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クリミア併合後、ロシアのアネクドート・サイトでは、ロシアがクリミアに続いて、かつてロシア領だった米アラスカ州の奪還に乗りだすといった物騒なネタが飛び交いました。クリミアとアラスカは微妙にリンクしており、帝政ロシアは十九世紀半ば、英仏両国とクリミア戦争を戦い、敗れたものの、クリミアは死守しました。
しかし、戦費の急増で財政赤字に陥ったロシア政府は1867年、アラスカを720万ドルでアメリカに売却してしまいました。アラスカがロシア領のままだったら、そこに核ミサイルを配備でき、米ソ冷戦の状態も変わっていたかもしれません。
アラスカ売却は「世紀の愚行」として教科書にも掲載されており、ロシア人の領土をめぐるトラウマになっています。ロシアが北方領土を経済協力と引き換えに渡さない心理的束縛になっているかもしれません。
過去にロシアのエリツィン大統領は、日本に来ても、強い酒を飲み、泥酔して会議をすっぽかしたりして関係者を悩ませたものでしたが、重要な判断をする時には、頭脳が冴えていました。大東亜戦争で日本がヤルタ宣言を受諾した後もロシア軍は日本領に兵を進め、多くの日本人を殺害、婦女暴行しました。
日本固有の領土である南樺太、全千島を不法に占拠したのです。それは現在も続いています。加えて日本兵およそ67万人を一方的に捕虜として、シベリアへ抑留し、極寒の地で過酷な労働をさせた上大勢の方が死んだのです。この責任をどう取るのか?と日本の交渉担当者は言いました。
それに対してエリツィン元大統領は日本の交渉担当者に対し、あれは我々と考え方の異なる世代の人たちがやったことで、今の我々がそんな行為に及ぶ訳が無いとこういって終わりなのです(笑)このようなユダヤ流の開き直りのロジックで事に当たれば、たとえば韓国、中国の執拗な謝罪要求、教科書、靖国問題なども、ただの一言ですむのです。
人前で弱みを見せるのは人間失格だと、ユダヤ人社会でも欧米でも中国でも認識されています。とくにライバルや会社の上司の前では、弱みを見せない。それがユダヤや欧米という競争社会での第一歩です。外国に言いがかりをつけられて直ぐに謝る日本の政治家は、「世界の非常識」であり、物笑いの種なのです。
.. 2023年03月01日 05:47 No.2698001
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