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国と東電は「汚染水を陸上保管する大型タンク等は建てられない | 海洋放出する他ない。」と言うなら、国家石油備蓄の | 空き容量に汚染水を貯めよ。とにかく海に流すな | トリチウムの半減期12年を10回(120年)重ね、千分の一に減衰する | のを待って海に放出することも出来る └──── (神奈川県横浜市在住)
福島第一原発事故汚染水を海に流さないで貯める所が有ります。 国家石油備蓄の空き容量です。 今、政府は、IEA加盟国の備蓄石油の協調放出により、国家石油 備蓄から151万キロリットル放出しています。 備蓄日数にして、145日分ある中の5日分です。9月末までに放出が 終わり、タンクは空いた状態になります。今ある汚染水は約130万トン、 備蓄日数でいうと4日分ですから十分、入ります。
突飛に聞こえるかも知れませんが、そうではありません。 その理由は三つあります。
一つには 国家石油備蓄は、汚染水の処分について前面に立ち責任を 取るという国が、備蓄基地を所有していること。 二つには、備蓄基地の操業管理を、汚染水の所有者で責任をとる東京 電力がやっていること。 三つには、放出後の空き容量には石油以外の何かを貯めなくてはいけ ないこと。(石油は貯められない。空きっぱなしにも出来ない。)
順に説明します。 国家石油備蓄は、石油公団と石油元売りとの半官半民の石油備蓄会社 に、国が所有する石油を寄託する形でしたが、特殊法人改革で、2001年 に、石油公団が廃止され国の直轄事業となり、石油備蓄基地は資産移転 され国の所有となりました。 同時に、備蓄基地の操業管理業務は委託事業(JOGMECから再 委託)となり、2018年から、国家石油備蓄基地10基地の内、陸上タンク 方式の4基地を石油元売り会社に代わり東京電力(直接にはJERA)が 受託しています。原発が動かず、仕事の減った東電に政府が便宜を 与えたのです。
国家石油備蓄は、1998年に5,000万キロリットルを達成して以後、同 水準を維持していますが、備蓄の義務・目標量は、直近1年間の石油 輸入量の90日分のところ、今、備蓄量は備蓄日数にして145日分にも なり、大幅に過剰です。
.. 2022年09月22日 05:07 No.2574003
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