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金権腐敗“統一自民党議員が品格を問う茶番 | 岡口判事の裁判官弾劾裁判第2回公判 | 憲法・法令無視の訴訟指揮を批判しない報道各社 | 適正手続き無視の茶番に無批判のマスゴミ | 「メディア改革」 └──── (アカデミックジャーナリスト)
◎ 国会議員が民事訴訟の研究者としても秀逸のベテラン裁判官の交流 サイト(SNS)への投稿や雑誌インタビューなどでの表現行為は 「非行」に当たるとして、裁判官を辞めさせ、法曹資格をはく奪しよう という恐怖の裁判が進行している。 11月30日午後2時から、国会の裁判官弾劾裁判所(松山政司裁判長= 自民党参議院議員、参議院第2別館)で、仙台高裁の岡口基一判事(罷免 訴追で職務停止中)に対する罷免訴追事件の第2回公判が開かれた。
◎ 私は弾劾裁判所事務局に記者席での取材許可を申請し、公判前日の 29日、事務局総務課の担当者から、「裁判長から取材許可が下りた」と いう連絡があり、記者席(19席)で取材できた。 キシャクラブ制度(戦時下の1942年4月に今の形になり戦後も存置)の 廃止への小さな一歩だ。 記者クラブ以外では、「週刊金曜日」と「弁護士ドットコム」の両 記者と私の3人の取材が認められた。記者の他、抽選で選ばれた一般 傍聴人が19人(120人から抽選)入った。
◎ 岡口判事は、高校生が被害に遭った殺人事件の遺族やペットの返還 を巡る民事訴訟の当事者を侮辱したり社会的評価を不当におとしめたり する投稿をしたなどして、昨年6月に訴追された。弾劾裁判所は判決 までの間、岡口氏の職務停止を決めている。 半世紀にわたって反共右翼の“不安産業”である統一協会=国際勝共 連合と癒着してきた自民党の国会議員に、裁判官の「品格」の有無を 審判する資格などまったくない。この弾劾裁判は訴追そのものが不当だ と私は思う。岡口氏の表現に問題があるなら、民事裁判で審理すれば いいことだ。 岡口氏への訴追事実はいずれも、職務外で、自身の感想を述べたり、 裁判例を紹介したりした表現だ。訴追事由の中には3年の訴追期間を 経過したものが4件も含まれている。
.. 2022年12月08日 04:39 No.2640001
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