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■--東海道中膝栗毛を書いた作家
++ タク (社長)…2240回          


「東海道中膝栗毛」を書いた作家は十返舎一九です。江戸時代後期の作家で浄瑠璃の台本書きや製本業などを経験したのち、こっけい本の人気作家となりました。「東海道中膝栗毛」は特に大人気を得て、21年間、ベストセラー作家を続けました。

十返舎一九は、本名を重田貞一といい、駿河の国(静岡県)の下級武士の家に生まれました。若い頃は江戸へ出て、旗本に使えましたが、長続きしませんでした。その後大阪へ行き、近松余七という名で、浄瑠璃の台本を書き始めましたが、これもうまくいきませんでした。

その後ふたたび江戸へ出た一九は、版元(出版業者)の蔦屋重三郎の世話になり、製本を手伝いました。そのうち一九は、自分でも小説を書こうと思うようになり、1802年、「東海道中膝栗毛」を書きました。

また、さし絵も一九自身でかきました。するとこれが大人気となり、一九はたちまち人気作家となりました。「東海道中膝栗毛」は、大衆に親しみやすい「こっけい本」という種類の作品です。

弥次郎兵衛と喜多八(北八)という主人公がお伊勢参り(伊勢神宮に参拝すること)を思い立って東海道を旅し、その道中で見聞きしたことを、会話中心に面白くおかしく描いた物語です。一九はその後も続きを書き、作品は21年間にわたり、ベストセラーとなりました。
.. 2021年12月05日 08:43   No.2355001

++ タク (社長)…2241回       
茨城県と言う地域は
茨城県という地域は、首都圏にありながら、北海道に次ぐ農業県として、関東平野の東北部の平坦な地域で農業県イコール後進地域のイメージで見られてきました。歴史的・風土的なこと、利根川に遮られ開発の波に曝されてこなかった地形的な関係からでした。

それが富国強兵策とあいまった技術革新と工業化が押し進められた日中戦争の前後から、茨城の地が国策展開の場として利用されるようになって一変します。例えば、満蒙開拓青少年義勇軍訓練所が設置され、青少年に皇国精神、軍事訓練、農業実習などの訓練をおこない、満州へ送り出して行きました。

今でもその拠点となった国民高等学校は残っており、記念行事が開かれています。また、日中戦争の拡大とともに、茨城県内に軍事施設・基地が設置されていき、その数は30か所近くにも及びます。茨城の長い海岸線と首都防衛のために、広大な田畑や平地林が基地として潰されていったのです。ほとんどが強制買収です。

反対すれば家に放火され追い立てられました。これらの軍事基地のなかに百里基地、神の池基地、霞ヶ浦基地の陸軍飛行学校などがあり、今なおその影をおとしています。大東亜戦争が日本の敗戦で終わり、民衆の生活は叩きのめされました。

しかし経済復興に立ち上がる際、戦争で培われた技術とその産業化が大きな役割を果たしたのは皮肉な巡り合わせでした。茨城県の開発の特徴として鹿島臨海工業地帯、つくば研究学園都市・科学万博があり、その尖兵として東海村の原子力開発があります。

これらは一環のものだと考えられますが、こうした開発は地域にどのような影響をもたらしたのであろうか。京葉工業地帯から茨城の日立製作所に繋がるほぼ真ん中あたり、鹿島灘に面して広がる砂丘地帯があります。

日本三大砂丘といわれたこの砂丘地帯を「貧しさからの解放」と「農工両全」をうたった茨城県独自の事業として、1961年から鹿島臨海工業地帯の開発がおこなわれました。以前はみるべき産業もなく、農業も米、麦、落花生などが中心で、生産力もそれほど高くなったのです。

.. 2021年12月06日 05:00   No.2355002
++ タク (社長)…2242回       
地形的なことから掘込式港湾をつくり、住友金属鹿島製鉄所、石油化学コンビナートをはじめ関連企業が建設され、巨大な鹿島臨海工業都市が造成されました。1964年、国の工業整備特別地区と重要港湾の指定を受け、さらに首都圏整備法をも受けて、県から国の事業へと移行しました。1971年、鹿島臨海工業都市が完成したのです。

この鹿島臨海工業都市の真ん中あたりにある神の池は、現在はかつての三分の一くらいの大きさになってしまっているのですが、ここは元海軍航空隊・「雷神」特攻隊の基地がありました。大東亜戦争の最中出撃してアメリカ艦隊へ体当たりし、多くの若い生命を散らしたのです。

この開発事業にともなう土地買収や開発のスローガン「農工両全」に対する反対運動がおきたが、強引な既成事実の前に潰えていきました。開発にともなって移転を余儀なくされた農民は、土地の立ち退き料や補償金など多額な金額を手にしてカネに狂い、「鹿島御殿」と呼ばれる家を建てたり、豪奢な生活に浸り、開発をあてこんだ者たちの誘いにのって賭博に手を出すなど、しだいに荒んだ暮らしに追いやられました。

一方、農業の技術指導も一部の農業団地を除いて十分な成果をあげていないままでした。このような生活の急激な変化と企業の操業にともなう公害の発生によって、住民のうえには様々な問題が覆いかぶさってきています。

茨城県の真ん中あたりに、神聖な山として信仰を集め、万葉の昔から歌われてきた筑波山があのます。その麓に広がる筑波町、大穂町、豊里町、桜村、谷田部町を合併して研究学園都市「つくば市」が造成されました。1963年、国は学園都市建設を筑波山麓に決定し、1965年土地買収を開始しました。

JR東京環状線の内側と同程度の広大な山林・農地が失われていくことに危機感をつのらせた農民は、絶対反対を掲げて運動を起こしましたが、強大な国の権力の前に一つひとつ懐柔され潰されていきました。東京の過密化が深刻化して官庁などの移転が急がれていた。

そして教育・研究機関の移転を決め、東京教育大学を移転すると同時に新たな構想の「筑波大学」として設置し、300もの国公立、民間企業が移転しました。筑波大学は開かれた大学として注目されていましたが、開かれていたのは産・官・学協同に対してでした。

.. 2021年12月06日 05:08   No.2355003
++ タク (社長)…2243回       
研究学園都市の概成とともに「科学万博」が総投資額6500億円を投じて開催されました。そのメインテーマは「人間・居住・環境と科学」でありましたが、テーマとはおよそかけ離れた内容の展示物でした。しかし、この「科学万博」の開催によってつくば研究学園都市は注目を受けるようになったのです。

この「科学万博」の一部跡地に民間のバイオ関連企業が進出し、とりわけ、住宅地に隣接した理化学研究所の「遺伝子組み替え施設・P4施設」は、周辺住民の強い反対があったにもかかわらず強引に設置されました。

広大な農地を潰し完全な人工都市を造成したわけですが、「筑波研究学園都市建設法」による整備計画は、移住してきた人たちの職住一体の市街化を図るばかりで地元住民の生活環境の整備が後回しにされ、在来の住民は不快感を募らせました。こうして新旧住民を棲み分けさせ、新しく造成された団地はきれいに整備されましたが、あまりに人工的にすぎることから住み心地はいいとはいえず評判は悪いと言います。

.. 2021年12月06日 05:16   No.2355004
++ 浅野健一 (社長)…350回       
米軍三沢基地F16戦闘機が燃料タンク2個を地上投棄
 | 「居住地を避け投下」はウソ、住宅地から20mで傍に役場
 | 地元へ連絡は事件3時間後、国・県と協議なしに飛行再開
 | メディアは日本を植民地と見て空を占有する米軍の監視を
 | 「メディア改革」連載第84回
└──── (アカデミックジャーナリスト)

◎ 米軍三沢基地に所属するF16戦闘機が11月30日午後6時10分
ごろ、飛行中に燃料タンク2個を投棄し、そのうち1個が青森県深浦町
の住宅地から約20メートルの道路上に落下した。
 近くに町役場、中学校、寺などがある。もう1個は2日、日本海
沿岸部にある深浦町で見つかった。
 発見場所は山中で、町立中学校から南に約800メートルだった。
 県知事らが抗議した。

◎ この事件で、青森空港は閉鎖され、滑走路閉鎖の影響で、民間
航空機1機が名古屋へ引き返し、青森発大阪行きなど計6便が運航を
見送った。
 死傷者が出なかったが、大惨事になるところだったが、この事件の
報道があまりに少ない。テレビが現場から中継で使えることもあまり
なく、情報番組は取り上げない。2個目のタンクは防衛省提供の
ぼやけた写真しかなかった。

 「野党合同ヒアリングはやらない」と表明した泉健太氏が立憲民主党
の新代表に就任したためか、政権反対党の追及もない。異常だ。
 今日から始まる臨時国会で事件の徹底調査と再発防止策を
議論してほしい。

◎ F16機はエンジンの油圧が下がりパイロットが飛行不可能と
判断し、青森空港に緊急着陸した。NHKはこの事件を「トラブル」と
表現している。米軍は青森県に「戦闘機には近づかないように」と
連絡したという。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211202/k10013371211000.html

 米軍は11月30日午後9時半近くに「緊急着陸に備えてタンク2個を
投棄した」などと防衛省、青森県に連絡した。事件から約3時間半後
だった。日米間では、米軍機の事故が発生した場合は「できる限り
速やかに通報する」と取り決めている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/146184

.. 2021年12月07日 05:18   No.2355005
++ 浅野健一 (社長)…351回       
◎ 米軍三沢基地第35戦闘航空団副司令官のティモシー・マーフィー
大佐は午後11時ごろ、「F16戦闘機が飛行中に緊急事態に陥り、岩木
山近くの人が住んでいない地域に燃料タンク2個を投棄した」「原因
究明に向け綿密な調査を実施する」と発表した。「非居住地域に投棄
した」というのは大ウソだった。

◎ 三沢市によると、米軍のマニュアルでは、飛行中にエンジン
トラブルなどが起きた場合は機体を軽くするために、水面や、家などが
ない地上に燃料タンクを投棄すると定めていることについて説明が
あったという。

◎ 防衛省は1日、在日米軍に対し安全が確認されるまで国内での飛行
を見合わせるよう要請していたが、三沢基地所属の複数のF16機が
2日午後、基地周辺で飛行訓練を再開した。 東奥日報のWeb東奥に
よると、F16機は事故で落下したものと類似した燃料タンクを搭載
して飛行を再開。滑走路上を低高度で飛ぶ「ローアプローチ」を行う
機体もあり、周辺にはごう音が響いた。
 防衛省も事実を認識した上で、「事故原因や安全確保について米側に
確認する」とした。
 防衛省担当者や三村申吾知事は飛行再開について、「安全対策の説明
がないまま飛行を再開したことは極めて遺憾」とし、米軍に説明を求め
ていく姿勢を示した。
 社民県連の今村修代表は2日の県への要請後、記者団に「過去の事件
で根本的な原因を究明できていないから事故が繰り返されるのではない
か。いっそう厳しい対応が必要だ」と強調した。県の担当者は「一歩
間違えれば大惨事につながり得る。県としても厳しく受け止めている」
と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/18840b7c20c6d34bbb32a1fbf02fd4eca5af195f

◎ F16機は青森空港に駐機したままとなっていたが5日午後、
機体の整備・点検が終了したとして空港を離陸。東北防衛局によると、
約15分で三沢基地に帰還したという。
 青森県警、国土交通省が米軍機を捜査、調査した形跡はない。
https://www.youtube.com/watch?v=Encp2zgvSuE

.. 2021年12月07日 05:26   No.2355006
++ 浅野健一 (社長)…352回       
◎ 共同通信がこの事件を最初に報じたのは11月30日午後8時2分の
<青森空港に米軍機が緊急着陸、滑走路閉鎖>と題した青森発の
「番外」だった。
 同8時28分に、<午後6時10分ごろ、米軍の航空機が青森空港に緊急
着陸し、滑走路が閉鎖された。県などによると、けが人の情報は
入っていない。原因は不明>と報じた。
 燃料タンク投棄を伝えたのは同10時21分の「番外」で、<米軍機、
燃料タンク2個投棄か>と題し、<県によると、青森空港に緊急着陸
した米軍機が着陸前、燃料タンク2個を県内に投棄したとの情報が
あり、場所を確認している>と報じた。報道は事件から約4時間半
経っていた。
 同日午後11時23分、<燃料タンク投棄箇所は青森県深浦町と岩木山>
と題した番外で、<防衛省によると、緊急着陸した米軍機が燃料タンク
2個を投棄したのは、深浦町内と同県の岩木山付近>と報道した。

◎ 12月1日午前9時半、<タンク2個を同県深浦町の道路付近と
岩木山(弘前市など)周辺に投棄。深浦町役場の近くでは、金属製
物体と燃料とみられる液体が見つかり、県警が調べている>
<県内では2015年にF16戦闘機が燃料タンクを日本海に、2018年には
湖に投棄。今回は1個が市街地に落ちており、住民の反発が高まるのは
必至だ>と報道した。

◎ 県などによると、町役場周辺の現場では規制線が張られ、油臭が
漂う中、警察官が車を誘導。県防災危機管理課の担当者は「あっては
ならない。引き続き情報収集に努める」と話した。
 共同通信によると、2015年以降の米軍機による「落下」事件は8件も
起きている。三沢基地関係が5件。沖縄県の米軍基地関係が4件。
戦闘機、大型輸送ヘリコプター、オスプレイなどが、窓、操縦席の
カバーの一部、模擬弾、コンテナ、重さ約1.8キロのパネル、水筒
などを学校や住宅地に落下している。

◎ F16機は何を目的に飛行していたのか。何のための訓練なのか。
 マサチューセッツ工科大学のノーム・チョムスキー教授は2002年
11月、私のインタビューに「戦時中、日本人はvermin(害虫)だと
教えられた。そういう意識で、原爆を広島と長崎に落としたのだろう」
と述べた。
 現在の米軍パイロットも、住宅地に巨大なタンクを落とすことを
何とも思っていないのではないか。

.. 2021年12月07日 05:34   No.2355007
++ 浅野健一 (社長)…353回       
◎ 日本が外交・防衛に関しては事実上の植民地で、日米地位協定に
よって、米軍の事件事故に関する捜査権が厳しく制限されている。
 米軍基地は欧州にもあるが、ドイツやイタリアでこんな危険な投棄を
するだろうか。戦勝国の軍隊の兵士は日本人を今も見下していると思う。

 私はフェイスブックにこの事件について2回(1、3日)投稿した
ので、ぜひ覗いてほしい。
 私は投稿で、日本列島では米軍の占領が76年4カ月も続いていること
を思い知らされたと書いた。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100022241222173

◎ 米軍は自国内では住宅地の上空での訓練ができない。日本の空を
事実上管理し、勝手気ままに使っている米軍。
 日本の民間機は非常に狭い空域を飛ばざるを得ない。こんな独立国は
朝鮮戦争が続く韓国以外にない。

◎ 日本が普通の国になるには、米軍の撤退を社会全体で議題にする
べきではないか。
 外国軍の基地が沖縄など各地に存在し、数万の兵士が駐留する
独立国は、アジアでは日韓両国だけだ。
 「美しい国」を希求する保守・中道の政治家・報道人に真剣に
考えてもらいたい。

.. 2021年12月07日 05:40   No.2355008
++ タク (社長)…2244回       
自己防衛のために自然免疫
コロナワクチンを接種すると、これで免疫力は大丈夫、コロナ感染は起こらないと思いこむ人もいるようですが、それは間違いです。一時、ワクチン接種後、銀座や渋谷に繰り出す高齢者の姿が目立つというニュースが流れましたが、じつは新型コロナウイルスは油断できません。

ワクチンを打っても、打つ前と同じように、不織布マスクを着用し、換気と手の消毒を怠らず、人との接触もできるだけ控えなければならないのです。また、栄養や運動、睡眠などに十分に気を使い、自己免疫が低下しないように努力することが大切です。

我々の体には、生まれながらにして細菌やウイルス、あるいは異物などを排除する免疫力が備わっています。これを自然免疫と呼んでいます。この免疫力の主役は、血液の中に存在する免疫細胞たちです。

中でも、細胞の1つであるマクロファージや白血球、NK細胞などがその役目を担います。体内に細菌などが侵入してくると、今あげたマクロファージと白血球が、その侵入者を取り込み、食べて殺生してしまいます。

その他の細胞は、その細胞の働きを助けたり、異物侵入の情報をほかの免疫細胞に伝達したりする働きをします。さらに、自然免疫には、免疫記憶をする働きがあります。最近の研究では、自然免疫でも、抗体がつくられて同じ異物が侵入してくるとそれを記憶していて排除することが分かってきたのです。コロナワクチン3回目打ちますか。医者の私が接種しない理由。医学博士・志賀貢/幻冬舎参考。


.. 2021年12月07日 06:12   No.2355009


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