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連続講座の資料紹介(その5)(了) | 有機農業とはなにか? 田畑を耕せば耕すほど土は痩せる | 有機農業へ、小規模農業へと舵を切るべきである └──── (食政策センター・ビジョン21代表)
<有機農業とはなにか?> 一般的定義 「化学農薬と化学肥料を使わない農業」⇒本質は生命の法則 と宇宙(自然)の法則に沿った世界に農業や社会や生き方を変える哲学に 根ざすもの 菌根菌の「相利共生」の姿こそが自然界に人が学ぶべき 本来のあるべき姿
<有機農業> 農業が農薬と化学肥料に汚染され、近代農業に未来はないと気づいた人の 警告から
1935年「無肥料栽培法」を唱えた岡田茂吉 1937年 福岡正信 「自然農法」 1960年代以降 農薬や化学肥料の害について明らかにする農学者、医者などの指摘 1964年 レイチェル・カーソン『沈黙の春』 1966年 水野肇『農薬亡国論』 梁瀬義亮や若月俊一らによる農薬問題の告発 1971年 一楽照雄らが「日本有機農業研究会」を立ち上げ 「天地に機有り」(天地有機)「機」とは「からくり」とか「しくみ」 という意味 「有機」というのは「いのちのしくみのあること」 宇宙、自然のいのちのしくみ=自然界の共生原理に則る農業が有機農業
1990年代 国が「環境保全型農業」を考え出しJAS法で有機農業を 管理し始めた 2006年12月15日「有機農業推進法」成立 有機農業推進法 「有機農業とは、化学的に合成された肥料および農薬 を使用しないこと並びに遺伝子組み換え技術を利用しないことを基本とし て、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り提言した農業生産の 方法を用いて行われる農業をいう」 有機農業からみた農薬と化学肥料の位置づけは「使用しない」のではなく、「使用する必要のない農業」といえる
食べ物は命 化学物質を含まない食品は地球と人々の健康に良いもの 地球という高度な微生物生態系の健全さ、さらには、われわれヒトの 「内なる外」である腸管内の健康を保つには、土の劣化を抑え、豊かな 農地を回復することが求められる 農薬や化学肥料、GM作物汚染はもとより原発で大地を放射能汚染し てはならない
.. 2022年12月16日 05:42 No.2649001
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