質
の飛散を抑える効果は期待できる。
   (後略)
        (5月25日 06時00分 発信 東京新聞より抜粋)
  ※見取り図等は               

.. 2023年05月28日 08:23   No.2760010


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