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■--戦費調達の歴史
++ 朝日新聞 (社長)…748回          

朝日川柳から2句    山丘春朗 選

・九条を脱げば盾から矛が生え(岸田万彩 兵庫県)
           ※国のかたち。
・尻に火がつけばいつものたばこ税(井村 晃 徳島県)
           ※戦費調達の歴史。
          (12月15日「朝日新聞」朝刊より抜粋)
.. 2022年12月23日 08:24   No.2655001

++ 東京新聞 (社長)…2765回       
原発政策大転換 60年超運転 政府決定 建て替えも明記
  11年前の反省と教訓 どこへ 脱炭素基本方針

 政府は22日、原発の60年超運転や次世代型原発への建て替え(リプ
レース)を柱とする脱炭素社会の実現に向けた基本方針を決めた。
 2011年の東京電力福島第一原発事故後、政府が「想定していない」と
してきた原発建設といった積極活用策を盛り込む内容で、原子力政策の
大転換となる。(小野沢健太) (後略)
           (12月23日「東京新聞」朝刊1面より抜粋)

.. 2022年12月24日 08:35   No.2655002
++ 東京新聞 (社長)…2766回       
国民の声 なぜ聞かない 原発積極活用 政府が決定
  脱原発こそ最優先 「官邸前」
  あの事故 もう忘れるのか 「福島被災者」
  老朽化 見過ごされている 「茨城・東海第二」

 日本原子力発電東海第二原発が立地する茨城圏内で脱原発運動に取り
組んできた市民団体「脱原発ネットワーク茨城」の共同代表、小川仙月
さん=同県牛久市=は「脱炭素の機運に乗じて、原発を環境保護エネル
ギーとして位置づけることは根本的に誤りだ」と厳しく指摘。(中略)
 小川さんが特に不安を抱くのは、長期間の運転に伴い圧力容器の鋼材
が中性子を浴びてもろくなる「照射脆化」だ。 (後略)
          (12月23日「東京新聞」朝刊27面より抜粋)

.. 2022年12月24日 08:42   No.2655003
++ 日刊ゲンダイ (部長)…223回       
映画「REVOLUTION+1」
日本外国特派員協会で足立正生監督が記者会見
「山上さんにとっては個人的な決起だったかもしれないが(事件によって)
底の抜けた社会のぶざまで荒廃した姿がより明らかになっている」

 エンドロールがはじまると、ほぼ満員の会場から、拍手が沸き起こった。
 安倍晋三元首相銃殺事件の山上徹也容疑者をモデルに、足立正生監督
(83)がメガホンを取った話題作「REVOLUTION+1」。その
完成版がお披露目された日本外国特派員協会でのことだ。

 「お兄ちゃんは、やりたいことをやったんだよね」
 主人公の妹はそう語りかけ、「民主主義を壊したのは安倍じゃな
いか」といったセリフが続く。
 9月の国葬への反対を訴え、緊急上映イベントが開かれた際は映画
製作も公開も不謹慎との批判が上がり、鹿児島の劇場は長時間の抗議
電話によって上映中止に追い込まれた。

 海外メディアの反応が注目されたが、そうした批判の声は上がらず、
主演のタモト清嵐(31)に山上徹也に共感するところがあるかとの質問
が投げかけられた程度。「意図する前に置かれてしまった環境にもがい
た経験は僕にもある。ただ僕にはまわりにすがる、話をする相手がいた」

 そんな回答を静かに受け止めていた。社会で起きた見過ごせない問題
と、是非を問わずに対峙するのが映画表現者。そんな信念を語る足立
監督はこう言った。
 「山上さんにとっては個人的な決起だったかもしれないが、(事件に
よって)底の抜けた社会のぶざまで荒廃した姿がより明らかになって
いる。統一教会と癒着する政界では、もはやつじつま合わせすること
すらしない政治家が陰謀、策謀を繰り広げている。それを暴露したこと
は大いに評価しています」

 国葬の際に上映された50分の緊急特別版と75分の完成版は印象が違う
との声には、こう答えた。
 「国葬への怒りを燃やし、反対の意思を明確にするために、カットして
しまったファクターが入っているからかも知れない。統一教会に母親を
奪われた主人公の家族愛、人間愛、性愛。宗教2世のみならず、この国
の若者らに共通する欠落感、自分たちの存在感すら確かめられないよう
な底抜け状況が(特別版より強く)描かれていますから」

.. 2022年12月24日 08:55   No.2655004
++ 日刊ゲンダイ (部長)…224回       
盟友・宮台真司からのエール

 映画は今月24日から、横浜シネマ・ジャック&ベティなどで全国順次
公開が決定。来年のベルリン国際映画祭での上映も予定しているという。
 刃物で襲撃された東京都立大教授で社会学者の宮台真司(63)は本作の
上映イベントでも席を並べる盟友だ。
 「来月10日以降イベント上映とか、いっぱいあるから一緒にやろうと
電話で向けたら、『ぜひとも。そこから復帰したい』って張り切ってま
した」と、宮台氏のコメントを紹介していた。
 足立氏は故・若松孝二監督の若松プロ時代、パレスチナでゲリラを
題材とする映画「赤軍−P.F.L.P世界戦争宣言」を撮った他、
日本赤軍に合流し、国際手配された。その後レバノンで逮捕され、3年
間の禁錮刑を満了後、日本へ強制送還。以降、今もパスポートを持たせ
てもらえないのだと最後に紹介された。
「人権侵害。抗議したい」と、外国特派員協会の司会者は訴えていた。
                    (取材・文=長昭彦)
         (12月16日「日刊ゲンダイ」14面より)

.. 2022年12月24日 09:04   No.2655005
++ 素粒子 (中学生)…38回       
素粒子】より6つ
  ・福島原発事故の賠償指針を改定。
   遅きに失した感は否めず、被害実態との乖離(かいり)はなお。
  ・指針も書くように、あくまで目安で金額の上限を定めるものではない。
   東電は「最後の一人まで」「迅速かつきめ細やかな賠償」との
   誓いの貫徹を。
  ・原発回帰に走る政府に、ふるさとを奪われた人々は見えているのか。
   あの日抱いた東日本壊滅の恐怖はいずこに。
             (12月21日「朝日新聞」夕刊1面より)
  ・「秘書が秘書が」の逃げ道ふさがれ、薗浦議員が辞職。
   過小記載4千万円の使途に口つぐみ、紙切れ1枚だけ残し。
  ・今度こそ、カネの流れと政治家の責任を明確にする法改正を。
   防衛増税唱える前に。
  ・かたや東京五輪組織委は大会経費2800億円を過小公表。
   総無責任体制が生んだ幾多の背信にけじめを。
   札幌招致に多額の税金投じる前に。
             (12月22日「朝日新聞」夕刊1面より)

.. 2022年12月24日 09:15   No.2655006
++ 南日本新聞 (小学校中学年)…17回       
福島の事故から11年…「政府は国民をばかにしている」
  原発60年超運転方針に街頭抗議

 市民団体「ストップ川内原発! 3.11鹿児島実行委員会」は25日、
鹿児島市の天文館で、60年を超える原発の運転を可能にする政府方針と
九州電力川内原発(薩摩川内市)の運転延長申請に抗議する街頭活動を
した。
 「老朽原発動かすな」と書いたプラカードを掲げ、買い物客らに「11
年前の福島の大事故で、今も数万人が避難を強いられている」「いったん
事故が起こると人間の手では止められない」と呼びかけた。
 実行委は6月から毎月天文館で脱原発を求める活動を展開。
 向原祥隆共同代表は「政府は国民が福島のことを忘れたのだろうとばか
にしている。来年は原発推進にひた走る政治の流れを変えないといけな
い」と話した。      (12月26日「南日本新聞」より)

.. 2022年12月27日 06:27   No.2655007
++ 朝日新聞 (社長)…749回       
【素粒子】より3つ
  ・事故の反省に立って熟議を経て決めた原発政策を、広く国民の声
   を聞くことなく、計数時間の会議で葬り去った。
  ・「プロセスに問題なし」と強弁する安保政策に続く暴走。
   「国葬」も独断専行だった。
  ・「聞く耳はどこへ」と問う人もはやなく。
   前の2人の首相と違うように見せるため言ってみただけだったか。
   当初、少し期待した不明を恥じる。
             (12月23日「朝日新聞」夕刊1面より)

.. 2022年12月27日 06:34   No.2655008
++ 東京新聞 (社長)…2767回       
岸田訪米のあとで     鎌田 慧(ルポライター)

9日未明、岸田文雄首相は政府専用機で欧州と米国にむけて出発した。
安倍氏国葬の弔問に来なかった首脳たちと5月に広島で開催されるG7
サミットで会う。「地球規模の課題について議論をリードしていく
責任を担う」その準備か。
 「リード」できるかな、との懸念が強い。会見するバイデン米大統領
からまたなにか、安倍晋三元首相のように、高い買い物リストを押しつ
けられるのではないか。

 安倍首相時代は米国との集団的自衛権行使容認を閣議決定、オスプ
レイやF35ステルス戦闘機などを爆買いした。岸田首相は敵基地攻撃
のために長距離巡航ミサイル「トマホーク」の爆買いを決め、防衛予算
を倍増させる方針だ。これまで5年間で25兆円余だった防衛費はこれか
らの5年間で60兆円にされる(本紙、12月31日)。

 岸田首相、保守リベラル標榜の「宏池会」会長ながら「専守防衛」の
思想からすでに逸脱。いまは右派「安倍派」操作のロボットか。「戦争
の永久放棄」。この世界に冠たる平和憲法の下で、戦争準備を公然と
進める。
 米国の戦争は日本の「存立危機事態」。緊急事態に於ける基本的人権
の侵害が、ワイマール憲法下、ヒトラー「全権委任法」の突破ロに
なった。
 「敵基地攻撃能力の保持」。敵の攻撃の「着手」 段階で反撃する。
 岸田政権、いまもっとも危険な政権だ。
  (2023年1月10日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)

.. 2023年01月11日 05:29   No.2655009
++ 東京新聞 (社長)…2768回       
戦争への地ならし
斎藤美奈子(文芸評論家)
自衛隊と米軍をめぐる動きが慌ただしい。
・基地の整備
 防衛省は馬毛島(鹿児島県西之表市。自衛隊の基地として滑走路を
整備し、米軍の陸上離着陸訓練を移転する予定)の環境アセスメント
評価書を12日にも公告。早ければ即日工事に着手するという。南西諸島
の基地化は着々と進行中だ。
・自衛隊の共同訓練
 航空自衛隊は16日から茨城県の百里基地周辺でインド空軍との共同
訓練を予定。この種の訓練は国内で初めてだ。8日の『降下訓練始め」
には米軍のほか英軍と豪軍も初参加。軍事協力への準備も万端である。
・部隊の強化
 米政府は沖縄県に駐留する米海兵隊を2025年度までに改編、「海兵
沿岸連隊(MLR)」を創設する方針という。陸上自衛隊も那覇市の第
一五旅団(約2200人)を3000人前後の師団に格上げの予定だそうだ。
・組織の強化
 安保関連三文書を受けて、政府は自衛隊全体の作戦指揮と、米軍との
調整を担う常設の「統合司令部」を新設の予定という。米軍との連携は
これで何歩も前進だ。
 というように戦争への地ならしがハイスピードで進んでいる。集団的
自衛権の行使容認も敵基地攻撃能力の保有もこのための布石か…。
 台湾有事への備えというが、私には米国の侵略戦争に加担する準備と
しか思えない。
       (1月11日「東京新聞」23面「本音のコラム」より)

.. 2023年01月12日 11:20   No.2655010


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