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◎ウクライナの立ち入り禁止区域の管理に関する政府機関(訳注: 環境・天然資源省立入禁止区域管理庁)も今週、ロシア軍が600万 ユーロ(訳注:8億円あまり)をかけて建設した研究所を破壊したと 報告している。 その研究所では、放射性廃棄物管理の改善に取り組んでいたと、 AP通信が報じている。研究所には、放出された可能性のある「 高放射性のサンプルと放射性物質のサンプル」が含まれていたという。
◎季節的な森林火事は、チェルノブイリ周辺地域で春と夏によく 見られる。 2020年4月に発生した火事では、100台以上の消防車が消火活動に 必要だった。それでも8,600エーカー(訳注:約35平方キロメートル) 以上が焼失した。 この火災の発生を受けてチェルノブイリの管理チームは、事前に 消火設備をこの地域に移動させるなど、リスクを軽減するための早期 介入策を導入していた。
また、近隣住民や従業員への防火教育も実施した。 これらの努力により、2021年の火災シーズンを抑えることができた と、チェルノブイリの国際協力・広報部長であるカテリーナ・パブロワ は同誌に語った。 「私たちは昨年、大火災を防ぐために立ち入り禁止地区を作ったが、 今年はその反対だ」とパブロワ氏は言った。「我々には備えがない」 今年3月に山火事が発生したが、過去には2020年の大規模な山火事を 含めて、このような山火事は4月から発生すると彼女は 付け加えた。【後略】
.. 2022年03月26日 07:37 No.2437004
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