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■--地震と原発事故情報
++ 槌田春美 (幼稚園生)…1回          

    4つの情報(福島第一3号機で作業員被ばく−東電のずさんな安全管理、たんぽぽ舎へ寄せられたメールご紹介、27日(反原発 銀座デモ)のお知らせ(再
度)、原発の基本がよくわかる本の紹介)をお送りします。

1.福島第一3号機 作業員3人被ばく…東電のずさんな管理体制浮き彫り…
 東京電力は24日、福島第一原発3号機のタービン建屋で電源復旧作業中だった東電協力社員の3人が、40〜50分間に170ミリシーベルト以上を被ばくし、内2人の両足には放射性物質が付着していたため、福島県立医大病院に搬送したと発表した。(25日各紙発表)25日に、千葉市の放射線医学総合研究所に送る。同日他の建屋の作業も中断し、復旧作業は遅れるというが、現場作業者の被ばくは深刻で、今回の被ばく事故も、明らかに「人災」だ。3人を含め、24日現在で今回の事故による累積被ばく線量が100ミリシーベルトを超えている作業員は24日で計17人になった。東電は、3人とも防護服やゴム手袋を着用し、線量計も20ミリシーベルトでアラームが鳴るように設定し、アラームが鳴ったとの情報もあるが
、「なぜ高い線量の中で作業を続けたのかは不明」という。実際には、前日の作業終了後に測った線量が低かったため、24日は作業前に線量を確認していなかった。
さらに搬送された2人は長靴ではなく、普通の作業靴をはいており、作業現場にたまっていた約15cmの水に浸かった状態で作業をしていた。東電責任者は、現場に立ち会っていなかった。180ミリシーベルトと言えば、放射線業務従事者が、「法定の5年間にさらされてよい放射線の限度100ミリシーベルトをはるかに超えている。250ミリシーベルトを1度にまとめて受けた場合に、白血球の減少が始まると計算されている。
この責任を、誰がとるのか。現場の作業員さんの中には、「誰かがやらなければならない仕事を粛々と進めているだけ」と多くを語らない場面もあるようだが、自分たちの労働現場については、雇用主を通すなど、是非声を上げほしい。
 小出裕章・京都大原子炉実験所助教は、「今回の被ばくは、敷地全体が汚染されていることの表れだ。電源が回復し、1つ1つの機器を動かしていく段階だが、多くの作業員が大量の被ばくを覚悟しなければいけない。被曝限度を引き上げてもすぐに限界に達する状態だ。次々と人が必要になるが、特殊技能を持った人員は確保できるか心配だ」と話している。(3月25日毎日新聞3面)
こうした事態を招く原子力発電自体、ゴメンだ!廃炉に向けて、ともに進もう。

2.たんぽぽ舎に、うれしいメールがいくつも寄せられています。
その一つを紹介します。
「いつもメールをありがとうございます。
特に、今回の原発大事故についての情報・分析を感謝しています。
27日のデモ行進に、体調が許せば参加したいと思います。
 昨年頃、「原発なしで暮らせる」という趣旨の冊子の案内を拝見した記憶がありますが、その趣旨の冊子(文献)があれば、教えて下さい(購入できるかどうかも)。
 私は阪神淡路地震が起きたとき、すぐに、このような地震があるのだから原発はやめるべきだ、という投書を朝日新聞に送りましたが、採用されませんでした。
もう一度、その声をあげようと思っています。」大河原礼三(79)歳

.. 2011年03月26日 08:16   No.276001

++ 槌田春美 (幼稚園生)…2回       
3.反原発 銀座デモ!参加者がふえています―再度お知らせします―
福島原発震災発生!3/27(日)「反原発 銀座デモ・パレード」 
東電本社前も通ります。
集合時間  1時45分  出発 2時
デモ集合場所:銀座 水谷橋公園
         (ホテル西洋銀座・テアトル東京のとなり)
        地下鉄銀座1丁目または京橋駅下車数分
        解散は日比谷公園(予定)
        ★日比谷公園で最新状況を報告します。

4.“原発の基本”がよくわかる本を推薦します!
小林公吉著「原子力と人間―闇を生む光」星雲社(たんぽぽ舎で扱っております。)
   第1章 原子力がやってきた
   第2章 原子力の正体
   第3章 原子力といっしょの暮らし その1 原子力発電
   第4章 原子力といっしょの暮らし その2 放射線
   第5章 原子力のない暮らし≪とことん話そう≫ 
                            
私は、この本が大好きです。
今毎日私たちを襲ってくる放射性生成物は、どういう物質で、原子力発電の燃料からどのように生まれるの? 何故生まれるの?世の中は、こうしたことを「常識」として知っている理科系の人間ばかりではないでしょう。
先生は「分りにくいことを分りやすく伝える」努力を続けてこられた高校の先生として、生徒に向かうかのようなやさしさを持って、膨大な原子力の世界を平明に教えてくださいます。原子力の事故は、チェルノブイリなど有名なものだけではなく、隠された深刻な事故が多く存在し、ヒバクで大勢の人々が苦しんでいること。今後深刻に成らざるを得ない食品汚染と内部ヒバク、「放射線単位」の読み解き方。そして1番心配な事故は「地震」によって起こると、今を予言していらっしゃいます。『人類は、原子力発電と共存できるのか。』先生の問いは、最終的にそこに向かい、エネルギー問題について重要な示唆を与えてくださいます。
今、こうした非常時であるからこそ、私はこの1冊を落ち着いて読み、原子力についての知識を身につけておくことを、是非お勧めします。    

.. 2011年03月26日 08:23   No.276002
++ たんぽぽ舎 (中学生)…48回       
3月26日(土)の広瀬隆・槌田敦 講演会が、大盛況 
深刻な放射能汚染の時代が始まった。どう生き闘うか。
●3月26日(土)のたんぽぽ舎22周年は、参加申し込みが殺到したため、広瀬隆さんに、(ムリにお願いして)、午後の部のほかに夕方の部を新しくつくり、部制にして、講演申込者にそちらへまわってもらうことで、やっとなんとかのり切れました。それでも25日(金)のメールと26日(土)の申込者は、ほとんど満員お断りとなってしまったことをおわびします。
(当日の資料は、これらの人々へは贈呈します。)
●槌田敦さんは「福島原発災害は、多重人災の結果―スリーマイル島酷似事故からチェルノブイリ酷似事故へ」(4頁レジュメ)プラス補充資料4頁 「海水が冷却を妨げる恐れー塩が燃料棒に付着―米紙報道。原子力安全保安院長への3つの要求ほか」の2種類を配布し、一時間の熱弁。無知無謀の日本の原子力技術者たち、原子炉に海水注入という大失敗、「想定外」というウソ、安全審査のサボ、チェルノブイリ酷似事故への展開と、農耕制限。東京電力は、すべての有価資産を売却して、事故対策と被害者保障に当てよ、と講演しました。
●広瀬隆さんは、「爆発した原子炉時限爆弾」と題して、16頁の資料集とパワーポイントを使って、一時間半の熱弁。以下のサイトで、動画、録画を視聴可。
(M)たんぽぽ舎ユーストサイト
こちら
こちら
●当日の取材は、仏国営テレビ、ドイツ国営テレビ、NHK、レイバーネット、ハウズ映像部、ほか、何人もの記者、テレビ会社社員、フリージャーナリスト等が取材にみえ、この対応でも、また
、大忙しでした。
●当日、会場で槌田敦著『原発事故の防災対策―放射能汚染と逃げ方』、広瀬隆著『地震列島に53基の原発群ーこのまま運転すればどのような危険が・・・』同『六ヶ所の再処理工場反対運動の展望』、
山崎久隆ほか共著『浜岡原発震災を防ごう』などの小冊子が、計500冊弱普及されました。原発への不安、原発をもっと知ろう、原発をもうやめようの関心が、急速に、広く、大きくなっていると感じられました。

.. 2011年03月27日 16:49   No.276003
++ 大畑 豊 (幼稚園生)…1回       
   大畑豊です。

(1)広瀬隆さんが怒りの講演〜「福島原発事故と放射能汚染」

3 日26日、東京・全水道会館で開かれた「たんぽぽ舎」のイベントでノンフィクション作家の広瀬隆さんが、二度にわたって講演を行った。

広瀬さんは、「政府・東電・マスコミは、事実を隠しウソばかりついている。 このままでは子どもたちが殺される」と、詳細なデータと資料をもとに「地 震・事故・放射能」について語った。いま原子炉がどうなっているか、放射 能はどうなっているか、など進行する現実を同時解説する形だった。
 時折ジョークを交えながらも、話は真剣・深刻そのもの。「これは犯罪だ!」と怒りに震えるシーンもあった。会場は2回とも各200人で満杯。ユースト中継の視聴者も数千になり、「これを見てよかった。本当の事がわかった」と反響が大きく広がっている。

(2)広瀬隆さんは:炉心溶解は起きているとしか思えない、100キロ圏そして250キロ圏は西日本へ移動すべき、(幼児婦、若い人)孫たちも移動させた。しかし岡山でも検出された。
今となっては出荷規制は意味ない。自然農法の知り合いも多い。
これからは汚染された食物、水を飲んでいくしかない、
4,50代以上はそれほど影響ないが、30才以 下特に乳幼児・子どもへの影響大。
 NYタイムス等でしか日本で起きていることがわからない。いま、TVに出て嘘ばっかり言っているいるNHK等のジャーナリスト、学者の悪人どもを絶対許さない・・・

.. 2011年03月27日 17:32   No.276004
++ たんぽぽ舎 (中学生)…49回       
3月26日(夜)講演会後のたんぽぽ舎での意見・方針交流会
 熱気に包まれた広瀬、槌田講演が終わり、大勢の有志の方が、荷物の運搬を買って出てくれました。
皆で力を合わせ、片付けは迅速に終了。恒例の、たんぽぽ舎での意見交換会から、ご意見を紹介します。
 たんぽぽで舎では、いつも その日その時集まった人々との意見交流会を行い、いろいろな方の 出会いが生まれます。
どうぞ、読者の皆さんも、いつでもお出かけ ください。
 
 ○  当日の主な意見を個条書きに紹介します。
・ 友人にひろめている。「災害に強い原発」再構築の動きに要注意
・ 今回の原発震災を戦犯と捉え、新しい世の中を作っていこう。
・ 6月の映画祭では、原発特集を組む。コラボして活動を。
・ 身の回りの社会と、たんぽぽ舎の温度差は感じる。真実を広めたい。
・ 体制側が今回の事態を利用して挙国一致などというのに絶対乗らないで。
・ 会場は年齢層が高かった。若い人はネットでの情報収集が早いので発信側も上手に利用するべき。
・ ヒバクを小さくしながら、日常生活をしながら闘おう。反対・推進双方の読書会を行っていく。
・ 政府の情報隠しを痛烈に感じている。
・ いつか真実は明らかになると、もんじゅに西村裁判を闘っている。
・「こんなことが本当に起こるのか」との思い。1人1人が、自分の身のまわりに伝えていこう。
・ 原発は、いつかこうなると思っていた。
・ 浜岡原発抗議のツアー(浜ネット総会にあわせて)を実現したい。
    (4月16〜17日)
・ 「放射能」を、「放射線」と言い換えたのは、国の意図があるのでは。
・ 原発は、明らかに「人災」だ。
・ なんとしても「浜岡原発」を止めたい。
  ustream(インターネットの動画放送ページ)を見てください。
・戦後の焼け野原、福井の大震災、などの教訓が生かされていない。
・反原発自治体議員連盟(準)の紹介。5月結成を目指して準備している。
  4月の選挙では反原発候補議員を応援しよう。
  全国の地方、国に広めていきたい。


☆4 西日本では電気が余っている。
      なぜ、東日本に送れないのか ー計画停電への疑問
 今、「計画停電」で多くの混乱・不便、日常生活へのマイナス、被災地支援への支障などが出ている。西日本では電気の余力・余裕が十分あるというのに(売りたがっているのに)、東日本ではなぜ電気が不足しているのか? 
 東日本は50サイクル、西日本は60サイクル。これを変換する(西日本から東日本に送る)施設(の能力)がわずか100万Kw/時しかないためだ
(静岡県内に2つ、長野県内に1つ合計3つの施設の合計が100万Kw/時)。
これが600万Kw/時ぐらいあれば、今の6倍も東日本に送れて、ほとんどの停電も防げる可能性が高い。それを何十年も前から指摘されていたにもかかわらず、費用を惜しんできた電力業界と政府の怠慢が今の停電を生んでいる。
 自分の責任が問われるので電力業界も政府も、このことに口をつぐんでいる。新聞もテレビも電力会社の広告料の大きさ故に批判や注文を報道しない。大きな問題である。

**(参考)河野太郎のごまめの歯ぎしりメールマガジン版3・25の3にも東電の無計画停電の大問題=「超大口の需要家を停電対象から外しているのはおかしい」の指摘がのっています。

.. 2011年03月27日 17:40   No.276005
++ たんぽぽ舎 (高校生)…50回       
 NHKやテレビ、大新聞が真相を伝えない中で……
    現地ルポなどをのせている3つの週刊誌の紹介
    
NHKテレビや大新聞が政府報道をタレ流し、国民が知りたいこと、放射能汚染などの真相、真実を伝えない中で、現地ルポ等を載せている週刊誌を紹介します。(全部ではありません。読みきれないので)
1.「フライデー」4月8日号 特集 福島第一原発の真実―国と東電は隠していないか? 内部に残された作業員4人「衝撃の告白」、原子力安全・保安院の「耳を疑う無責任発言」、食卓に広がる放射能汚染、東海大地震「浜岡原発に迫る危機」ほか
2.「週刊金曜日」3月25日号 槌田敦元名城大教授に聞く、「想定外」という言い訳は通用しない。謝罪の前に責任逃れを図り、ウソを垂れ流して情報を操作する。こんなあくどい企業が、国民の生命を危険にさらす原発を運転している。国民はもっと怒れ!メディアは、東電に遠慮している。その他、原発記事多数。
3.「週刊文春」3月31日号 世界を震撼させたレヴェル5「原発大パニック」東京電力の大罪―御用メディアが、絶対報じない。「津波で原発の8割がダメになる」放置された致命的欠陥、東電が副知事を脅したー佐藤栄佐久、前福島県知事の証言、電気料金を上げる―オフレコでほのめかす副社長、ほか


☆ 労働組合の春闘集会で「福島原発事故は人災」と講演
3月25日(金)たんぽぽ舎(柳田 真)が、200人にアピール

3月25日(金)全労協全国一般の春闘決起集会(約200人)で、特別報告として、たんぽぽ舎が招かれ、柳田 真、槌田春美、ほか1名の3名で参加し、アピールしました。
柳田 真が、B4判4頁資料2つ=すべて人災・福島原発事故と、原発は最強地震に耐えられるといっていた電力会社・政府のウソ(地震は、天災だが、福島原発事故は、人災)と『原発を並べて自衛戦争はできない』(山田太郎著・15頁パンフ)の合計3つの資料を参考資料として配布のうえ、「福島原発事故の真相」として話しました。
槌田春美さんは、協力(下請)作業員3名の重大な放射能被曝と東電の責任について述べました。30分弱の時間でしたが、全参加者は、とても熱心に耳を傾けて聞いていただけました。また、集会終了後に、入口で、たんぽぽ舎発行のいくつかの小冊子『原発事故の防災対策―放射能汚染の逃げ方』や『浜岡原発震災を防ごう』をすすめたところ、たくさんの方に購入いただきました。国民的関心が高まっている、原発についてもっと知ろうの機運が、大幅に広がっていると感じました。

.. 2011年03月27日 19:18   No.276006
++ たんぽぽ舎 (高校生)…51回       
    3つの情報(東京電力へ抗議デモ、ドイツで25万人の
    反原発デモ、2009年国の審議会の指摘を無視した東電の誤り)

1.東京電力へ抗議デモ 1200人・カンパ42万円
  若者たちも300人で東電前行動が活況

・ 3月27日(日)「再処理とめたい!首都圏市民のつどい」(たんぽぽ舎も加わり、反原発のいくつかの市民団体で構成しているネットワーク)主催で恒例の銀座デモが行われた。
・ 20人のデモ申請に1200人が参加、銀座を通り、東京電力前を通り、福島原発放射能事故に抗議するぞ、もう原発はいらない、やめよう!と訴えました。たんぽぽ舎もノボリ旗、横断幕8枚を持って行進しました。横断幕の内容の一部を紹介します。

☆ 『原発は「安全だ」と反対の声を無視してきた東電・政府は、水道水・野菜汚染の責任をとれ!』
☆ 『地震・余震が心配だ 稼働中原発27基を停止せよ!』
☆ 『東電と政府は責任を取れ 原発はいらない!』
☆ 『浜岡原発を停止せよ!地震エネルギーが増加中 原発が危ない!』

・ デモ解散地の日比谷公園で1時間余の集会が開かれました。主な発言者―大賀さん、たんぽぽ舎、福島老朽原発をとめよう会、園良太さん(東電前行動)、
ふぇみん、布施清瀬市市議(反原発自治体議員連盟(準)共同代表、ストップ原発&再処理・意見広告の会、プルトニウムなんていらないよ東京、原発・核燃とめよう会、チェルノブイリ子ども基金、日消連、斉藤みち子さん、映像ドキュメントの荒川さん、司会:柳田(たんぽぽ舎)
・ 園さんを中心とする東電前行動を続けて来た若者は集会終了後に東電へ戻り、東電抗議を続けました。約300人が参加し、活況の中20数人が発言しました。
・ フランス国営テレビがたんぽぽ舎を前日から取材していて、その続きで3.27デモのたんぽぽ舎参加者を取材していました。翌日28(日)朝のNHKのBSでは3.27のデモの様子をドイツテレビで放送した写真が何枚ものっていました。

.. 2011年03月29日 06:46   No.276007
++ たんぽぽ舎 (高校生)…52回       
2.ドイツで25万人の反原発デモ 
  福島の事故は原発をやめろと警告している
・ 3月27日(日)の東京電力抗議デモの後、外国人記者から教えられた。3月26日ドイツでデモがあり、25万人が参加した。(うちベルリンでは5万人とか)・ デモの帰途、東京新聞を買って読んだ。10万人以上のデモという。その要旨を紹介します。ドイツの主要都市で26日、反原発デモが行われた。首都ベルリンなどで約10万人が参加。東日本大震災に伴う福島第一原発事故を受け、稼働中の原子炉17基の延命を凍結して再検討を進める(嵐を一時的にかわそうとする)メルケル政権へ反原発の大デモが圧力を強めた。デモでは「福島の事故はわれわれに原発をやめろと警告している。」のスローガンが掲げられた。
・ 原発の延命「凍結」は原発の安全性優先からの判断ではなく、「選挙対策として」反原発派の攻勢をかわして選挙をしのごう、嵐をやり過ごそうとするメルケルなど保守派の策謀とみられる。
・ 28日(月)朝と昼のテレビで反原発を主目的とするドイツ緑の党が福島原発事故を受けて、反原発を更に強めて得票。保守党が戦後一貫して政権を握ってきた州の選挙で大躍進(=24.2%)を得た。日本でも4月自治体選挙でドイツに続こう。

3.2009年国の審議会の指摘を無視した東電の誤り。過去に大津波あり。
 「想定外」とするのは東電の言い訳に過ぎない
・3月27日の毎日新聞に又一つ東京電力のウソが暴露された。「想定外」説で放射能大惨事の発生責任から逃れようとする策謀が砕かれる証言が載っている。その要旨を紹介します。
・ 東京電力福島第一原発大惨事の原因となった大津波を伴う巨大地震について、2009年の国の審議会で約1100年前に起きた地震の解析から「再来の可能性」を指摘されていたにもかかわらず、東京電力が対策を怠っていたことがわかった。東電は「想定外の津波」との釈明を繰り返しているが、本当は審議会の指摘(過去に大津波があった)を東電がないがしろにしたことが大惨事という結果を招いた。
・ 2009年6月、国の原発耐震指針改訂の時、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の岡村行信活断層研究センター長が869年に発生したマグニチュード8以上と見られる「貞観地震」を取り上げ「非常にでかい地震が来ている」と東電が考慮していない理由を問いただした。東電は「まだ十分な情報がない」と無視した。昔の記録でも海岸線から数キロ内陸まで浸水したことが判明。同規模の津波は450〜800年程度で繰り返し起きたもよう。
・ 東京電力のこれまでの対応に対し、岡村センター長は「原発であれば、どんなリスクも当然考慮すべきだ。あれだけ指摘したにもかかわらず東電からは新たな調査結果は出て来なかった。「想定外とするのは言い訳に過ぎない。もっと真剣に検討してほしかった。」と話す。
・ 東京電力の人災を私たちは追及しよう。二度と原発大事故を起こさないためにも。

.. 2011年03月29日 06:52   No.276008
++ 布施哲也 (幼稚園生)…1回       
「浜岡原発の即時運転中止を求める意見書」東京・清瀬市議会で採択さる
−反対は民主党、退席は公明党
提案者:布施哲也(反原発自治体議員連盟準・共同代表)

(朗報)浜岡原発の即時運転中止を求める意見書が3月24日、東京・清瀬市議会で賛成多数で成立した。その主な内容と採決の内訳を紹介します。

・意見書の主な内容−『東海地震発生の危機が迫っています。駿河湾内に位置する駿河トラフ(海底を走る溝)において周期的に発生する地震で、マグニチュード8と想定され、発生前から「東海地震」の名が付けられ、その危険性が指摘されています。そして、この東海地震の震源域と想定される御前崎市には浜岡原発があり、5基の施設の内、3基が稼働しています。浜岡原発ではトラブルが多発し、耐震性の不足が懸念されていますが、活断層が直下にあり、事故の危険が迫って
いることは、多くの識者が指摘しています。よって、清瀬市議会は国会及び政府に対し、福島第一原発の事故を教訓とし、稼働中の原発の地震ならびに津波対策を早急に実施するとともに、発生が確実である東海地震の震源地に立地する浜岡原発に対しては、運転を即時停止することを求めます。以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。』

・経過−『賛成者は自民系会派が7人の内5名、共産党が4名、ネットが1名、そして提案者の布施(無所属)で11名です。反対は民主党系会派の2名、自民系会派の2名、無所属1名の5名です。公明党の4名は退席し、採決に加わりませ
んでした。意見書の内容は、原発政策の見直しまでは主張していません。「稼働中の原発の地震対策ならびに津波対策を早急に実施」としてあります。でも、意見書の表題にあるように、「浜岡原発に対しては、運転を即時中止すること」はっきり主張したかったのです。福島第一原発はもちろん廃炉ですが、稼働中の浜岡原発の運転を中止することが、原発政策の転換の、初めの一歩となることを信じるからです』

.. 2011年03月31日 07:52   No.276009
++ たんぽぽ舎 (高校生)…53回       
広瀬隆さん講演のDVDができました。
   福島原発事故と放射能汚染の恐怖
   爆発した原子炉時限爆弾を語る 
  たんぽぽ舎主催の3月26日の大盛況・好評の広瀬隆さんの怒りの緊急講演が、DVDにまとまりました。
  題名:福島原発事故と放射能汚染―爆発した原子炉時限爆弾―です
  発行:たんぽぽ舎 協力:ビデオプレス 1枚1000円
  お申込みは、たんぽぽ舎へ EメールかFAX 03-3238-0797でお願い致します。


.. 2011年03月31日 07:58   No.276010
++ たんぽぽ舎 (高校生)…54回       
4月4日(月)明石昇二郎氏講演会の案内(連続学習会その9)

   テーマは福島原発事故現地調査と放射能のこれから

・日 時:4月4日(月)18:30開場 19:00開会
 会 場:たんぽぽ舎  資料代800円
講 師:明石昇二郎さん(ルポライター)
テーマ:『福島原発事故と放射能のこれから』
      福島現地へ出かけて、放射能汚染を自分の力で調べてその内容をプレイボーイ誌(週刊)へ書かれています。
      迫力ある現地ルポと放射能汚染の実態のお話です。
      連続学習会の第9回になります。

・たんぽぽ舎は3月11日の地震発生以降、緊急学習会を(第1回〜第8回)開き、いずれも満員・盛況で、延べ参加者は700人を超えました。
4月4日の第9回で第1期を終了し、4月中旬からはもう一段大きい学習講演会を他団体との共催で開催する方向で詰めを急いでいます。

.. 2011年03月31日 08:22   No.276011
++ たんぽぽ舎 (高校生)…55回       
東日本を襲った地震、津波について講演
   地震学者 島村英紀氏のお話

3月28日(月)たんぽぽ舎で「地震がよくわかる会」定例会に合わせ、地震の学習会が開催されました。会員も含め40人くらいの参加でした。 
 講師の島村英紀さん(地震学者)は18日の緊急学習会に続き2回目です。
今回は島村さん一人に地震・津波についてじっくり話していただきました。
 18日の時点から新たに分かった海岸線の移動状況なども含め、難しいこともわかりやすく説明していただきました。
(例 今回のずれ:最大5m東へ跳ね上がり、最大1.2m沈んだ。でも後でまた3分の2位上がってくるとか)
 素朴な疑問やかなり高度な質問まで、さすがーと思わせる対応で答えていただきました。
 最後に「源八おじさんとタマ」を見て、今回の地震を憂い、浜岡の危険を実感しました。
             坂東喜久恵(地震がよくわかる会会員)

(注)島村英紀氏は、3月18日の学習会で、今回の地震は戦後60年余使用してきた気象庁マグニチュードで言えば「Mj8.3かせいぜいMj8.4の地震だ」と指摘しました。(気象庁もこれは認めている−島村英紀氏の質問に気象庁が回答)

.. 2011年03月31日 08:30   No.276012
++ 島村英紀 (幼稚園生)…1回       
今回のマグニチュード9.0というのは、気象庁がそもそも「マグニチュードのものさし」を勝手に変えてしまったから、こんな「前代未聞」の数字になったものだ。
 いままで気象庁が採用してきていた「気象庁マグニチュード」だと、いくら大きくても8.3か8.4どまり。それを私たち学者しか使っていない別のマグニチュード、「モーメント・マグニチュード」のスケールで「9.0」として発表したのだ。
 すべてのことを「想定外」に持っていこうという企み(あるいは高級な心理作戦)の一環であろう。

.. 2011年03月31日 08:58   No.276013
++ 乱鬼龍 (幼稚園生)…2回       
計画停電 計画的にだまされる
 
計画停電 いつかきた道また歩む


.. 2011年03月31日 09:07   No.276014
++ たんぽぽ舎 (高校生)…56回       
特色ある新聞記事から要旨紹介

・10メートル津波 想定なし 全国の原発54基すべてで電源喪失の危険(読売新聞社調べ) 対策急ぐ津波の想定は最高でも北海道電力泊原発(泊村)の9.8m最低では関西電力高浜原発3,4号機(福井県高浜町)の0.74m今回福島第一原発を襲ったのは、想定を上回る14mの津波。
日本原電東海第二、東北電力女川原発2号機も非常用発電機を海水で冷やすポンプや熱交換機が水没で故障し、一部が使用不能になった。(読売3.30)


・米国では20年前、既に非常用電源装置喪失の危険性を警告

  米原子力規制委員会は20年前に行った安全評価で既に「地震で生じた非常用電源での緊急冷却機能の故障が高い確率で炉心損傷を引き起こす」と今回の事故に酷似した事態の危険性を警告していた。(読売3.30)


 ・原発の責任追及すべき
      教師 及川 茂 65(東京都世田谷区)
  阪神大震災の時に5千人以上の死者が出たが、倒壊した高速道路やビルの設計者、建設会社は「想定外」という免罪符で、誰一人訴追されなかった。
  今回の福島原子力発電所放射能漏れでも「想定外」という言葉が頻発している。しかし地震国日本での原発の危険性は四十年ほど前から多くの人が指摘していたことである。
それに対して、政府も電力各社も安全であると繰り返し、水力発電や風力発電を目の敵にしてきた。原発事故で「爆発」を「爆音」と、「事故」を「事象」と言い換え、責任逃れに終始している。
この事態が収拾した時には、原発の設計者に施工者、東電や政府の関係者は責任を問われるべきである。(東京新聞 3.28投書欄)
   
・「原発反対」銀座でデモ東京電力福島第一原子力発電所に事故を受け、原発に反対する市民ら約1000人が27日、東京・銀座をデモ行進し、「すべての原発を止めて」「エネルギー政策の転換を」と訴えた。原水爆禁止日本国民会議など反原発の市民団体らでつくる「再処理止めたい! 首都圏市民の集い」が主催。参加者は横断幕を掲げ、約kmを歩いた。【市川明代】(3.28(月)毎日新聞(大阪))


.. 2011年03月31日 09:22   No.276015


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