返信


■--志賀原発の諸問題
++ 今井孝司 (平社員)…132回          

(珠洲群発地震、珠洲原発凍結、運転差し止め
 | 判決等)の考察−珠洲原発が建設計画凍結となっていたのは良かった
 | 反対運動で止めた現地の方々に心からの感謝をしたい
 └──── (地震がよくわかる会)
              
○初めに
?2022年6月19日に石川県能登地方でマグニチュード5.4、震度6弱の地
震がありました。石川県で震度6弱以上の揺れを観測したのは2007年の
「能登半島地震」以来となります。震度6弱を観測したのが、石川県珠洲
市です。
 この珠洲という地名に反原発の運動に関係した人であれば、何か思い出
すのではないのでしょうか。現在群発地震が続いている場所に珠洲原発が
計画されていました。
 珠洲市の西方の志賀町には志賀原発があり、原発の耐震問題では、常に
焦点となっています。2006年3月24日、金沢地裁で初の運転差し止め判決
が出ます。
 これが政府への圧力となって、同年9月に、新しい原発耐震指針が策定
されます。
 そして、判決から、ほぼ1年後の2007年3月25日に、能登半島地震
(M6.9,最大震度6強)が発生します。地震の震央(震源を地上に投影し
た点)と原発の距離は約18kmという近さでした。

 地震がよくわかる会は、志賀原発の諸問題の記事を当会HP
 ( こちら )にアップしました。
 志賀原発の問題を整理するのにお役にたてれば幸いです。
 URLを以下に示します。
こちら

○記事一覧の抜粋
(9) NHK 2021/11/09 能登地方の地震 依然活発 気象庁
 地震の発生している範囲は主に4つの領域に分けられ、震度5弱を観測
した地震のやや西側にあたる地域で特に活動が活発だとしています。
 また、国土地理院がGPSの地殻変動のデータを先月と去年11月とで比
較した結果、隆起量が2.6センチほどにのぼるということですが、気象庁
は隆起と地震とがどう関係しているかなど、詳しいことはまだわかってい
ないとしています。
.. 2022年07月31日 08:22   No.2537001

++ 今井孝司 (平社員)…133回       
 西村卓也准教授は、隆起の要因については地下15キロほどに大量の
“流体”が入り込んでいる可能性があるとしたうえで「深さからみて海水
や雨水とは考えにくくはるか昔に沈み込んだプレートの岩石から分離して
上昇したものの可能性がある。ただ、非常に珍しい現象のため解明には今
後の研究が必要だ」と話しています。

(18) NHK 2022/06/19 石川県珠洲市で震度6弱の地震 津波の心配なし
 震度6弱を観測したのは石川県珠洲市です。気象庁の観測によります
と、震源地は石川県能登地方で震源の深さは13キロ、地震の規模を示すM
は5.4と推定されています。石川県で震度6弱以上の揺れを観測したのは
2007年3月25日に能登半島沖で起きたM6.9の地震で、石川県の七尾市や
輪島市などで震度6強の揺れを観測した「能登半島地震」以来です。

(33) ゲンダイ 2022/06/21
大きな地震相次ぐ石川能登で浮上していた「珠洲原発」…2003年12月に計
画凍結
 同地域で多発する地震を見ていると、つくづく「あの施設」が建設され
ていなかったことが幸いだったろう。
 「あの施設」とは、北陸、中部、関西の電力3社が2014年から広域電源
として共同運営する予定だった「珠洲原子力発電所」のことだ。
 珠洲原発は1975年ごろに計画が浮上。今回、震度5強を記録した珠洲市
の高屋町、三崎町寺家の2か所に、135万kw級を2基設置する予定だった。
だが、住民の反対運動などもあり、計画は2003年12月に凍結となった。
 もし、政府や電力会社が住民らの反対を押し切って珠洲原発を建設し、
フル稼働させていた時に大地震が直撃していたら…そう考えるとゾッとし
てしまう。

(35) 朝日 2007/03/31 原発 不適切事例97件 各社公表
 北陸電力は、志賀原発1号機(石川県)の臨界事故隠しは当時の発電所
長の指示だったとした。2カ月後に迫っていた志賀2号機着工への悪影響
を恐れたという。本店は関与しておらず、同時に二つの点検作業をしたの
が原因の一つだったとした。

.. 2022年07月31日 08:29   No.2537002
++ 今井孝司 (平社員)…134回       
(38) 東京 2006/03/24 原発運転、初の差し止め 志賀2号機 耐震に問題
 金沢地裁判決(号外)
 北陸電力志賀原子力発電所2号機(石川県志賀町)をめぐり、周辺住民
らが北陸電を相手取り、運転差し止めを求めた訴訟の判決が24日、金沢地
裁であった。井戸謙一裁判長は「志賀原発2号機の耐震設計には、被告の
想定を超えた地震によって原発に事故が起こり、原告らが被ばくする具体
的可能性がある」と述べ、今月15日に営業運転を開始したばかりの2号機
の運転を差し止める判決を言い渡した。原発の運転差し止めが認められた
判決は初めて。

(62) 47NEWS 2021/03/02 福島第一原発事故
 「砂上の楼閣−原発と地震−」
 北陸電力志賀原発2号機(石川県)を巡る訴訟で金沢地裁は運転差し止
めを認める判決を下した。北陸電の敗訴だが、合格を出した政府の安全審
査と、30年近く改定されていない耐震指針にも疑問を投げ掛けた。
 そして4月、保安院の檜木俊秀訟務室長と鶴園孝夫訟務班長が安全委事
務局を訪れた。改めて安全委への要請文書を手渡しに来たのだ。
 文書は厳しい言葉で書かれていた。新指針ができても、旧指針で合格が
出ている原発の安全性に問題はないと表明してほしい。そうしなければ
「以下の重大な問題が発生する」。
 ・自治体やマスコミに批判されて原発が停止する
 ・国会が安全委の見解、責任を厳しく追及する
 ・原発を巡る行政訴訟で敗訴する
 バックチェックは、新指針に古い原発が適合しているかどうかを確かめ
るために行うものだ。だが、これでは、その前に「安全宣言」を出さなけ
ればならなくなる。
 そんなばかなことがあるか—。対応した安全委の加藤孝男総務課長は、
ぶぜんとして「まずはチェックしてみないと」と押し戻そうとした。
 だが檜木室長は畳みかける。「訴訟で負けたら、責任を取れるのです
か」。話は全くかみ合わなかった。

(65) 地震調査 2007/03/26 2007年能登半島地震の評価
 ○3月25日9時42分頃に能登半島西岸付近の深さ約10kmでマグニチュ
ード6.9(暫定)の地震が発生した。この地震により石川県で最大震度6強
を観測し、被害を伴った。また、珠洲市長橋、金沢で0.2mなど、北陸地方
で微弱な津波を観測した。

.. 2022年07月31日 08:35   No.2537003
++ 今井孝司 (平社員)…135回       
(68) 四国新聞 2007/04/19 周期の長い揺れ、想定超す志賀原発
 3月に起きた能登半島地震の際に北陸電力志賀原発(石川県志賀町)で
観測された地震記録を同社が分析したところ、設計時に想定した最大規模
の「設計用限界地震」による揺れを、一部の周期の長い成分では大きく上
回っていたことが19日、分かった。
 想定を超えたのは周期が0.37秒と0.625秒近辺の揺れ。1号機では後者
で、想定していた揺れの強さを示す加速度374ガルが、実際には711ガルと
2倍弱になっていた。

(113) 東奥 2016/04/27 直下に「活断層」確定 志賀原発1号機
 規制委、評価書受理
 原子力規制委員会は27日、北陸電力志賀原発(石川県)の1号機原子炉
建屋直下を通る「S−1断層」が地盤をずらす可能性のある断層(活断層)
と指摘した有識者調査団の評価書を受理した。評価書が確定した。

(136) 東奥 2015/07/21 永長東海地震、康和南海地震 各地で火山噴火
  日本海側では大津波も
 一方、卜部厚志新潟大准教授(地質学)は2014年9月、能登半島先端の
石川県珠洲市と能登町で、10〜11世紀に大津波が到達したことを示す堆積
物を確認した。
 新潟県・佐渡島東岸の加茂湖と西岸の春日崎でも同時期の津波堆積物を
確認しており、「津波の到達状況が1833年に起きた庄内沖地震とよく似
ている。日本海東縁部で起きた大地震が原因ではないか」と話す。

.. 2022年07月31日 08:41   No.2537004
++ 上岡直見 (部長)…233回       
株主代表訴訟判決(13.3兆円)のもう一つの側面
 | 「原子力ムラ」の重要な構成員であるゼネコン業界が
 | この判決を歓迎する背景は何
 | 再稼働の前提となる防潮堤や特重施設などを作れば作るほど
 | ゼネコンの仕事が増える
 └──── 〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

◎ すでに知られるとおり、2022年7月13日に東京地裁は、株主代表
訴訟の判決で、旧経営陣の責任を認めて計13兆3210億円の賠償を命じる
判決を出した。
 一方でこの判決の直前の6月17日には、避難住民らによる集団訴訟に
対して最高裁は、国が規制権限を行使しなかったことについて国の責任
は認めないとの判決(ただし全員一致ではない)を出した。

◎ 株主代表訴訟の判決で電力会社経営者に重い責任が問われたこと
から、いよいよ原発の外堀が埋まってきたと歓迎する雰囲気もみられる。
 しかしちょっと待てよと不安に感じる面がある。
 株主代表訴訟の被告は国ではなく東電の経営陣である。裁判所として
は「どうぞご自由に」という立場ではないか。
 むしろ国の責任が問われないように全責任を東電に押しつける全体
シナリオを補強する性格もある。

◎ 株主代表訴訟に関して「日経クロステック」というゼネコン系の
ネットメディアで【東京地裁「原発事故は防げた」、最高裁の津波対策
“後知恵”説を論破】という記事が掲載された。
 この記事では、東京地裁が保守的な上級審(最高裁)に忖度せず市民
側の主張を認めた判決を言い渡した英断として前向きに評価している。
 しかし「原子力ムラ」の重要な構成員であるゼネコン業界がこの判決
を歓迎する背景は何だろうか?

◎ すでに報道されたように、7月27日に政府は「GX(グリーン
トランスフォーメーション)会議」を発足し、岸田首相はエネルギー
危機や脱炭素を口実に原発フル活用の方針を示した。
 (※)脱原発の流れができたわけではない。こうした背景を考える
と、株主代表訴訟の判決は必ずしも楽観できない。

.. 2022年08月03日 05:02   No.2537005
++ 上岡直見 (部長)…234回       
◎ ゼネコンは原子力そのものに対しては責任がない。
 原発の新増設(建て替え)や新型炉はまだ先の話である。
 既存の原発に対して、役に立とうが立つまいが「言われたからやりま
した」という立場で再稼働の前提となる防潮堤や特重施設などを作れば
作るほどゼネコンの仕事が増える。
 ゼネコンだけでなく関連する機械・電気メーカーも同じだ。
 しかも「原子力仕様」として普通の工事よりも高い単価を請求できる。
 脱原発の運動としてはこうした側面にも注目すべきではないだろうか。

(※)時事通信「原発フル活用へ布石
   岸田首相、新増設も視野か−GX会議」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022072700995&g=eco

.. 2022年08月03日 05:11   No.2537006
++ 山崎久隆 (社長)…1391回       
関西電力前会長ら3人も検察審査会が「起訴相当」の議決
 | 東京電力に続き刑事裁判が開かれるまであと少し
 | 検察が起訴しない場合は検審の議決二度で強制起訴か
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

 「検察審査会の全面的な検察庁の誤りの指摘に関する弁護団声明」の
声明を紹介致します。
こちら

                   2022年8月1日
 検察審査会の全面的な検察庁の誤りの指摘に関する弁護団声明

  関電不正マネー還流事件刑事告発弁護団  団長 河合弘之
                    事務局長 加納雄二

 本日、大阪第二検察審査会は、本件申立にかかる被疑事実のうち、
下記(1)(2)の各被疑事実について「起訴相当」、その余のすべての
被疑事実について「不起訴不当」の議決をした。
 (1)被疑者八木誠、同岩根茂樹及び同森詳介に対する被疑事実4の
業務上横領(追加納税分の補填)及び被疑事実5の特別背任(同)の
各被疑事実
 (2)被疑者八木誠、同森詳介に対する被疑事実6の特別背任(役員
報酬分の補填)の被疑事実

 日本を代表する公益企業の幹部たちによってなされたこれほど明白な
犯罪行為に対し、大阪地検は不可解にも、すべての被疑事実について
不起訴処分をした。
 検察審査会はこの不起訴処分を是認せず、一部の被疑事実については
「起訴相当」と結論付け、その余の事実についての全てについて不起訴
不相当とした。
 これは、大阪地方検察庁の本件についての全ての判断が誤っている
ものと判断したものである。
 大阪地方検察庁は重く、かつ深刻に受け止めるべきである。

 弁護団としては、当然の結果であると受け止めている。
 関西電力という公共企業における重大な犯罪事実の存在は明らかで
ある。
 大阪地検は直ちにすべての案件について捜査を再開、充実させ、
速やかに起訴されたい。

.. 2022年08月04日 05:07   No.2537007
++ 山崎久隆 (社長)…1392回       
 今回の検察審査会の判断は、検察審査会制度の趣旨である市民の健全
な常識が反映された結果であって、高く評価したい。
 今回の関西電力役員による一連の事件は、原発の立地及び維持のため
に、公益企業である電力会社が原発地元の一部の企業や個人と癒着し、
不明朗な金が注ぎ込まれるという原発問題の闇の部分が明るみになった
事件であり、また、電力会社の幹部が、消費者に電気料金の値上げの
負担を押し付けながら、その電気料金で自分たちの損失を解消したと
いう倫理観の喪失を赤裸々に証明した事件である。これらの事件を起訴
すべきことは当然であり、不起訴とした大阪地検の判断は市民の感覚
とは甚だしく遊離している。

 近年、2019年参議院選挙における河井案里候補陣営による大規模な
買収事件、東京高検黒川弘務元検事長の賭けマージャン事件、菅元首相
の長男の勤務先である「東北新社」による総務省幹部への接待事件
など、検察庁の判断が検察審査会によって覆される事例が相次いで
いる。

 検察は、自らの判断が市民感覚と甚だしくずれていることを猛省すべ
きである。
 まして、今回の事件については、関西検察のOBと関西電力の密接な
関係が取りざたされている。
 大阪地検は、市民の合理的な疑念を晴らすためにも、直ちに再捜査に
着手して、起訴相当とされた被疑事実のみならず、不起訴不当とされた
被疑事実についても速やかに起訴すべきである。

 大阪地検トップの検事正に就任した山本真千子氏は、6月28日、検察
庁が入居する大阪中之島合同庁舎(大阪市福島区)で記者会見を開き、
「府民が安心して生活を送れる地域社会の構築に貢献したい」と抱負を
述べた。
 大阪の犯罪情勢については「治安の指標となる重大犯罪などは全国的
にみて高い発生件数」と分析。「一つ一つの事件に誠実に向き合い
府民、国民の負託に応えたい」と意気込んだ。
 そうであるならば、まず、このような重大事件(「巨悪による巨大
事件」)に誠実に向き合い、府民、国民の負託に答えて頂きたい。
                            以上

.. 2022年08月04日 05:15   No.2537008
++ 浅野健一 (社長)…409回       
元ゼミ生『「黒い雨』」訴訟』が出版記念講演
 | 広島原爆と東電福島事件に共通する“内部被ばく”
 | 国と御用学者の「科学的・合理的な根拠」を粉砕せよ
 | 小山美砂氏ら若い記者のジャーナリズム創成に期待
 | 「メディア改革」連載第104回
└──── (アカデミックジャーナリスト)

◎ 2020年4月に下咽頭がんで咽頭・喉頭・頸部食道の全摘手術を
受け、コロナ禍もあり、旅行を控えてきたが、7月30日、2年4カ月
ぶりに新幹線に乗って大阪へ1泊の旅をした。
 同志社大学社会学部メディア学科・浅野ゼミの最後の学生である小山
美砂・毎日新聞記者の『「黒い雨』」訴訟』(集英社新書、7月15日)
出版記念講演会で特別講演するためだった。
こちら
 無声ジャーナリストの私はパワーポイントを使い、AI音声で原稿を
読み上げ。10分間、前座を務めた。交流会では電気式喉頭を使って司会
を務めた。参加者から「よく理解できた」と言われ、身体障害者
(3級、失声)でも、“講演”できることを社会に示すことがきた。

◎ 講演会の動画は、「『黒い雨』訴訟にも福島第一原発事故にも、
その大元にはびこってきたのは『被ばくを切り捨てる論理』」と題し、
IWJの萩崎茂さんがアップしてくれている。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509138
また、私が会場で配布した資料は、ブログ「浅野健一のメディア批評」
に掲載している。
こちら

◎ 『「黒い雨」訴訟』は、2017年に毎日新聞に入社した小山氏が、
「黒い雨」による被ばく問題を記録し、その訴訟の全容を記録した
初めてのノンフィクション。米軍の被害軽視に追従した国の怠慢、
非科学的な態度をあぶり出している。
 小山氏は序章で、「その記録は長崎で、福島で、そして世界中で今も
置き去りにされている放射線による被害者を救う道しるべになると確信
している」と書いている。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=97

.. 2022年08月09日 07:58   No.2537009
++ 浅野健一 (社長)…410回       
 小山氏は、本で書けなかったことも含め、約1時間話した。小山氏は
訴訟の経過を追う中で、黒い雨による内部被ばくの実態を知り、その
被害を自分自身が軽んじていたのではないか、と猛省したことがきっか
けと述べた。
 小山氏は、内部被ばくについて、原子核物理学者・水戸巌氏(故人)
の「体内からピストルで撃ち抜かれ続けるようなもの。銃を外から撃た
れる、つまり弾丸、線量が多ければ多いほど影響がある外部被ばくとは
全く影響が異なる」という言葉を引用した。

 小山氏は、東電福島第一原発事件における国の「被ばくを切り捨てる
論理」が黒い雨訴訟における国側の主張と酷似、共通していると指摘。
 「黒い雨の運動を阻んできたのが『科学的・合理的な根拠』との言葉
で、国自身の非科学性や不合理さは棚上げされている。その言葉に中身
がなく、どの程度の根拠があれば被爆者と言えるのか、国側はその定義
や基準を示していなかった」

 小山氏は原告たちが被害の具体的事実を陳述書や弁護団の現地調査に
よって明らかにして、裁判で画期的な判決を勝ち取った過程を話した。
 第二部では守田敏也(京都被爆2世3世の会世話人)、水戸喜世子(
子ども脱被ばく裁判の会共同代)、森松明希子(原発賠償関西訴訴訟原
告代表)、下澤陽子各(原発事故避難者)各氏が「祝辞とアピール」で
登壇した。

 小山氏は大学3年生の時、オバマ米大統領広島訪問の取材で助手をし
てくれた。それがきっかけで、小山さんは毎日新聞に入社して広島
支局を希望した。
 小山氏は私が同大から解雇された時、支援してくれた現役学生十数人
の一人。14年度の2回生ゼミを、「浅野先生がいないからゼミには
入れない」と必修の基礎ゼミの履修を拒否した。それでも同大は裁判
で「メディア学科で学生は一人も困っていない。一人も(浅野解雇を)
抗議していない」と言い放った。
こちら

.. 2022年08月09日 08:05   No.2537010
++ 浅野健一 (社長)…411回       
◎ 権力のでっち上げに抗い、再審無罪を勝ち取った青木惠子さん、
西山美香さんも講演会に参加してくれた。
 水戸氏はフェイスブックに、「最後の教え子からの招待を受けて、
この日は終始とびきりの笑顔で会場の盛り立て役だった。失った声帯に
マイクを当て、前座を引き受け、交流会の司会を務め、最後は花束の
贈呈。ウルウルしました」と投稿してくれた。
 水戸氏は初代の救援連絡センター事務局長。お連れ合いの水戸巌氏
は、私が大学4年生の時から、学習会で原発、死刑、公害などについて
学び、現場で闘うことの大切さを教えてくれた。

.. 2022年08月09日 08:24   No.2537011


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用