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・美浜3号機の再稼働を強行 | いずれもあきれ返る稚拙なミス | 美浜3号、高浜1、2号の廃炉を勝ち取ろう └──── (老朽原発うごかすな!実行委員会)
◎人の貴賤を国家の視点で決定し、差別を強要する安倍元首相の国葬が 行われました。 安倍元首相は、原発事故を未然に防ぐ方策を故意に怠り、福島第一 原発事故を招き、その後も原発の推進と核兵器の導入に奔走しました。
◎ さて、関西電力は老朽原発・美浜3号機の再稼働を10月から8月 12日に前倒しするとしていましたが、再稼働を目前にした8月1日、 放射性物質を含む水7トンが漏洩していることが発覚し、再稼働は延期 されました。 また、次の再稼働を目論んだ23日の直前・21日に、「1次冷却水の 圧力が低下した際に、原子炉の暴走を防ぐために1次冷却系に注入する ほう酸水を蓄えている蓄圧タンク(アキュムレータ)」の圧力が低下 していることが確認され、再稼働はさらに延期されました。
関西電力は、昨年来、美浜原発3号機で発生したたび重なるトラブル の原因について公表していますが(詳細割愛)、いずれもあきれ返る 稚拙なミスです。 このようなミスは、技術者がしっかりしていれば、簡単に気がつく ものです。 しかし、現在は、下請け任せの上に、責任感と科学的常識のない、 関電および下請けの技術者、作業者、監督者、点検者などが原発を 動かそうとしています。
原発を動かそうとする体制自体が腐敗しているのです。 この事態は、一旦、体制全てを解体して、総点検しなければ、改善 されません。 ただし、体制を根本的に刷新して判断すれば、原発運転は、無理だ という結論に至るでしょう。
それでも、関西電力は、8月29日午後3時過ぎ、美浜3号機を30日に 再稼働させると発表しました。このように直前の再稼働予定の発表は、 極めて異例のことです。 「老朽原発うごかすな!実行委員会」は「老朽原発完全廃炉を勝ち 取るまで粘り強く、何度でも何度でも決起する」の決意の下に、8月 29日午後、可能な全ての手段を駆使して、美浜原発前および関電原子力 事業本部前緊急抗議行動を呼びかけました。
.. 2022年09月29日 05:43 No.2581001
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