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実行性のない避難計画 大雪で原発事故が起きれば5キロ圏内絶望 (たんぽぽ舎共同代表)
◎ 「大雪で原発から避難できるのか 柏崎刈羽近くの住民『実効性あ る計画を』」 これは毎日新聞の記事だが、何時のものかというと「2021年1月30日」 およそ2年前の記事である。 「今冬の記録的な大雪で、厳冬期に東京電力柏崎刈羽原発からの避難 ができるのかという疑問が、原発近くの住民から出ている。 新潟県が2019年に策定した広域避難計画では、積雪による交通障害の 影響は考慮しておらず、多数の住民を避難させられるかが改めて問われ る事態になっている。」と警鐘を鳴らす。
◎ それから約2年、今年も一昨日頃から降り続く大雪のため、約38 時間にわたり柏崎市内で大規模な交通遮断が発生した。 しかも、国道8号線と国道17号線が南北で遮断され、事実上柏崎市は 孤立状態になった。通行止めが原発からわずか2キロのところで起きて いた。
◎ これでは何があったとしても原発への救援さえ出来ない。 住民避難はもちろん不可能だ。誰1人脱出できないだろう。 除雪作業がすすみ、国道の開通を見たのは今日(12月21日)のことだ。 交通遮断と原発事故が同時に起きていたら、最も危険な初動の1日に 避難不可能になっていた。
◎ 上越タウンジャーナルの11月16日の記事では、「大雪時の退避に 不安の声 原発「三つの検証」で説明会」と題して、上越市での県に よる説明会が紹介されていた。 ここでも大雪での避難の実効性に多くの不安の声が出されていること が報じられている。
◎ それに対して県職員は、「多種多様な意見、提言、皆さんの声も 参考にしていきたい。ストレートに答えられずに申し訳なかったが、 なるべく皆さんと対話したい。一人一人の貴重な言葉を持ち帰って共有 し、参考にしたい」というまとめの発言をしている。 つまり実効性のあるが計画はできていないことがつい先日も明確に なっていた。 それが一月後に現実のものとなった。
福井県でも大雪遮断は発生
.. 2022年12月23日 06:09 No.2654001
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