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◎ 男性の死を伝えるメディアは <死亡により、動機の解明は困難となる見通し><遺族の代理人の 奥村昌裕弁護士は取材に対し、「刑にも服さず、遺族への謝罪もない まま、自分の思いをわがままに叶え、亡くなった」と容疑者の身勝手さ を批判したうえで、「遺族の『知る機会』がなくなったことは痛恨の 極みだ」と語りました>(12月31日のTBS) <「これまで通り、動機を解明するために色々な捜査をする」。 ◇◇容疑者の死亡を受け、府警捜査1課の幹部は30日夜、報道陣の取材 に淡々と答えた。府警幹部の1人は朝日新聞の取材に、「動機を含めた 事件の全容は推定するしかなくなった。今後、どうすればこうした 事件を防げるか考えるためにも、(死亡は)残念」と話す> (朝日新聞デジタル) <府警は、客観的な証拠の収集で動機などの解明を目指すとともに、 「◇◇容疑者を現住建造物等放火と殺人の疑いで書類送検する方針> (毎日新聞) 朝日新聞は<死亡により、刑事責任の追及はできなくなった。府警に よる事情聴取は実現せず、事件の解明が困難になる恐れがある。 府警は今後、客観的な証拠を積み上げ、容疑者死亡のまま書類送検 する方針だ>と伝えた。 「実名原則」の報道各社はなぜ「府警幹部」などと仮名にするの だろうか。
◎ この事件では、大阪府警は男性の逮捕状を請求していなかったが、 12月19日未明、府警記者クラブ加盟各社に男性の名前を広報した。冨山 浩次捜査一課長は「被害者、ご遺族が被疑者の早期特定を望んでいる。 事案の重大性に鑑みた」と異例の対応の理由を説明した。
日本の報道界は、捜査当局が逮捕したと記者クラブで広報した後に 実名報道するという原則を持っている。報道各社が一斉に男性を実名 報道したのは異例だ。 府警はこの事件で、死亡した25人の身元が判明したとして、12月18日 から2?日にかけ4回に分けて、府警記者クラブに対し、氏名、住所 (市、区まで)、年齢を広報した。
.. 2022年01月12日 05:36 No.2377002
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