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なんでコロナがこんな騒動になったかというと、やっぱり感染症の2類相当以上の指定感染症という扱いにしたことが、そもそもの間違いだったのです。ここがボタンの掛け違いでした。エボラ出血熱などという、恐ろしい感染症と同じ扱いにしてしまったから、「そんな怖いウイルスなのか」とみんな恐れおののいたし、病院側も患者の受け入れに感染症2類に合わせた態勢を整えなくてはならなくなったのです。
隔離する部屋を用意して、他の入院患者とは完全に分けて、医師や看護師は特殊な防護服を着て治療にあたらなければならなくなったわけです。医者や看護師がシールドつけて防護服を着込んで対処する姿を見て、みんなとんでもないウイルスだと思って、さらに震え上がったわけです。パンデミック映画で見たのと一緒でした。
それで何が起きたかといったら「差別」です。田舎のほうで感染者が出ると「あそこの家の誰それがコロナにかかった」と噂が広がって、もうそこに住めなくなったりしたわけでしょう。女子大生が帰省して飲み会に参加してクラスターが発生したら、めちゃくちゃ叩かれていました。
他府県ナンバーのクルマは嫌がらせをされたり、観光客が入店を拒否されたり。佐賀県に移り住んだネットニュース編集者の中川淳一郎さんが言っていたけど、東京から引っ越して数か月たっているのに、地元の理髪店で散髪を拒否されたということでした。もう、パニックになっていたのです。
医療従事者も差別されて、保育園や幼稚園が、「あなたが勤めている病院はコロナ患者を受け入れているので、うちではお子さんを預かれない」ということが各地で起きていました。コロナ患者を救おうとしている医療従事者を差別するのです。信じられないです。
玉川徹氏や岡田晴恵氏は、「若者や子供が感染して、それがめぐりめぐって老人に感染する」とよく言うのだけど、それ、インフルエンザのときだって起きているのです。若者や子供が外で遊びまわってインフルエンザに罹患して家に帰ってくるから、老人がそれにうつって亡くなっていたのです。
.. 2023年01月24日 09:03 No.2673001
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