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2021年末から、世界的にオミクロン株の感染が急拡大するなか、各国でコロナワクチンの3回目(ブースター)接種を勧めました。だが、希望者への3回目接種を終え、すでに昨年12月から4回目の接種を始めているワクチン先進国・イスラエルでは感染爆発が収まらず、ワクチンの効果に疑問符がついているのです。
イスラエル最大級の医療機関であるシェバ・メディカルセンターが、4回目接種を終えた医療関係者154人に接種2週間後の抗体レベルなどを調べた結果、「3回目接種の後よりわずかに抗体値は上昇しましたが、 オミクロン株に対しては部分的な防御しかもたらさなかった」というのです。
感染第6波が到来した日本では、医療従事者や高齢者を中心に3回目接種が急がれているが、効果が期待できないワクチンの接種を推し進めれば、心筋炎や血栓症などの副作用、ウイルスの感染や症状をかえって促進してしまうADE(抗体依存性感染増強)といった「リスク」だけを引き受けることになるのです。
そもそも、日本では「ワクチン関連死」が疑われる事例が、すでに1474件も積み上がっているにもかかわらず (2022年2月18日現在)、2月末からは5〜11歳の子供への接種も始めました。もともと子供は新型コロナに感染しにくく、罹患したとしも重症化することは極めて稀で、死者はいまだゼロにとどまっています。
厚生労働省はワクチン接種のベネフィットばかりを強調してきましたが、オミクロン株に対してはリスクしかないのは明らかです。なぜ政府は効果の極めて薄いワクチン接種を、これほど強硬に推進しているのであろうか。
日本はコロナワクチンを6億回分以上も確保していますが、実は、これまでの接種回数は2億1457万1982回にとどまっており(2022年2月15日現在)、4億回分超の在庫を抱えています。
これは、オミクロン株がこれまでのコロナに比べて弱毒性で、重症化リスクが低いことを国民が理解しているため、3回目の接種予約が政府の思惑通りに進んでいない証です。振り返れば、新型インフルエンザ(H1N1型)が発生した2009年も、日本はワクチンの在庫を大量に抱え込んでいました。
.. 2022年06月10日 05:29 No.2495001
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