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ワクチンを打つも打たぬも選択の自由であり、接種の中止を求めるのは権利の侵害です。それに対して井上正康大阪市立大名誉教授は、こう主張しました。コロナワクチンは猛毒なのだから、超法規的に中止すべきだ。これは完全に医学者としての確信で警告している。
ワクチンが猛毒という説を信じるか否かが、第一の問題。ワクチン懐疑派の言説が「デマ」と国家に認定され、削除される全体主義の中で、国民に選択の自由があるかが第二の問題。日本人が帰属する集団・共同体では、同調圧力が高まり、選択の自由がなくなる、というのが第三の問題。
ワクチン絶賛の国家的プロパガンダが進行されている中で、「ファクトチェック」は可能なのかが第四の問題。これらのことは、大東亜戦争において、日本社会に現れた負の問題であったはずですが、リベラル知識人や、メディアや反戦左翼は、日本の戦時体制について、何か考え、何か反省し、思想したんだろうか。
コロナ禍で明らかになったことは、リベラルも保守も全然、役に立たないということです。知識人・言論人のくせに恐怖で思考も行動も縛られて、あっという間に国家権力に締め付けられました。つまりこの国には思想家がいないのです。
戦時中を見ると、文系の人間は学徒出陣と戦地に送られましたが、理系は大切にされていたのを見ると世界で通用するのは理系じゃなくては駄目だと思っていました。また、文系はウイルスや感染症のようなものは向いてないと思っていたのです。
だが、それは違っていました。文系も理系も関係なくて、ロジックを矛盾なく貫徹できるかどうかなのです。なるほど、やはりそうかと確認できて、想像力も必要だと思う。少し横道にそれますが、最近のコロナ陽性者が激増した理由について、専門家たちが「分からない」を連発しています。
驚いたことに「ウイルスがコピーミスを起こして自壊し始めた」などという突飛な理屈をテレビで紹介しています。今までのコロナの変異株が全部、集団免疫が出来るたびにピークアウトしたように、どの株でも集団免疫が出来ただけでしょう。新たな変異が起こらなければ終わってしまい、普通の風邪コロナになってしまうだけなのです。
.. 2022年08月05日 07:08 No.2541001
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