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■--ロシアのウクライナへの侵略
++ タク (社長)…2369回          

プーチン大統領は開戦時、2週間くらいで戦闘を終える予定だったようです。だが、ウクライナの国民が、あまりにも愛国心が強く抵抗が激しかった為、制圧が簡単ではなかった。プーチン大統領の目的は、ゼレンスキー大統領を退任させ、傀儡政権を樹立し秘密警察の目を光らせ、自由も民主も富も全て奪いとることでしょう。

そのことをウクライナ国民は身をもって知っているから毅然と戦っているのです。ウクライナとロシアの戦闘は、市街戦となっています。犠牲者が、多数出ています。1日あたり、国民の犠牲者が約500人、うち子どもが40人くらい含まれていると言います。

NATOは、2022年8月からウクライナにミサイルの配置をする計画でした。この計画を知ったプーチン大統領は、核ミサイルが配備される前に、ウクライナへの侵略を決意したというものです。仮に、ウクライナにアメリカのミサイルが配備されたら、モスクワまで約400km、3分で着弾し、ミサイル防衛網は効かないのです。

一方、モスクワからアメリカ本土までは、その20倍の8000Kmです。ロシアからの報復の核ミサイルが、アメリカに届く60分の前に、ロシアが約3分で壊滅してしまうのです。キューバ危機の逆バージョンのようなものです。核を持ち合うことによる大国間の抑止力は効かなくなり、ロシアの核兵器が、無効になるのです。

ウクライナに、核ミサイルが配備された瞬間にロシアは、アメリカの軍事的な配下になります。対抗手段がなくなるからです。アメリカの核ミサイルのウクライナへの配備計画があったのかどうかは、不明です。あったとしても、トップシークレットであり、大統領がいわない限り、明らかになることはないでしょう。

ロシアはアメリカを非難し続け、アメリカは否定を続けるのです。現代の核戦争は核兵器を実際に使用することでなく、敵国の首都に近いところへの、ミサイル防衛網の効かない近隣地への核ミサイルを配置することでしょう。

世界の核兵器数、2021年1月、広島県とストックホルム国際平和研究所の調査によると、アメリカが配備した核弾頭は1800発、ロシアが1625発、イギリスが120発、フランスが280発、中国、インド、パキスタン、イスラエル 、北朝鮮は不明です。
.. 2022年03月15日 08:07   No.2425001

++ タク (社長)…2370回       
プーチン大統領は、ゼレンスキー大統領が退任または逃亡すれば、傀儡政権を立てることが出来ると考え、侵攻2日目に、クーデタを促すメッセージを、ウクライナ国民に発しました。ロシア軍19万人では、ウクライナ全土を制圧はできないでしょう。

ゲリラ戦が長引き、犠牲が増えることは、国際世論が許さないことでしょう。ロシア国内の世論でもプーチン大統領の体制にとって、不利になります。ゲリラ戦の戦局が不利になれば、各地の原子炉を破壊し、ウクライナ一帯と東欧の一部、そしてロシアの西部を放射性物質で汚染するチェルノブイリの戦略まで考えているのではないでしょうか。

.. 2022年03月15日 08:14   No.2425002
++ 山崎久隆 (社長)…1318回       
チェルノブイリ原発の外部電源復旧確認できず
 | ザポリージャ原発は2基が稼働中
 | 保障措置システムの停止はザポリージャ原発では復旧
 | 福島第一原発事故と同様に交代できない職員が苦闘
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

☆ 3月10日の【IAEA第17報】と3月11日の【第18報】を
 合わせて 紹介します。

◎ ザポリージャ原発は現在のところ二基が運転中で、電力も供給され
ていると見られます。
 しかしながらチェルノブイリ原発では、電力復旧はベラルーシの外部
電源が復旧したと報じられていますが、依然として電力供給は出来て
いないと見られます。
 また、核物質防護にも大きな影響を与えるIAEA保障措置システム
の停止は、ザポリージャ原発では回復した者のチェルノブイリ原発では
未だ復旧していないとのこと。
 さらに、発電所職員の勤務交代が出来ず、同じ人がずっと勤務を
続けているといいますから、過酷です。

◎ 条件は異なりますが、地震と津波、さらに爆発にまでさらされ、
長期間交代メンバーが到着しなかった東電福島第一原発事故を
思い出します。
 3基がメルトダウンし、1基が爆発で破壊された福島第一原発事故と
同様の厳しい状態にウクライナの原発が置かれている現状であると
したら、11年も経て、今ウクライナで福島第一原発事故が再現されて
いると思えて仕方がありません。

 おそらく、福島第一原発事故に遭遇し、死を覚悟した職員と同様に、
死を覚悟しながら放射能汚染を再び繰り返すまいと勤務している
ウクライナの労働者の置かれている状況に、胸が痛みます。
 以下、抄訳です。

☆ 3/10【IAEA第17報】抄訳

◎ ロシアが管理下に置いたチェルノブイリ原発が外部電源を喪失した
翌日、ウクライナ政府は国際原子力機関(IAEA)にチェルノブイリ
原発からのあらゆる連絡が途絶えたと伝えた。グロッシ事務局長が
明らかにした。
 また、事務局長は電力が復旧したという報告も把握しており、
確認を求めていると述べた。

.. 2022年03月16日 05:03   No.2425003
++ 山崎久隆 (社長)…1319回       
 通信途絶前の情報によれば電力線は損傷しており、送電網から遮断
されているという。
 電力供給のため非常用ディーゼル発電機の燃料を継続輸送する必要
がある。
 電力は使用済核燃料や水質管理、化学水処理など安全上重要な
システムに供給されており、一方、放射線監視や換気システム、通常の
照明などの機能が維持できない。

◎ しかしながら第16報で報告されたように、使用済燃料施設の
冷却水の量は、電力供給がなくても自然循環状態でも熱除去を維持
するのに十分であり、送電網遮断は様々な放射性廃棄物の管理施設が
ある原発の本質的な安全機能には、重大な影響を及ぼさない。

◎ 規制当局による使用済燃料貯蔵施設の安全分析報告書は、
ディーゼル発電機などの非常用電源から供給される電力を含む全電力
喪失の場合「本質的な安全システムへの影響はない」と結論づけたと
述べた。

 また、使用済燃料貯蔵プールの構造及び系統に損傷がなく、本来の
機能が維持されていることも確認できた。
 非常用電源が失われた場合でも、使用済み燃料プールの水位と温度を
監視することは可能だと当局は述べた。
 しかし、施設内の換気が不十分なため、放射線安全状況が悪化して
いる中で作業を実施することになる。また、運転時の放射線安全手順
に従うことも今はできない。

◎ 2月24日にロシア軍が制圧した前日から、交代することができて
いない。
 チェルノブイリ原発の職員の状況の悪化と疲弊について、事務局長は
警鐘を鳴らした。
 ザポリージャ原発の電源状況は、第16報で報告されたものから
変更はない。
 このサイトには、4本の高圧送電線(750kV)の外部電力と、待機
状態の電力線がある。4本のうち2本が破損しているため、現在は
2本の電源ラインに加えて1本が待機状態だ。
 事業者は、原発が必要とする電力は、一系統の電力線で十分供給
できるとIAEAに伝えている。さらに、ディーゼル発電機は予備
電力を供給する準備ができており、待機している。

.. 2022年03月16日 05:09   No.2425004
++ 山崎久隆 (社長)…1320回       
◎ しかし、同プラントのもう一つの課題として、現状では、必要な
予備部品や設備、専門職員を現地に派遣して計画的な修理を行うこと
ができず、1号機の補修作業は、プラントの運転手順書で要求される
最低限のレベルまで減らされている。
 第16報で報告された、チェルノブイリ原発及びザポリージャ原発の
放射性物質及び活動を監視するために設置された保障措置システムから
の遠隔データ伝送の喪失に関して、IAEAはこれらの設置された
監視システムとの通信を再確立することができていない。


☆ 3/11【IAEA第18報】抄訳

◎ ウクライナ当局は、ロシアが支配するチェルノブイリ原発の敷地へ
の外部電力供給を復旧するため、損傷した電力線の修理を開始した
ことを国際原子力機関に報告したと、グロッシ事務局長は本日
発表した。
 3月10日の夜に始まった作業で一区画の修理には成功したが、まだ
電力は供給されておらず、その他の場所も損傷があることを示している
と規制当局は述べた。原発敷地外の厳しい状況にも関わらず、修復作業
は継続するという。

 非常用ディーゼル発電機は3月9日から現場に予備電力を供給して
おり、規制当局は施設に新たな燃料が供給されたと報告した。
 しかし、電力線の早期修復は極めて重要である。

◎ また、チェルノブイリ原発を管理する上での課題に加えて、規制
当局と現地の通信は3月10日に切断された。
 その結果、施設での放射線モニタリングに関する情報をIAEAに
提供することが不可能となった。
 それでも、規制当局は、発電所の敷地外の上級管理者を通じて、
現地の状況に関する情報を引き続き受け取っている。 (中略)

◎ チェルノブイリ原発の職員はますます困難な状況に直面している。
 211人の技術要員と警備員は、実質的に2週間以上現場で暮らしている
と当局は述べ、食糧備蓄の確保についても、懸念を表明した。(中略)

.. 2022年03月16日 05:17   No.2425005
++ 山崎久隆 (社長)…1321回       
 ザポリージャ原発では、ロシア軍が6基の原子炉を有するウクライナ
最大の原発を制圧した3月4日の事件の後、損傷した訓練センターや
他の場所で見つかった不発弾を探知し、処理する作業が進行中であると
規制当局は述べた。
 また、工場を運営するスタッフは日常業務に支障をきたすことなく、
通常のスケジュールに従って交代勤務をしているという。
 しかし他国の軍隊が存在することは、労働者の士気に影響を与え、
プレッシャーとなっていると付け加えた。

◎ 規制当局は発電所との連絡は維持しているが、IAEAは
ザポリージャ原発管理部門に接触するのに苦労している。
 ハリコフ市では、以前にも被害を受けた原子力研究施設が、さらに
被害を受けたと当局は述べた。この施設は、医療および産業用途のため
の研究開発および放射性同位元素製造に使用されていた。
 核物質は未臨界であり、放射性物質の保有量は非常に少ないため、
IAEAは損傷が放射線学的影響を及ぼさないであろうと推定した。

◎ とはいえ、IAEAは武力衝突の際にウクライナの核施設が直面
するリスクを改めて強調し、同国の核のセキュリティを確保することを
目的としたグロッシ事務局長の取り組みの緊急性を強調した。

◎ また、ウクライナの原発稼働状況については、ザポリージャ原発
2基、リヴネ3基、フメリニツキー1基、南ウクライナ2基など、
15基の原子炉のうち8基が稼働を続けているとした。
 放射線量は正常だった。

 更新16で報告された、放射性物質や原発の活動を監視するために
設置された保障措置システムからの遠隔データ送信の部分的喪失に
関して、IAEAは、ザポリージャ原発からは復旧したが、チェルノ
ブイリ原発からはまだ復旧しておらず、南ウクライナ原発からの
データ転送には一定の問題があったと述べた。

 ※≪事故情報編集部≫より
  この文章は、3月13日受信です。

.. 2022年03月16日 05:23   No.2425006
++ 山崎久隆 (社長)…1322回       
チェルノブイリ原発の現状…電源復旧
 | 非常用ディーゼル発電機の燃料が輸送された
 | ロシアはザポリージャ原発を接収…ロシア側は否定
 | 3/12【IAEA第19報】抄訳
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

 3月12日の【IAEA第19報】を紹介します。
 日本時間12日土曜日の時点のIAEA声明から一部を紹介します。
 この段階では、チェルノブイリ原発に電力が戻り、それをIAEAが
確認しています。
 ロシア側は現地に技術者を送ったとしていますが、接収したことに
ついては否定しているようです。

☆ 3/12【IAEA第19報】抄訳

◎ ウクライナ規制当局は国際原子力機関に対して、ロシアが国営企業
ロスアトムの管理のもとでザポリージャ原発の完全かつ恒久的な管理を
行う計画であると伝えた、と、グロッシ事務局長は述べた。
 これについては、後にロシア政府が否定した。

◎ ウクライナの原発を運営するエネルゴアトムのペトロ・コティン
社長は事務総長への書簡で、約400名のロシア兵が「敷地内に常時
滞在している」と述べ、原発がロシア軍司令官の管理下にあることを
確認した。
 その上、発電所の管理者は、技術的な問題を含む、運用上の問題に
ついては全てロシア軍と調整する必要があると述べた。原発の職員は
定期的に交代していることが確認され、ロシアの技術者が数日前に現地
の放射線状況を評価するために現地に到着したことを
付け加えた。(中略)
 3月12日早朝に行われたグロッシ事務局長との電話会談で、ロス
アトムのアレクセイ・リハチョフ最高経営責任者は、ザポリージャ原発
に少数の同社専門家がいることを認めたが、ロスアトムが操業管理を
行っていることも、発電所をロスアトムの「管理体制」の下に置く
ことを意図しているとの指摘も否定した。

◎ ウクライナ規制当局は、今日の定期的な技術的報告で、
ザポリージャ原発の電力供給状況はここ数日変わっていないと
IAEAに語った。
 ここには高圧送電線(750kV)の外部電源系統が4回線あり、さらに
予備として1回線ある。4回線のうち2回線が破損している。
 事業者は、原発の外部電源として必要となる電力は、回線1本で
供給できることをIAEAに報告した。ディーゼル発電機も予備電力を
供給する準備が整い待機している。

 

.. 2022年03月16日 05:30   No.2425007
++ 山崎久隆 (社長)…1323回       
 ロスアトムのリハチョフCEOは、現場の電力供給状況を確認し、
停電した送電線を復旧する作業は行っているが、既存の電力供給を
危険にさらすことにはならないため、予備ディーゼル発電機用の追加
燃料供給が必要になった場合に備えて導入されると述べた。
 また、同工場の他の備品も納入されるだろうと付け加えた。

◎ なお、ロシア政府は、本日IAEAに対し、「ザポロジスカヤ(
ザポリージャのこと)及びチェルノブイリ原発の管理及び運転は、ウク
ライナの運転要員が行っている。ロシアの専門家数名からなるグループ
が協議の上で支援を行っている。
 技術支援の枠組みの中で、原発の安全かつ安定した運転を確保する
上で、発電所での最優先課題が決定されている。
 また、ロシアの専門家の協議の上で、チェルノブイリ原発の電力供給
の復旧及びザポロジスカヤ原発の核物質防護システムの復旧が現在
実施されている。
 ロシアは、ウクライナの原発の安全かつ安定した運転を確保する
ために行っている措置を実施する一方で、IAEAとの緊密な連携を
維持している」と正式に通知した。(中略)

◎ ウクライナ規制当局は、チェルノブイリ原発の状況について、
損傷した送電線を修復する努力は続けられているが3月9日以降、電力
供給は停止したままだと述べた。
 1986年の事故現場の使用済み燃料貯蔵施設を含む安全に関連する
システムにディーゼル発電機が引き続きバックアップ電力を供給して
おり、3月11日に追加燃料の搬入があったという。

◎ 今日行われたグロッシ事務局長との電話会談の中で、ロスアトムの
リハチョフCEOは新たなディーゼル燃料輸送に関する情報も提供し、
近くのベラルーシからチェルノブイリ原発に電力線を延長することも
できると述べた。ロスアトムの複数の専門家が現地に
いるという。(中略)
 また保障措置に関しては、今週の数日間、IAEA本部に伝達する
ことができなかったザポリージャ原発の全データを回収することが
できたことを確認した。
 チェルノブイリと南ウクライナの現場に関する新しい進展はない。

◎ 以下に、ウクライナ規制当局のツイッター情報も付け加えます。

.. 2022年03月16日 05:36   No.2425008
++ 山崎久隆 (社長)…1324回       
 電力系統では、ザポリージャ原発の2基が稼働している。3月7日
から、6号機が緊急修理を開始した。その理由は、ロシア軍による砲撃
で損傷したこと。原発サイトおよび周辺地域の放射線の状況変化は
記録されていない。
 高圧送電線のうちザポリージャと南ドンパスを結ぶ回線は損傷により
切断されたまま。
 原発に近接したエネルゴダールの町の店舗には食料を搬入すること
はできない。物資は1日分のみ残っているという。

 ※≪事故情報編集部≫より
 この文章は、3月15日受信です。

.. 2022年03月16日 05:42   No.2425009
++ 山崎久隆 (社長)…1325回       
チェルノブイリ原発の外部電源が復旧
 | しかし直後にまた遮断し、再度復旧と不安定
 | ザポリージャ原発で爆発があったと報告
 | チェルノブイリ原発では交代できない職員が苦闘
 | 3/13【IAEA第20報】と3/14【第21報】
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

【IAEA第20報】(2022/3/13)と
【IAEA第21報】(2022/3/14)については、大きな状況の変化が
ないため、まとめて抄訳として紹介します。

「1」【IAEA第20報】(2022/3/13)

◎ ウクライナ当局は3月13日、ウクライナの専門家チームがチェルノ
ブイリ原発を送電網に接続している損傷した2本の電力線のうちの
1本を修理したと、グロッシ事務局長は述べた。
 ウクライナの原子力会社エネルゴアトムのペトロ・コティン社長
から、損傷した2つの送電線のうちの1つを修理し、すべての外部
電源を供給できるようになったとの知らせを受けた。

◎ 一方で、ウクライナの規制当局は、チェルノブイリ原発の職員が、
3週間近く休みなく働いた後であり肉体的、精神的疲労が蓄積している
ことから安全関連機器の修理と保守を、もはや行っていないとIAEA
に報告した。
 規制当局によると、211人の技術要員と警備員は、ロシア軍が侵攻する
2月24日の前日から交代することができず、また、事故後に設置された
立ち入り禁止区域の外にスタッフを移動させることについても、安全上
の懸念を表明している。
 規制当局は、職員との直接の連絡は取れないが、敷地外にいる原発の
管理者から情報を受け取っている。

.. 2022年03月17日 05:37   No.2425010
++ 山崎久隆 (社長)…1326回       
◎ グロッシ事務局長は、施設の職員が直面している悲惨な状況は、
施設からの通信関連の継続的な問題や、現在は解決されているものの
電力供給問題と相まって、ウクライナの原発の安全とセキュリティを
確保することを目的としたIAEAの取り組みをさらに差し迫った
ものにすると述べた。
 IAEAは、今月初めの理事会で事務局長が示した原子力安全に
不可欠な7つの柱に基づき、支援のための詳細な技術提案を作成
している。
 原子力施設の物理的健全性、不当な圧力を受けずに意思決定を行う
ことができる運営スタッフ、外部電源の確保、および規制当局との
信頼性の高い意思疎通を含め、こうした重要な要素が2月24日に
始まった戦闘で、危険にさらされたり、困難に直面したりしている。

◎ また、ウクライナの規制当局は本日、事故で汚染されたチェルノ
ブイリ原発の立ち入り禁止区域において自然火災が頻繁に発生する
毎年恒例の「火災シーズン」に先立ち、同区域の状況を綿密に監視
しているとIAEAに報告した。
 規制当局はまた、IAEAに対し、ザポリージャ原発の訓練施設が
3月4日に損傷を受けていたこともあり、同原発に対する独立した
規制上の安全監視を現地で行うことはもはやできないと述べた。
だが、7つの安全の柱の重要な要素である、現場と常に連絡が
取れていた。


「2」【IAEA第21報】(2022/3/14)

◎ ウクライナの専門家チームがチェルノブイリ原発を送電網に接続し
ている損傷した2本の電力線のうちの1本を修理した翌日、外部電力
供給を再開するための取り組みは継続していると国際原子力機関
(IAEA)に報告した、とラファエル・マリアノ・グロッシ事務局長
は述べた。
 ディーゼル発電機は、3月9日に外部電源をすべて失って以来、
予備電力を供給してきた。

◎ ウクライナは3月13日に同国の専門家らが送電線の1本を修理した
ほか、翌朝には同原発をウクライナの電力網に再接続すると発表した。
 しかし、ウクライナの電力系統運用者であるウクライナ電力公社は
本日早く、送電線が完全に復旧する前に「占領軍」によって再び損傷を
受けたと発表した。
 この日遅く、規制当局はIAEAに対し、13:10に外部電源は再度
復旧し、チェルノブイリ原発の職員は原発を系統に再接続するための
作業を再開したと述べた。
 

.. 2022年03月17日 05:44   No.2425011
++ 山崎久隆 (社長)…1327回       
 また、現行のディーゼル燃料備蓄は3月15日の夕方まで持つ、と
当局は述べた。

◎ この電力供給問題は、運転中の原発4基を含む、ウクライナの
すべての原子力施設の安全とセキュリティを確保するためにIAEAが
提案した枠組みに合意し、実施する緊急性を強調している、とグロッシ
事務局長は述べた。
 IAEAは、ロシア軍がザポリージャ原発の現場で爆破を実施した
との報告を把握しており、ウクライナからの情報提供を求めている。
 ロシア軍が現場を制圧した3月4日の事件を受けて、当局は以前、
損傷した訓練センターや原発の他の場所で発見された不発弾を検出し、
処分するための作業が進行中であることを当局に報告していた。

.. 2022年03月17日 05:51   No.2425012


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