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「住民全員避難ムリ」として廃炉 東海第二原発は日本一事故や故障が多い原発です 日本原電本店への申し入れ文
※4/6(水)日本原電本店抗議行動は、57名の参加でおこなわれました。 報告は、後ほど掲載できる予定です。 本日は、2つの申し入れ文の1つを紹介します。
2022年4月6日 日本原子力発電株式会社 取締役社長 村松 衛 様
申 入 書
貴社は2021年3月18日、水戸地裁の東海第二原発運転差し止め訴訟に おいて、周辺自治体の避難計画が、「とうてい十分とは言えない」と いう理由で敗訴しました。 にもかかわらず、貴社は再稼働のための工事を続け、再稼働しようと しています。 そして原発を稼働させる条件として、貴社は避難計画の策定の有無は 関係ないとしています。 私たちにはそのような論理のもとに原発を再稼働しようとしている 貴社を許すわけにはいきません。
貴社のそんな態度とは反対の事例をここに記します。 アメリカのニューヨーク郊外にあるロングアイランドのショーラム 原発は、1973年に建設が始まり、60億ドルかけて1984年に 完成しました。 しかしその前年に地元の郡議会で、「この原発で事故が起きたら、 住民全員が安全に避難することはできない」という結論が出て、その 地域の住民がそのことを知ると原発の稼働に反対する声が大きくなり、 電力会社はこの原発を廃炉にし、たったの1ドルで州政府に 売り渡しました。
一方貴社は、営業運転が開始されて43年超の老朽原発である東海第二 原発を、立地所在県の茨城県の県民の60%以上が再稼働に反対し、 形ばかりの避難計画の策定がされているのはUPZ内の14市町村のうち 5市町だけ、という状況にもかかわらず再稼働工事を進めています。 本当に貴社はそんなことで原発を再稼働させていいと 考えているのですか。 とうてい理解できません。
.. 2022年04月08日 05:11 No.2448001
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