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運転開始から43年も経つ危険な老朽原発を なぜ動かさなければならないのか 東海第二原発は絶対に動かすべきではありません 参加者スピーチ:漆原牧久さん(たんぽぽ舎) 4/6(水) (その4)
◎ 漆原です。私は昨年から東海第二原発反対の運動に参加しています。 あの福島第一原発事故から11年が経ちました。 この11年を振り返ると様々な思いが胸を過ります。事故でボロボロにな った福島第一原発の姿、放射能被害を避けるため、避難を余儀なくされた 多くの人々の姿を見た時にこの地震大国に54基もの原発を建ててしまった 政治の愚かさを痛感しました。
そして福島第一原発事故の翌年、日本の全ての原発が止まった時、これ で日本の原発も終わりになるのか、と思いました。 しかし残念ながらその後、全国で次々に再稼働が進み、ついには首都圏 の東海第二原発まで再稼働されようとしている時、これは何としても自分 自身が反対運動に取り組まなければならない、と思いました。
◎ 今年1月、6人の甲状腺がんの若者が東電を訴える訴訟を起こしまし た。通常であれば年間に100万人に1人か2人しか発生することのない稀 な病気が福島ではすでに300人近く発生しているんです。6人のうちの1 人の女性はホルモン剤を一生飲み続けなければならず、健康不安を抱え て、「もう結婚のことなど考えられない」と言っています。 人として異性を好きになり結婚して家庭をもつという当たり前の願いを 諦めなければならないかもしれない、そんな悲しい思いを次世代を担う若 い人たちにさせる原発というものを私たちは許しても良いのでしょうか。 11年前子供だった彼らには何の落ち度もありません。 原発をなくし次世代の人々が安心して暮らしていける場所にしていくこ とは私たち大人の当然の責務ではないでしょうか。
.. 2022年04月17日 08:16 No.2455001
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