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■--コロナ禍の経済成長
++ タク (社長)…2290回          


新型コロナウイルスの感染拡大の終息が見えてきません。この状態とは対照的に、世界の株式市場は株高だと、木野内栄治氏(大和証券理事)が語っております。スペイン風邪が世界的に猛威を振るったのは1918年から1919年にかけてです。

アメリカの株価指数であるダウ平均は、この時期までの10年以上も100ドルを超えないくらいの相場が続いていました。しかし、スペイン風邪のパンデミックの後、1929年に381ドルとなるまで上昇していきました。

2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)と中国の上海総合指数、2009年の新型インフルエンザとメキシコのボルサ指数も類似の状況だと木野内氏は指摘しています。パンデミックが起こっている時には、社会経済活動へのダメージに耐えるため、金融緩和が実施されました。金融緩和政策は長期間継続されることが多いという実態があります。

今回の新型コロナ禍により、世界の様相は大きく変わりました。人との接触を極力避けるため、テレワークやオンライン会議を取り入れた企業が急速に増えました。外出を控えるために、通信販売での購入が増え、宅配ビジネスの利用がさらに広がりました。さらに、キャッシュレス決済の導入も進んだように思います。

これらは、新型コロナ以前から存在していた技術やサービスで、今と比べてどれも以前はそれほど普及していませんでした。新型コロナ禍をきっかけに大きな変化が起こり、より効率的な、より便利な仕組みの導入が進みました。ここで生まれた変化が、今後の経済成長にとって、大きな原動力になる可能性があります。

第一次大戦後に起こった未曾有のインフレによるドイツの不景気のケースもありますが、通常、戦勝国も敗戦国も、戦後には急激な経済成長をしています。パンデミック下でも同じことが言えるかもしれません。

スペイン風邪は全世界で5000万人亡くなったと言われています。第二次大戦は約8000万人が犠牲になりました。大きな代償を払って、経済は成長するのかもしれません。(参考)パンデミックが生む長期株高、過去の歴史が再現か。木野内栄治氏。
.. 2022年01月14日 07:43   No.2379001

++ 田室武勝 (幼稚園生)…1回       
近くの山頂を破壊して大規模な風力発電
 | 年賀状の紹介 (その2)
 └────  森瀧春子(広島市)

頌春 2022年元旦
新しい年の初めにあたり皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 田室は、相変わらず田舎通いをしています。
 昨秋は農業倉庫の横の柿を熊が全部たべました。
 今、近くの山頂を破壊して大規模な風力発電が行われようと
しています。
 二酸化炭素を酸素に変える自然を破壊して脱炭素社会でなく企業の
利益のために行われようとしている。
 急峻な山頂の破壊は土砂災害を招く。水資源を奪う。熊などの
生息地を奪い、ますます人里へやって来るようになる。
 日暮れになると何もできない。農地の維持が難しくなってきました。

 大変な毎日でしょうがどうかおすこやかに。

.. 2022年01月15日 08:30   No.2379002
++ タク (社長)…2291回       
自然免疫を壊す遺伝子ワクチン
政府は3回目のワクチンを打つようにと言いますが、遺伝子ワクチンを何度も接種すると、自然免疫が破壊されて免疫不全の状態になると多くの医師が警告しています。そうなるとコロナウイルスに感染しやすくなり、コロナ以外の様々な病気にも罹患することにより、エイズのような症状を引き起こしやすくなります。

そのような指摘が世界の研究所や医師・科学者から発信されています。遺伝子ワクチンが接種後2カ月で効果を失うものであることは、ワクチンを接種した方がオミクロンに感染していることにより、すでに解っている事でしょう。接種で作られた免疫が体内に根づかず数週間で消えるので、繰り返し接種することが欧米で義務づけられ始めています。

しかし、mRNAワクチンを追加接種し続けると、自然免疫が損傷し、追加接種で得られた免疫の増強分が数週間で失われた後、免疫全体の強さが接種前より弱くなってしまいます。ドイツ政府のロベルトコッホ研究所の調査によれば、接種した国民の96%が平均的な免疫の総量が接種前より12.3%低下していることが解りました。

これは、接種を勧めている国の感染者が減らないのはこの為でしょう。接種を繰り返すほど逆にコロナウイルスに感染しやすくなる傾向です。接種の繰り返しで自然免疫が損傷するからコロナ感染しやすくなっている可能性が高いのです。また、世界各地で、ワクチン接種が進むほど死亡率が高くなっていることです。

オミクロンとなり、病気としての重篤性が大幅に落ちました。新型コロナウイルスはもともと風邪程度の病気が政治的に誇張されて大騒動になったものです。咽頭にウイルスが付着しても、ほとんどの人は発症どころか感染すらしないだから、もう人類はコロナワクチンを打つ必要がないのです。しかもワクチンは効かないのです。

接種した人の方がコロナに感染しやすくなってしまいます。だが、欧米諸国は接種の強制を強めています。世界の68か国を調べたところ、イスラエルなど接種率が高いところほど感染率も高い場合が多いのです。接種率と感染率との間には相関性がないと、米政府の研究も認めています。

.. 2022年01月15日 09:29   No.2379003
++ タク (社長)…2292回       
デンマークやドイツなどの研究では、接種率が高いほど陽性率も高くなるという相関性が見られます。接種を繰り返すと自然免疫が低下して感染しやすくなるのです。感染を減らすはずのワクチンが感染を増やしているのです。コロナワクチンは史上最大の薬害です。すぐに接種をやめるべきなのですが、現実は小さな子供にまで打とうとしています。
.. 2022年01月15日 09:35   No.2379004
++ タク (社長)…2293回       
医者に接種を諦めさせた女性
医者である志賀貢先生が、なぜワクチン接種に二の足を踏んでいるか、ワクチンを打たないのか打てないのか、を語っています。2021年に入って医療従事者からワクチン接種が始まると決まったころは、診療所のスタッフからは、何をさておき、経営者でもある高齢の院長から打ってほしいという声が聞こえてきたと言います。

ところが、ワクチン接種が進み、ワクチンとは因果関係が不明な死亡者が続出し始めると院内の空気は一変しました。そして、その亡くなった人の数が500人を超えるころになり、80代、90代の高齢者に死亡者が集中しているというニュースが流れ始めると、院長もワクチン接種は急がないほうがいいのではないか、という声が多くささやかれました。

志賀貢先生もこのニュースには、正直言って落胆してしまったと言います。同世代の人が短期間のうちに次々に亡くなっていくというのは、決して気分のいいものではありません。どうしたものかと、院長室で考え込む日が続くようになりました。

その気落ちした姿に同情したのでしょうか、院長秘書のIさんが、「先生、私も今回はワクチンを辞退しますから、そんな淋しそうな顔をしないでください」と慰めてくれるようになりました。彼女は志賀貢先生と同じ北海道生まれで献身的に私の仕事に協力してきた女性です。志賀貢先生は彼女の言葉に慌てました。コロナ感染への道連れにはできません。

何としても打たせたいと思い、説得しようとすると、彼女は意外なことを打ち明けました。Iさんは25歳のときに上京して、役所勤めのご主人とは32歳のときに結婚をしました。その後、2人の男の子に恵まれました。しかし、横浜での夫婦共稼ぎ生活は大変だったようです。その夫婦と二人の子どもの暮らしを、10年以上支えてくれたのは夫の母でした。

Iさんに傾けてくれた愛情は、語りつくせないほどで、今も義母の姿を見る度に思わず涙があふれてしまうそうです。おそらく義母の援助がなければ、今の生活はなかったでしょう。その母が90歳の坂を超えた3年前から、認知症の症状で悩むようになりました。

.. 2022年01月16日 08:47   No.2379005
++ タク (社長)…2294回       
同居を始めたIさんたちが目を離すと、家を飛び出してよく転倒し、病院通いが続くようになりました。高齢者の介護は想像以上に大変です。しかし、病院通いの付き添いから、三度の食事の世話まで、Iさんは仕事をパートに切り替えて母親中心の生活を続け、面倒を見ています。

「もし私がワクチンを打って倒れるようなことがあると、母は生きていけません。絶対に最期まで母の面倒を見て、あの苦しかったころの助けてくれた気持ちに報いたいのです。だから私は死ねません」

そう言って彼女は目に涙を浮かべながら、最後にこう付け加えました。「先生を一人ぼっちにはしませんから、安心してください。私もワクチンは打ちません。これで少しは先生も心強くなったでしょう?」

この話を聞いた病棟師長は、涙声になり顔を両手で覆い肩をふるわせました。彼女も志賀貢先生と同じ道産子で、早くからこの横浜の地で、志賀貢先生の片腕として働いてくれています。おそらく師長にも、たった一人故郷に残した母親がいることを思い出させたのでしょう。

「先生、じつはお願いしようと思っていたんです。今回の医療従事者優先枠のワクチン接種は控えて下さい。それは病棟スタッフ全員の気持ちです。もし、今ここで先生が倒れると、診療所はその瞬間に終ってしまいます。大変でしょうけれども、ワクチンは諦めて、今までと同じように自粛を心がけ、頑張ってください。」

「それが診療所のためでもあり、患者の命を守る先生の気持ちを貫く道だと思います。偉そうなことを言ってごめんなさい。でも先生のそばには秘書のIさんのほかにも、もう一人ワクチンを打たない強い味方がいます」

それは誰のこと?という志賀貢先生の問いに、師長はニッコリと笑って自分を指さしながら、「私です。私はBMIがちょっと高くて太り過ぎなのです。このとおり」と一回転して見せ、「だから打ちません。先生の道連れです。安心してください」

その師長の言葉で、志賀貢先生はワクチンを打たない不安を吹き飛ばしました。思わず握手を求めると、師長はその手を強く握り返してくれましたが、頬には幾筋もの涙の川ができていました。コロナワクチン3回目打ちますか。医者の私が接種しない理由。医学博士・志賀貢/幻冬舎、参考。

.. 2022年01月16日 08:53   No.2379006
++ 柳田 真 (社長)…698回       
トンガ沖噴火、世界的寒冷化で食糧危機
 | 日本で同規模発生リスク…島村英紀氏・談
 | 原発推進の口実にさせてはいけない
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

◎南太平洋トンガ沖で発生した海底火山の大規模噴火は、噴煙の高さが
なんと、20kmまでも上がり、範囲は半径240kmも広がったとされる。
 今後、大気中に粉塵(ふんじん)が長時間とどまり、太陽光を遮断する
ことで地球が寒冷化する危険がある。
 1991年のフィリピンルソン島のピナツボ火山の噴火の先例では、
当時の噴煙が成層圏まで上がり、太陽光を遮断したために1993年頃
まで「冷夏」におそわれた(寒冷化→食糧危機の心配)。

◎たんぽぽ舎のメールマガジンに、地震関連の原稿の転載を了承されて
いる武蔵野学院大学の島村英紀特任教授は、「夕刊フジ」で次のように
述べている。

 引用開始…今回の噴火の規模について、「噴煙は日本の関東全体を
覆うほどの大規模で、非常に珍しい」と解説するのは、夕刊フジで
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(毎週木曜)を連載する
武蔵野学院大の島村英紀特任教授。島村氏は「トンガも日本の本州南部
の火山島も太平洋プレートに関係しており、昨夏に海底噴火があった
福徳岡ノ場や、伊豆諸島南部の明神礁などで同規模の噴火を起こす
可能性も充分にある。その場合、列島の太平洋岸に3から5メートルの
津波が押し寄せるリスクがある」との見方を示した。…引用終了
           (1月17日発行「夕刊フジ」3面より抜粋)

◎1月17日の朝日新聞の報道と社説はこの問題にあまり詳しくない。
 社説も「謎解明し今後にいかせ」であり、参考にほとんどならない。
「経験をはるかに超える事態が起きることを、今回の噴火は事実を
持って示した」という一般論だけだ。
 もっと掘り下げた記事がほしい。

◎太陽光発電が、今後困難になることが予想され、「今こそ原発の
推進を」の危険な声が推進側から聞こえてくる。
 こういう声に反対し、老朽原発ただちに廃炉、東海第二原発の今秋の
再稼働反対で、闘おう。
 私たちも地震・噴火・津波についてもっと勉強の機会を増やそう。
 温暖化の心配でなく、寒冷化(食糧危機)の心配についても学びたい。

.. 2022年01月18日 05:03   No.2379007
++ 木原壯林 (部長)…212回       
台湾の第四原発に関わる公民投票(国民投票)で
 | 稼働反対派が勝利!
 | ドイツでは残る3カ所の原発が本年末に停止する
 | これに続き日本では「老朽原発このまま廃炉!」を
 | 勝ち取りましょう!
 └──── (老朽原発うごかすな!実行委員会)

 原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
 2022年になりましたが、関西電力が昨年運転を画策した老朽原発・
美浜3号機、高浜1、2号機は停止したままです。
 「老朽原発うごかすな!」行動の成果とも考えられます。
 度々の多様な行動にご参加、ご助力をいただき、有難うございました。

 今年は、「老朽原発このまま廃炉!」を勝ち取る正念場の年です。
 原発全廃に向けた大きなうねりを作りましょう!

 ところで、12月18日、台湾で、貢寮(ゴンリャオ)に建設中の第四
原発に関わる公民投票(国民投票)が行われ、稼働反対派が
勝利しました。
 日立・東芝・三菱が原子炉を輸出した第四原発は稼働せず、台湾は、
2025年原発ゼロ、アジア初の脱原発に向かいます。
 一方、昨年末12月31日にはドイツが最後に残った6カ所の原発のうち
3カ所を35年ぶりに停止しました。
 残る3カ所が停止する本年末には、ドイツから稼働する原発がなく
なります。
 いずれも40年以上にわたる粘り強い闘いの成果です。
 私たちもこれに続きたいものです。

.. 2022年01月18日 05:09   No.2379008
++ 山崎久隆 (社長)…1251回       
「火山噴火を事前予測できる」とする
 | 原子力規制委員会は見解を撤回せよ
 | 地球の反対側で起きた巨大カルデラ噴火で津波 (上)(3回の連載)
 | 日本中の太平洋側で津波警報・注意報発令
 └──── (たんぽぽ舎共同代表)

項目紹介
◎1000年ぶりの巨大噴火
◎海外の情報から    …を(上)に掲載
◎海底火山が引き起こす津波 …を(中)に掲載
◎「空振」の恐ろしさ
◎日本への教訓は  …を(下)に掲載


 トンガ諸島で発生した噴火で、日本など太平洋沿岸諸国にも津波が
到達するなど、大きな影響が世界に広まっている。
 トンガ王国の無人島フンガ・トンガ−フンガ・ハアパイ火山(Hunga
Tonga-Hunga Ha'apai)の噴火は、火山大国日本にも大きな教訓を
示している。

◎1000年ぶりの巨大噴火

 1月15日午後1時過ぎ、昨年来活発な活動を続けてきた火山が大噴火
を起こした。
 噴煙は約20kmまで上がり、2000km以上離れたニュージーランド
でも爆発音が聞こえた。噴火の規模を示す「VEI:火山爆発指数」は
6程度と推定されている。
 これは、近年では最も大きいとされる1991年のフィリピン、ピナツボ
火山の噴火と同程度とみられ、約100億トンの火砕降下物や溶岩を
放出したと見られる。

 日本の火山史上で比較すれば、864年の富士山貞観噴火や1914年の
桜島大正噴火をやや上回る程度と見られる。
 今回の噴火では、日本では最大1.2mの津波(注)が鹿児島県奄美
大島で観測されたが、岩手県久慈市でも1.1mの津波が観測され、
日本列島が北から南まで全域で海面上昇や津波を観測した。これはチリ
沖地震津波以来のことで、火山の噴火では観測例がない。

 また、南米のペルーや北米のカリフォルニアでも1mを大きく超える
津波を観測している。距離的に近いニュージーランドやオーストラリア
よりも遥かに遠い国々で、最大級の海面上昇が起きたことについては、
気象庁は未知のメカニズムによるものとしている。
 なお、「フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山の大規模噴火に伴う
潮位変化について」として報道発表や情報提供をしている。

 (注:気象庁は今回の現象を津波とは発表しておらず、便宜的に海面
上昇に対して津波の警戒網を使って警報を出したとしている。

.. 2022年01月19日 05:22   No.2379009
++ 山崎久隆 (社長)…1252回       
前例の
ない緊急事態に対して、通常の津波警報、注意報の仕組みを使って直ち
に避難を促した点は評価できる。なお、津波注意報は16日14時に全て
解除された。)
 原発の情報としては、東京電力が15日午前0時30分に福島第一原発の
構内で作業していた社員らに高台への退避を指示、14時の津波注意報の
解除を受けて解除している。

◎海外の情報から

 海外の情報では、どのような物があるか。噴火や津波情報は今の
ところ意外なほど少ない。
 トンガからの情報は通信回線の途絶のため届いていないこともあり、
何が起きているかが分からない。

 科学的情報に至っては、日本で参照できる情報はほとんど無いため、
海外の科学情報サイトを見つけた。
 メルボルンに本拠を置く「科学ジャーナリスト The Conversation」の
記事「トンガの火山噴火はなぜこれほど激しいのか、次に何が
起こるのか」から一部を紹介する。
 この火山は、過去数十年にわたり定期的に噴火してきた。2009年と
2014〜15年の噴火では、マグマ・蒸気爆発を起こしている。
 しかし、これらの噴火はいずれも2022年1月の噴火に比べると小さい。
 海中で起きた噴火なのに、なぜこれほどまでに爆発的だったのか。
 マグマが海水中でゆっくりと上昇すると、1200度C程度の温度でも、
マグマと水の間に薄い水蒸気の膜ができる。これが断熱材となり、
マグマの外側を冷やす。

 しかし、火山ガスを充満させたマグマが地中から吹き出すと、この
プロセスは働かない。マグマが水中に急激に入り込むと、水蒸気層が
すぐに破壊され、高温のマグマが冷たい水に直接触れてしまうのだ。
これがマグマ水蒸気爆発を引き起こす。
 火山研究者はこれを「燃料・冷却材相互作用」と呼び、兵器級の
化学爆発に近いエネルギーをもたらす。
 そして非常に激しい爆風がマグマを引き裂き、新鮮なマグマの破片が
高温の面を水にさらして連鎖反応が始まり、爆発が繰り返され、最終的
には火山粒子が噴出し、超音速の爆風が発生する。
 このような非常に大きな噴火は、800km離れたフィジー諸島にも
伝わる強力な衝撃波を発生させた。

.. 2022年01月19日 05:30   No.2379010
++ 山崎久隆 (社長)…1253回       
 フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山はカルデラ火山で、過去の
巨大噴火が2つ明らかになっている。
 最近の噴火としては、65km離れた人の住む最大のトンガタプ島の
火山灰堆積物と放射性炭素年代測定を用いて化学的に照合した結果、
大カルデラ噴火は約1000年前の西暦1100年に起こったことが
分かっている。

 今回の噴火は約1年前から続く噴火の規模を拡大させたもの。
 噴煙の高さは約20kmに達し、約130kmの距離にわたってほぼ
同心円状に広がり、直径260kmのプルームを形成した。
(訳注:北海道ほどの大きさ)

 この爆発力は、マグマと水の相互作用だけでは説明できない巨大な
ものであり、大量のガスを帯びたマグマがカルデラから噴出したこと
を示している。
 この噴火はまた、トンガ全土と隣接するフィジー、サモアに津波
災害を引き起こした。
 衝撃波は何千キロメートルも走り、約2000キロメートル離れた
ニュージーランドでも記録された。宇宙から見ると噴火が始まって
間もなく、トンガタプの空は火山灰に覆い尽くされ、灰が降り注いだ
ことが分かる。
 これらはすべてカルデラ噴火を示唆している。
 津波は爆発の際に大気と海洋の衝撃波が結合して発生したが、
海底の地滑りやカルデラの崩壊によっても引き起こされる。

 これが噴火のクライマックスなのかどうかはまだわからない。大規模
なマグマの圧力が放出されているが、これによりマグマの圧力を安定
させた可能性もある。
 しかし以前に起きた噴火による地質学的堆積物は警告をしている。
これらの複雑なシーケンスは、約1000年間続いたカルデラ大噴火の
各々が、個別の爆発事象を含むことを示している。(抄訳:筆者)

.. 2022年01月19日 05:36   No.2379011


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