返信


■--(無題)
++ 柳田 真 (中学生)…42回          

地震で、東京電力福島原発が大危険、放射能大漏れの危険非常用発電機故障プラス炉心緊急冷却装置停止の可能性大

●本日17時50分の枝野官房長官の発表では、「東電福島第一原発について原発を冷やす対応が必要」「全力投入中」「日本国として持てる最大の力を注いでいる」「米軍からも協力の申し出」というものです。とても重大なこと(破滅的危機)が東電福島第一原発でおきつつあります。

●非常用ディーゼル発電機がすべて使えなくなり(NHKニュース19:10)そのため東京電力の電源車8台、陸上自衛隊の電源車が福島第一原発に向かっている。
(19:48現在、自衛隊の電源車2台が現地到着という)
ただし、電源車でどれだけの時間、持つのかは不明。

●『地震国日本で原発はとても危険』と私たちは前々から指摘してきました。
『大惨事の前に原子力から撤退しよう―』と、提言してきました。
従来から心配していたことが起こりつつあります。
私たちも最悪事態(放射能漏れ)に備えなければならない。
周辺住民を安全に原発の放射能から逃がさなければいけない。
東電には、原発をやめろと声を大に言わねばならない。
.. 2011年03月13日 09:20   No.270001

++ 中村泰子 (幼稚園生)…1回       
「東電は事業者責任としてリアルタイムに情報公開せよ!」という要請行動が、たんぽぽ舎の緊急呼びかけにより、3月12日午後1時から東電本社前で行われた。報道関係(東京新聞、朝日新聞、日本テレビ、レーバーネット)を含め16人が駆け付けた。
 東電側は「いろいろな対応に追われ、市民の質問に答える体制がない」とのことで、後日交渉の場を設定することになっていたので、当日は広報部担当者へ要望書の読み上げ・手渡しと口頭申し入れのみ行った。
要請内容は、
(1)原発は大地震に耐えられない、人の力で制御できるシステムではないという私たちのかねてからの指摘どおり、東電は今回の大震災にあっ
 て無能をさらした以上、即刻、原発からの撤退を求める。
(2)相変わらずの隠ぺい体質で、事業者としての情報公開、説明責任を果たしていない。リアルタイムの一次情報の公開を求める。
(3)運転40年の老朽原発を動かし続けたことによる事故でもあり、その責任を問う。

 次に午後2時から経産省別館前で「原発やめろ」行動が、「プルトニウムなんていらないよ」「福島老朽原発を考える会」の呼びかけで行われ、私たちも合流した。福島第一原発1号機の炉心溶融が起きている可能性が高いとの保安院発表の直後であり、参加者は最悪の事態を想定して緊迫した抗議行動となった。
 福島原発現地では、放射能のうずの中で、今まさに死の労働を強いられ、すでに死者、負傷者も出ているという過酷な状況がインターネットで伝えられていた。
 原発を推進し、このような事態を招いたことの責任、住民への避難指示のタイミングの不適切などについて保安院を批判し、原子力政策の誤りを
認めるよう強く求めた。
 また、東日本の巨大地震に連動して東海・東南海・南海地震が起きる可能性や他の直下型地震が誘発される可能性も高まっているので、全国の
原発の停止、特に東海震源域の真上に建つ浜岡原発の即時停止を強く訴えた。

.. 2011年03月15日 09:53   No.270002
++ 森住 卓 (幼稚園生)…1回       
皆さん
 写真家の森住です。

 いま福島第一原発の町双葉町の取材から帰ってきました。
 双葉町役場や双葉厚生病院はすさまじい放射線が出ていました。
 チェルノブイリ事故の現場から二〇〇メートルのところより酷い。測定器は振り切れてしまった。
 町はゴーストタウンになっている。
 住民は慌てて逃げ出した様子だ。
 病院は玄関前にストレッチャーが斜めになったり、輸血用ビニールパイプが散乱していた。
 住民は放射線が出ていることを知らず町に入って,布団や衣類を取りに戻る人もいた。
 彼らに危険だから早く避難してと訴えた。

 ちょうど、東電が3号炉のガスを放出したと発表した直後に我々は双葉町に入っていったことになる。
 しかし、双葉町に入る道には検問もなく誰でも入ることが出来た。
 
--
森住 卓



.. 2011年03月15日 11:00   No.270003
++ たんぽぽ舎 (中学生)…30回       
      地震と原発事故情報  その(9)

★3月18日(金)の緊急集会の会場は…東京学院(水道橋駅より1分)★

当初予定した会場の「明大リバティータワー」が会場全面中止のため、会場を探していましたが、「東京学院」に決まりました(JR水道橋駅西口下車1分)(たんぽぽ舎から5分)。ご参加ください。

お二人の講師

1.『原発事故の放射能の種類と安全な逃げ方』
  講師:槌田 敦さん(物理学者)(核開発に反対する会)

2.『東日本大地震について』(仮題)
  講師:島村英紀さん(地震学者)

  たんぽぽ舎パンフレットNo73「地震と原発を考える−次の地震のとき、原発は大丈夫か?」の著者です。

日 時:3月18日(金)18:00開場 18:30開会〜21:00
定 員:先着100名(満員の場合は、入場できないこともありますのであらかじめご了承下さい)
会 場:東京学院(JR水道橋駅西口下車1分)
 〒101-0061 千代田区三崎町3-6-15
TEL 03-3261-0017 FAX 03-3262-5976
資料代:800円

●会場で、槌田敦さんのパンフ『原発事故の防災対策=逃げ方』や、
 島村英紀さんの書籍も用意します。ご希望の方、お求め下さい。

.. 2011年03月17日 08:32   No.270004
++ たんぽぽ舎 (中学生)…31回       
      地震と原発事故情報  その(10)

 首都圏に大量の放射能物質がばらまかれた。広瀬隆さんの「想定すべき人災」。
「東電の対応遅れ後手」を福島県南相馬市長批判。
――――――――――――――――――――――――――――――
(1)3月15日(火)2号機の放射性物質を閉じ込める「最後の砦」である原子炉格納容器が損傷して、放射能がもれ、首都圏に大量の放射能が空気中にまきちらされた。外出の時は、花粉マスク、帽子、ビニールレインコートなどで防護しよう。鼻や口から吸わない、ヒフに放射能を付着させないことが大事です。小学生たちを外で遊ばせるのはすぐにやめさせて屋内へ入れよう。

(2)毎日新聞3月16日夕刊で広瀬隆さんが「想定すべき人災」と題した1文を載せている。「想定外」をくり返す、原発推進派のウソをあばいている。その要旨を紹介します。
 …… これは人災だ考えています。その責任の所在は東京電力だけでなく、管直人政権、経済産業省の原子力安全・保安院、原発を推進してきた大学や大学院教授らにもあると言えますよ。津波発生は日本の宿命で、1896(明治29)年の明治三陸沖地震」では高さ38メートル以上の津波が起こっている。だから「想定外」という表現は当たらない。想定すべきだったんです。(中略)メディアはなぜ、東電や政府の発表を垂れ流すのでしょうか。放射能が漏れていても「直ちに人体に影響を与えない」と繰り返しています。しかし、発表されているのは1時間当たりの数値。365日×24時間で計算してみなさい。想像力もなく、レントゲン並みとか自然界の何分の1と報道している印象です。漏れるという「異常」に対する驚きも怒りも薄れている。福島から排出された放射線は宮城県の女川原発付近でも検出されましたし、風向きによって関東地方にも達してい
ます。仮に最悪の事態に至ったならば、放射能汚染は1週間ぐらいかけてじわじわ列島を包んでいく。逃げる場所は全くありません。これが原発の震災、人災なんです。

(3)東電の対応の遅れが原因―桜井勝延南相馬市長怒る
 東日本大地震で津波に襲われた福島県南相馬市長は津波につづく原発事故で東電の対応に怒っている。以下その要旨。
 地震翌日の十二日、福島第一原発1号機が爆発。事故の一報を聞き「なぜだ」と思ったという。地震が起きても津波がきても、冷却装置は大丈夫だと東京電力が力説していたからだ。その後も3号機の爆発、2号機の核燃料全露出、4号機
の火災… 桜井市長は「爆発しては海水を入れて冷却する。同じことを繰り返し、対応は後手後手。対応の遅れは東電が廃炉をちゅうちょしたからだ」と指摘。
「海水を入れると廃炉になる。1号機の事故の後、ほかの炉にも海水を入れて、冷却するべきだった。1号機以降の事故は人災だ」と話す。「住民は、みんな燃料の大半が溶けるメルトダウン(全炉心溶融)寸前なのにと、恐怖におののいて
いる。逃げ出したいが移動手段がないし、行く場所もない」という。原発事故が連続する事態に職員も、住民を市外に避難させなくて良いのかという疑問に日々、悩んでいるという。原発で仕事をする住民が「本当にここにとどまった方が良い
と思っているのか。原発はもう駄目だ」と怒鳴り込んできたこともあった。(以下略)(東京新聞3月16日夕刊より)

.. 2011年03月17日 08:45   No.270005
++ たんぽぽ舎 (中学生)…32回       
   地震と原発事故情報  その(11)

 ◆原発事故で放出する放射能の種類と防衛する方法◆

3日間の連続講座 3月19日(土)、20日(日)、21日(月・休日)

福島原発事故は、日を追うごとに悪化して来ています。
推進派の「日本の原発は5重のカベで守られて安全」は、全くの嘘であったことが満天下に明らかになりました。
放射能被害が心配です。
原発事故で放出される放射能の種類や、半減期、人間の身体のどの部分に悪影響か、などの基本講座と、福島原発事故は今どうなっているのかの分析――の2本仕立てで連続講座を土・日・月に行います。
先着50名、会場はいずれもたんぽぽ舎。参加費は800円です。

              記

     3日間とも2つのテーマで行います。

3月19日(土) 午後1:30開場 2:00〜4:30
      ・原発放射能の種類と防災対策・安全な逃げ方
      ・現在時点の福島原発事故の状況・分析・今後
  20日(日) 時間・内容は同上です。
  21日(月) 時間・内容は同上です。

講師は
山崎 久隆さん(たんぽぽ舎)、
槌田  敦さん(物理学者)、
菅井 益郎さん(大学教授)、
坂東喜久恵さん(たんぽぽ舎)、
柳田  真さん(たんぽぽ舎)、
Hさん(交渉中)の中から、

    1日2人が1テーマずつ話します。

◆私たちの要求
 まだまだ、地震(余震)が心配だ。
 日本で稼働中の原発(27基)を停止し、総点検せよ
 ・・・地震の危険が去るまで原発を動かすな!
 関東圏、東海地震の心配される浜岡原発の即時停止を!

◆東京圏の皆さん、放射能が漂っています。
 出来るだけ室内にいましょう。
 外出の時は,花粉対策マスク、防止、雨合羽を付けて外出しよう。
 呼吸器や皮膚を外の空気に触れないようにしてください。
 洗濯物は室内に干す。
◆食事は、昆布、わかめなどを多めに食べて
 甲状腺障害を予防してください。

※槌田敦さんのパンフ「原発事故の防災対策=逃げ方」
 1冊400円(+送料が必要です)
 たんぽぽ舎HPからもPDFデータをダウンロードできるようになりました。
 (できればカンパをよろしくお願い申し上げます。)
 (送り先 郵便振込 00180-1-403856 たんぽぽ舎)


.. 2011年03月18日 10:51   No.270006
++ 広瀬隆 (幼稚園生)…1回       
1.今年の原子力予算4329億円をやめて、災害救援へまわせ!

 ●民主党菅直人政権の平成23年度予算案では、「原子力関係予算案として4329億円が計上されている。その多くが原発研究・開発、建設立地などの費用と思われる。新規建設は、もう許されない。それらの予算を今次の原発被災対策に組み
替えるべきである。
 ●3月15日EUは、域内14カ国143基の原発の一斉安全点検を開始することを決定した。
 ●また、休止中の火力・水力発電所の稼働を早急に準備することである。
 ●国際エネルギー機関(IAE)は、3月15日、「日本は原子力発電の不足分を補うだけの石油火力発電による余剰能力を有している」、「日本は、09年には、石油火力発電能力の30%しか使用していない」と声明した。できないことはない。

(以上は、東日本大震災に伴う原発問題への、新社会党の見解、第一次、3月16日よりの抜粋)

2.広瀬隆(原子炉時限爆弾の著者)が、週刊朝日 3月25日号で『福島原発で本当に起きていること』を語っています。全3頁の記事です。その要点を紹介します。
 ●3月14日の水素爆発で建屋が吹き飛んだ
  福島第1原発3号機は、プルサーマルが行われていたんですね。使われているMOX(プルトニウム・ウラン混合物)燃料は、従来のウラン燃料よりも大量の放射能を出す。
 ●想定できた事故だ―過去にも大津波
 大地震が発生して被害が拡大しているとき、原子炉の事故による放射能災害が重なり合った最悪のケースを想定して、地震学者の石橋克彦さんは「原発震災」と呼んで、問題提起を続けてきました。しかし、わが国では具体的な対策は、手つかずのままでした。「想定外」ではなく、大地震と原発事故が同時に起こることは十分に考えられたのに、想定してこなかったのです。
 津波も「想定できなかった」といいますが、そんなことはありません。日本の沿岸地震では、ほんの100年ほど前に明治三陸地震津波が起こっています。このとき、岩手県沿岸の津波は、38メートルを記録しています。東京電力も政府も「想定外」なんて言葉を安易に使ってほしくない。

.. 2011年03月20日 18:20   No.270007
++ 広瀬隆 (幼稚園生)…2回       
3.レイバーネットのインターネットで、
   たんぽぽ舎が、福島原発事故について 発言しました

 ●3月17日夜7時〜8時20分、たんぽぽ舎が、レイバーネットのインターネット中継で「福島原発震災」について発言しました。
 柳田真さんと、原田裕史さんが出席。
 原発事故は人災(地震は天災だが・・・)。
 原発を推進してきた国と電力会社の責任が大きい。まだ余震が多く発生し、今後の地震が心配なので、全国の稼働原発(27基)を止めるべきことを訴えた。(特に、浜岡原発が危ない)。
 ユーチューブ、あるいは、ユーストリームのビデオでみられます。
●レイバーネットTVは、今まで労働運動の映像報道などを続けてきた「レイバーネット日本」が、毎月1回(第3木曜日、20:00〜21:00)放送している「インターネットTV」です。
 今まで、主に、労働問題を中心としてマスコミの放送しない事実や情報などを、
鋭く放送し、心ある人々の共感を呼んでいます。3月17日(木)(20:00〜)の放送は、今日の“原発震災”の緊急特番として放送しました。(「レイバーネットTV」で検索してください)

4.菅政権、原発の危険は最初から危惧されていた。原発の輸出不可能

  終わりが見えない原発大事故の惨状に、専門家は、建設当時から不安があったと指摘している。元東芝原子力設計技術者で工学博士の後藤政志氏は「建設当時、技術者たちは『耐用年数40年』と言っていたので心配だ」と本紙に語ってい
る。福島第1原発1号機の営業運転開始は1971年。ちょうど40年である。
 この間、美浜原発2号機、高速増殖炉「もんじゅ」、東海村爆発事故、JCO臨界事故、東電柏崎刈羽原発事故など、国民を不安のドン底に突き落とす事故が
相次いだ。しかし、政府は原発政策を凍結することなく、ウソと情報隠しでごまかし続けてきた。
 そうした長年の原発行政のデタラメが、今回の最悪事故で一気に世界中に露呈してしまった。
 こうなると国際的な信用力は完全失墜だ。菅政権は官民挙げてインフラ輸出を推進、その最大の柱が原発だった。昨年10月には、ベトナム原発2基の受注を決めたばかり。このほか、トルコ、インド、マレーシア、クウェート、ヨルダンな
ど新興国との間で、交渉が続いている。それがことごとくご破算になる可能性が大だ。(日刊ゲンダイ3月18日号)

.. 2011年03月20日 19:07   No.270008
++ 柳田 真 (中学生)…43回       
◆島村英紀さん(地震学者)の指摘(従来の気象庁MjならM8.3かM8.4)は今回の東日本大震災の報道を根本からひっくり返す重大事実です。気象庁がずっと使ってきている気象庁マグニチュードをなぜ「今回」「突然に」しかも「説明なし」で変えたのか?
◆それは、M8.4なら「想定内」であり(例えば浜岡原発はM8.4の東海地震に耐えると中部電力は公表している)、原発推進側全部(電力会社・政府・御用学者)が責任を問われるからだ。M8.4の地震のエネルギーは、M9.0の8分の1になる。
◆原発推進派と政府は、M9.0と発表することで「想定外」を強調し、あるいは「1000年に1度の地震」という言い方で責任逃れをはかっている。
許せない!「世紀の大陰謀」だ。情報操作であり世論誘導だ。
◆広瀬隆さん(作家)も「想定すべき人災=想定内だ」と指摘している。
◆「従来の気象庁発表ならM8.4の事実」をキチンとひろめ、政府と電力業界の「想定外」(ゆえにやむを得なかった面がある)を追及しよう。
※注1:Mj…気象庁マグニチュード
※注2:Mw…モーメント・マグニチュード
※注3:地震のエネルギー総体を表すには、本来はMwがよい。ただ、それを心ある学者が要求しても気象庁が長年採用しなかった事実がある。
これらの点は次号の情報をお待ち下さい。

3.自民党総裁が「原発推進は困難」 

 自民党の谷垣総裁は3月17日の記者会見で福島第一原発の事故に関して、今後は原発を推進するのは困難になるとの認識を示した。自民党はこれまで一貫して原発を推進する立場だったが、谷垣氏の発言は同党の基本政策の修正の可能性を示したものと報道された。
 谷垣氏は「日本のエネルギー事情を前提とする限り、ひとつの解答は原子力だが、現状では推進はなかなか難しくなっているのは事実だ」と発言。
 原発反対派をさまざまな手を使って押しつぶし、「絶対安全」と力づくで強力に推し進めてきた自民党の発言は腹立たしくもあるが、自民党総裁が見直し発言をしなければならない程、福島原発の事態が深刻であることの証拠だ。この深刻
な事態に対し民主党は何の反応もみせていない。国民世論を考え、国民にむけたメッセージを何も出せていない。完全に自民党に先を越されてしまっている。まったくどうしようもない。

4.市民からの声
 原発やめて新たな電力供給方法を
             主婦 中村智子 54 (宇都宮市)

 東京電力のホームページで、「原子力発電の安全性」を読みました。原子炉固有の自己制御性や、安全対策の考え方が詳しく説明されていますが、今回の福島第一原子力発電所の1号、2号、3号機などを見ている限りでは、ホームページ
の説明も、テレビCMもすべてに嘘と欺瞞を感じてしまいます。 
 広島、長崎の不幸な歴史をもつ日本が直面している、今の原子力発電所の目を覆うばかりの惨状をどう受け止めたらよいのか。
 私の住む場所は福島原発から百km、母が住む町は五十kmですが、風の流れがとても気になります。テレビからの情報ではとても切実に感じます。
 (中略)
 しかし、今の惨状を重く受け止め、原子力に頼らない電力供給の方法をどこの国より早く考え、実行することこそ日本の課題だと感じています。
 (東京新聞の投書欄から3月17日朝刊)

.. 2011年03月20日 19:56   No.270009
++ たんぽぽ舎 (中学生)…33回       
     地震と原発事故情報  その(14)

 ★3/20、3/21のたんぽぽ舎緊急連続学習会、ほか3つの情報★

1.3/20、3/21のたんぽぽ舎緊急連続学習会のテーマと講師と会場をお知らせします。

 テーマ ・原発放射能の種類と防災対策・安全な逃げ方
     ・現在時点の福島原発事故の状況・分析・今後
 
 3月20日(日)13:30開場 14:00〜16:30
講師は 槌田  敦さん(物理学者)、
坂東喜久恵さん(たんぽぽ舎)、
会場:たんぽぽ舎

 21日(月)17:30開場 18:00〜20:30
講師は 菅井 益郎さん(大学教授)、
山崎 久隆さん(たんぽぽ舎)、
       会場:たんぽぽ舎

2.3月26日(土)に予定されていた『たんぽぽ舎22周年の集い』は緊急講演会に切り替えます。
  
   13:30開場 会場:全水道会館会議室
    (JR水道橋駅東口下車2分)
   14:00〜17:00記念講演(お二人の講師)
 テーマ
 ●『大地震が近づく浜岡原発』―原子炉時限爆弾―(仮)
     講師:広瀬 隆さん(作家)
 テーマ
 ●『破綻した原発推進の地球温暖化説』でしたが、「今回の地震と原発事故の内容」に変わる予定。
     講師:槌田 敦さん(核開発に反対する会代表)

 資料代:当日1000円(前売り:800円。電話・メールの
     申し込みでも前売り扱いとして受け付け致します)

3.M7以上(阪神大震災級)の余震確率30%、3日以内『M5以上の余震は発生後24時間までが152回で最も多く、その後は減少傾向にある。だが、同じプレート境界型地震でもっとも余震が多かった北海道東方沖地震(M8.2)でも、1週間で94回にとどまり、今回ははるかに上回るペースで起きている。
 今回の余震活動は、本震後に規模の小さい余震が続く「本震−余震型」と見られる。余震は時間とともに減少するが、最大規模の余震はプレート境界型地震の場合、本震後10日以内に起こる傾向がある。この1週間でM7クラスの余震は11日に3回起き、その後はM6以下にとどまっているが、気象庁は「(東日本巨大地震のような)海溝型地震の場合、期間をおいて大きな余震が起きることがあり、警戒が必要だ」と話す。
 気象庁の横田崇・地震予知情報課長は「東日本巨大地震の揺れで、他地域が刺激を受けているのは間違いない」と指摘する。』(読売新聞3/19の要点)

4.たんぽぽ舎の政府への要求
 ────────────

イ.地震・余震が心配だ!第2の福島原発震災を起こさないために、
 日本で今、稼働中の27原発をすぐ停止せよ。総点検せよ。地震がおさまるまで原発を停止せよ。(EUや米国などでは総点検に入っている)

ロ.今年の原子力予算4329億円をやめて、災害救援にまわせ!
 民主党菅直人政権の平成23年度予算案では、原子力関係予算案として4329億円が計上されている。それらの予算を今次の地震・原発被災対策に全額投入せよ(予算を組み替えよ)

.. 2011年03月20日 20:01   No.270010
++ たんぽぽ舎 (中学生)…34回       
 4つの情報(東京からの脱出の是非、武田邦彦レポート、
       20日の新聞トピックス等) 

1 東京から避難する必要はあるのか

 たんぽぽ舎には今電話、メール、FAXが殺到しています。
休暇をとったボランティアスタッフの何人もの助けで、やっとこれらへの対応をしています。その中で1番多い質問は、「東京から避難する必要は
あるか」「東京から避難した方がよいかどうか」の質問です。 
 これへの、現時点での回答です(柳田)。

第1 避難を考える基準は、出た放射能の量と、風向きと距離です。
これまでは海に向けて風が吹いていることに助けられて、放射線量が低めに推移しているようにみえます。(海の魚にとっては大迷惑。汚染する。濃縮する。将来それを食べる人間も汚染する。食物連鎖の頂点に立つ人間だから)
放射能がどれ位出ているかどうか――この基準について政府は正確な数値を公表すべきです。
(文部科学省の、全国各地の公表数字はネットで調べられる。)

第2は風向き。気象予報に注意を。朝と夕で風向きが変わることが多い。
東京に向かって風が吹いて来る時は危険。

.. 2011年03月20日 21:05   No.270011
++ たんぽぽ舎 (中学生)…35回       
第3は距離。放射能は放射源から距離が離れれば離れるほど弱くなる。したがって、逃げる=距離を大きくするのが1番。

東京は福島第1原発から250キロ離れているので、風速6mならば、時速になおすと21km(6×60×60 )、従って250÷21=12時間(直線距離で来ると仮定して)。東京へ来るまでは「12時間以上」と考えられます。

雨には十分注意して下さい。雨で濡れてはいけない。

 ● 福島現地では30km圏外へすぐ避難させるべきだ。現在20−30kmは自宅退避の指示。これを改めて、この圏内の人も早くもっと遠くへ避難させるべきだ。
  
2 原子力委員会専門委員、放射線に関するマスコミ報道を批判

・ マスコミ、特にテレビでは「600マイクロシーベルトは、胃のレントゲンで浴びる放射線と同程度」等と放射線を怖がらないようにと盛んに報道している。
・ これに対し、原子力を推進してきた原子力委員会の専門委員を現在務めている中部大学教授武田邦彦氏は、ブログでこれを「政府・マスコミはごまかし。危ない!!」と警告している。
・ 武田氏は放射線の影響は一瞬で終わるレントゲンとは全く違うと言い切り、原発の二重の容器が破裂する最悪の事態を想定して被爆量を計測する計算式を提示している。
・ 一定の放射線の中で人が42日間生活した場合の係数として2万5000という係数を出した。例えば30km圏内で屋内退避命令が出ている福島県浪江町。この浪江町で測定された放射線量160マイクロシーベルトと330マクロシーベルトの平均値である245マクロシーべルトに係数を掛ける計算式にあてはめたところ、被曝量は約6000ミリシーベルトになる。
・ これは赤ちゃんが死亡し、大人が白血病になる数値である。原発の容器が破裂しない場合でも約600ミリシーベルトになる。武田氏はこの放射線量が続いたら子供も親も白血病になるだろう。すぐに退避しなければならない。」と警告している。
         (日刊ゲンダイ3月19日号の文の要約)
  

3 福島の牛乳、茨城のホウレンソウ、規制値超す放射性物質

 政府は19日福島第1原子力発電所の事故後実施した食品のサンプル
 調査で、福島県川俣町の酪農家が提出した牛乳と、茨城県内の6市町村
 のホウレンソウから、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性ヨウ素
 などの放射性物質が検出されたと発表した。
 今後原発事故の推移を見て調査を続け、一定区域内の産品の出荷制限
 などを検討するとしている。


4 防災対策は「10キロ以内」の国の指針は不十分3

 今回の原発震災は、国の策定したEPZ(防災対策を重点的に充実
 すべき地域の範囲)
8〜10km以内の設定が全くの机上の空論であったことを暴露した。
今回、避難指示は半径20km。屋内待避は20〜30km。圏内の
広野町職員は「近隣自治体と原子力災害対策計画を定めた避難経路の
範囲は半径10km。10km以上は安全と思っていた。」
市の3分の2が30km圏内になった南相馬市職員も、「原発事故の
待避計画は聞いたことがない」と。
こうした国の設定が、今回の事態による混乱に拍車をかけた。

.. 2011年03月20日 22:43   No.270012


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